「761万円のロードスター」という言葉を最初に聞いたとき、正直なところ耳を疑いました。
ロードスターといえば、「安くて軽くて楽しい」というイメージが長年染みついている。それが760万円を超えるとはどういうことか。ところが調べれば調べるほど、このMAZDA SPIRIT RACING ROADSTER 12Rは「高くなっただけのロードスター」ではないことがわかってきました。
抽選申し込みはすでに終了しています。限定200台という枠は、今この瞬間もどこかのガレージに収まりつつある。それでもこのモデルへの検索が続いているのは、「価格に見合う価値があるのか」「中古で狙う価値はあるか」「通常モデルとの差は何か」という疑問が尽きないからではないでしょうか。
この記事では、私Mr.Kが12Rをスペックだけでなく、価値構造・維持費・リセール・そして「誰に向いていて誰に向いていないか」まで冷静に解説します。購入を煽るつもりはありません。ただ、正確に理解してほしいのです。
この記事でわかること!
- MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER 12Rの価格・スペック・装備の全容
- 通常のMAZDA SPIRIT RACING ROADSTERとの具体的な違い
- 抽選終了後の今、12Rを手に入れる現実的な選択肢
- 12Rが向いている人・向いていない人の判断基準
やることはたった一つ。売る前に、自分の車の"いまの買取相場"を知っておくこと。
これだけで、ディーラーとの交渉でも主導権を握れます。
売却するかは相場を見てから決めればOK。無料・最短1分で完了します。
※すでに売却済みの方はスルーしてください。

MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER 12Rとは何か──マツダの「本気」を知る

まず前提として押さえておきたいのは、この12Rがどんな文脈から生まれたモデルなのか、という話です。知らずに「761万円のロードスター」と括ってしまうと、本質を見誤ります。
MAZDA SPIRIT RACINGとはどんなブランドか
MAZDA SPIRIT RACING(マツダ スピリット レーシング)は、マツダが立ち上げたモータースポーツサブブランドです。「走る喜び」を市販車にとどまらず、競技の場で追求し続けるという思想を具現化するために設けられました。
具体的には、スーパー耐久シリーズへの参戦を通じて、ロードスターやマツダ3といった市販モデルを競技車両として走らせ、そこで得たデータや知見を市販車の開発にフィードバックするサイクルを構築しています。これは単なるレースチームの話ではなく、「市販車の走りをモータースポーツの現場で磨く」という開発思想そのものです。
自動車専門家 Mr.KMAZDA SPIRIT RACINGの製品は、いわゆる「特別仕様車」や「限定色」とは本質的に異なります。メーカーが競技活動で得た知見をフルに投入した、コンプリートカーとしての仕上がりが特徴です。
通常の特別仕様車がデザイン・内装・専用色などで差別化するのに対し、MAZDA SPIRIT RACINGの製品は走りそのものに介入するチューニングが核になっています。その頂点に立つのが、今回取り上げる12Rです。
12Rという型式・グレードの意味
12Rのベースは、ND型ロードスターの2.0Lソフトトップモデルです。1.5Lモデルでも、2.0Lハードトップ(ロードスターRF)でもない。この選択には明確な意図があります。
ロードスターの最大の魅力は「軽さ」と「低重心」、そして「オープンエアの走り」です。2.0Lソフトトップはこの三要素を最も純粋に体現しています。RFのハードトップは雨天耐性や静粛性では優れますが、幌の収納機構分だけ重量が増す。1.5Lは軽量で楽しいが、高出力チューニングの土台としては排気量の壁がある。
つまり12Rは、「ロードスターの本質を維持しながら、走りの性能を限界まで高める」という目的に最も適したベースを選んだのです。この判断自体が、12Rの設計思想の誠実さを示しています。
車購入検討者ロードスターRFじゃなく、あえてソフトトップを選んだんですね。それって重要な意味があるんですか?
自動車専門家 Mr.Kそうなんです。サーキットでのタイム短縮に最も効くのは「軽量化」です。幌の収納機構が不要なソフトトップは、その点で有利。走りを突き詰めるなら、ソフトトップが正解なんです。
MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER 12Rのスペック・装備を徹底解説
その気持ち、よくわかります。実際、私も最初はまったく同じ不安がありました。
ただ、"自分の車がいくらなのか"を知らないままディーラーに行くのは、値札を見ずに家電を買うようなものです。
相場を知っているだけで、商談の空気はまるで変わります。
私自身、事前に相場を調べていたおかげで下取り提示額から20万円以上アップした経験があります。
査定したからといって必ず売る必要はありません。
「相場だけ知りたい」でまったく問題ないので、まずは気軽にチェックしてみてください。
※しつこい営業が不安な方は、査定申込時に「メール連絡希望」と記載すると電話を減らせます。


では、12Rが具体的にどんな仕様なのかを見ていきましょう。スペックの数字を並べるだけでなく、「なぜそのスペックなのか」という意図まで読み解くと、12Rの価値がより鮮明になります。
主要スペック一覧
| 項目 | MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER 12R | 通常ロードスター2.0L(参考) |
| エンジン | SKYACTIV-G 2.0(専用チューニング) | SKYACTIV-G 2.0 |
| 最高出力 | 200PS | 184PS |
| 最大トルク | 専用チューニング | 205N・m |
| トランスミッション | 6速MT(のみ) | 6速MT / 6速AT |
| 駆動方式 | FR | FR |
| ボディタイプ | 2シーター・ソフトトップ | 2シーター・ソフトトップ / RF |
| 限定台数 | 200台 | 量産 |
| 価格 | 761万2000円 | 約320〜360万円台 |
※価格・スペックはマツダ公式発表および主要自動車メディアの報道に基づく。詳細はマツダ公式サイトでご確認ください。
最高出力200PSの専用チューニングエンジン
通常ロードスター2.0Lの最高出力は184PS。12Rではこれを200PSまで引き上げています。数字だけ見ると「+16PS」と控えめに思えますが、チューニングの内容はそう単純ではありません。
12Rのエンジンチューニングはサーキット走行での連続使用を前提としています。一般的なチューニングが「瞬間的なピークパワー向上」を狙うのに対し、MAZDA SPIRIT RACINGの手法は耐久性・冷却性・高回転域での安定した出力特性を重視しています。スーパー耐久で1〜3時間を走り続けるためのセッティングが、市販車に落とし込まれているのです。
また、12Rは6速MTのみの設定です。ATやDCTは用意されていません。「速く走るためにドライバーが車と対話する」という思想の表れであり、ここにMAZDA SPIRIT RACINGの哲学が凝縮されています。
初心者ユーザー200PSって聞くと、めちゃくちゃ速そうですね!
自動車専門家 Mr.K数字より大切なのは「どう速いか」です。12Rの特長は、高回転まで回し続けたときの力強さと安定感。街乗りの加速感よりも、サーキットのコーナーを抜けるときの手応えに差が出るタイプのチューニングです。
RECAROシート・ブレーキ・エアロ──走りを支える専用装備
12Rをただのエンジンチューン車と一線を画しているのが、専用の装備群です。
- RECARO社製フルバケットシート:ドライバーの身体を確実に固定し、コーナーでの上体の揺れを最小限に抑える。サーキット走行でのドライバーの疲労軽減と、正確なステアリング操作を両立する装備。
- 強化ブレーキシステム:サーキットの連続制動に耐えうる容量と放熱性を持つブレーキキャリパー・ローター・パッドの組み合わせ。街乗りでは過剰なほどの制動力が、サーキットでは安全マージンになる。
- 専用エアロダイナミクスパーツ:フロントスポイラー・サイドシルスポイラー・リアスポイラーを装備。高速域でのダウンフォース向上とドラッグの最適化を図っている。
- 専用サスペンションセッティング:スプリングレート・ダンパーの減衰力をサーキット走行に最適化。ロールを最小限に抑え、コーナリング時のタイヤ接地面積を最大化する設定。
これらの装備は単独で見てもそれぞれ高価なパーツですが、12Rの真の価値は「一台のクルマとして統合されたセッティング」にあります。エンジン・足回り・ブレーキ・シート・エアロのすべてが一つの目的に向かって設計されているのが、コンプリートカーとしての意義です。
12Rと通常のMAZDA SPIRIT RACING ROADSTERの違い──何が「特別」なのか

12Rをより正確に理解するために、同じMAZDA SPIRIT RACINGブランドの「通常モデル」との違いを見てみましょう。12Rと通常のMAZDA SPIRIT RACING ROADSTERは、同じブランドを冠しながらコンセプトが明確に異なります。
価格差はいくらか──装備の差で納得できるか
通常のMAZDA SPIRIT RACING ROADSTERの価格は約400〜430万円台(グレードにより異なる)。12Rは761万2000円。差額はざっくり300〜360万円程度になります。
この差額をパーツ代だけで考えると、こんな計算ができます。
- RECARO社製フルバケットシート(市販品):30〜60万円程度
- エンジンチューニング(200PS化):ショップ施工なら80〜150万円程度
- ブレーキシステムアップグレード:20〜40万円程度
- 専用エアロ一式:30〜60万円程度
- サスペンションセッティング変更:15〜30万円程度
アフターパーツで後付けするだけでも200万円前後になる可能性があります。しかも後付けの場合、「各パーツが整合性を持って機能しているか」は保証されません。メーカーが一台の車として設計・開発・品質保証した状態で手に入るのが、コンプリートカーの価値です。
さらに見落とせないのが限定台数の差です。通常MAZDA SPIRIT RACING ROADSTERは限定2200台。12Rは限定200台。この10倍の差は、将来の中古市場での希少性に直接影響します。
自動車専門家 Mr.K冷静に数字で見てみましょう。パーツ代だけで比較すると価格差はある程度説明できます。しかしコンプリートカーとしての整合性と、200台限定という희少性を加味すると、「単純な装備差の価格」だけで評価するのは適切ではないと考えています。
コンセプトの違い──「楽しむロードスター」vs「攻めるロードスター」
通常のMAZDA SPIRIT RACING ROADSTERは「ロードスターの楽しさをより鮮明に感じられる一台」として設計されています。街乗りからワインディング、ツーリングまでをカバーし、日常使いの快適性も損なっていません。
一方、12Rは「サーキット走行を含む限界域での人馬一体」を最優先にしています。フルバケットシートが体を固定するのは、コーナーでの正確なドライバー操作のため。硬い足回りセッティングは、街乗りの快適性より高速コーナーでのグリップ安定性のため。すべての装備がその目的に向かっています。
どちらが「いい車」かという話ではありません。どちらが「あなたのカーライフに合う車」かという話です。
限定200台・抽選販売──12Rの希少性をどう見るか

12Rが特別な理由のひとつが「限定200台・抽選販売」という販売形態です。この数字が何を意味するのか、冷静に考えてみましょう。
抽選申し込みはすでに終了──今から手に入れるには
MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER 12Rの抽選販売申し込みはすでに終了しています。新車を正規の方法で購入できる機会は、現時点では存在しません。
では今から12Rを手に入れたい場合、どのような選択肢があるでしょうか。
新車購入者が手放すタイミングは予測が難しいですが、一般的に新車購入後1〜3年で手放す方が一定数います。カーセンサーやグーネット等の中古車検索サービスでの定期チェックが有効です。
中古車は必ずしもネット上の媒体に掲載されるとは限りません。マツダ専門ショップやスポーツカー専門店に「12Rが出たら連絡してほしい」と伝えておくことも有効な手段です。
12Rのサーキット専用装備は必要ないが「MAZDA SPIRIT RACINGのロードスターを所有したい」という方には、通常モデルも限定2200台という希少性を持っています。こちらの購入可能性も並行して確認しておきましょう。
リセールバリューは上がるか──冷静に判断するための視点
「200台限定のメーカーコンプリートカー」と聞くと、将来のリセール価格が上がることを期待したくなります。実際、国産スポーツカーの限定モデルの中には新車価格を大幅に超えるプレミアがついたものもあります。
しかし、断定は禁物です。リセールバリューには以下の要素が複合的に影響します。
リセールに有利な要素:
- 200台という極めて少ない流通台数
- メーカーコンプリートという品質の担保
- ロードスターのコアなファン層による需要の底堅さ
- MAZDA SPIRIT RACINGというブランドの認知度と評価の高まり
リセールに注意が必要な要素:
- サーキット走行歴のある車両は修復歴・消耗品の状態確認が必須で、価格が下がりやすい
- ロードスター系の中古相場は全体的に底堅いが、突出したプレミアがつきやすい車種ではない
- 将来のMAZDA SPIRIT RACING新作モデル登場により、12Rへの注目が薄れる可能性もゼロではない
- 市場環境(金利・景気)の変化により、高額スポーツカーの中古相場は影響を受ける
自動車専門家 Mr.Kリセールについては「期待できる要素はある、しかし断定はできない」というのが正直なところです。リセールを目的に購入するより、「この車で走る喜びを味わいたい」という動機で購入し、結果的にリセールが良かったというのが理想的な順序だと思います。
12Rの維持費をリアルに計算する──サーキット仕様の現実

「761万円出せば終わり」ではありません。ここが意外と盲点なんですよ。サーキット走行を前提とした12Rの仕様は、ランニングコストにも跳ね返ってきます。
タイヤ・ブレーキ・エンジンオイル──高性能仕様のメンテナンスコスト
12Rに装着される高性能タイヤは、一般的なロードスター用タイヤより単価が高く、かつ摩耗が早い傾向があります。サーキット走行を1〜2回行うだけで、タイヤの消耗は街乗りの数倍になります。
おおよその維持費目安(年間・個人差あり):
| 項目 | 年間費用目安 | 備考 |
| 自動車税(3ナンバー) | 約5万円 | 2.0L・3ナンバー区分 |
| 自動車保険(任意保険) | 8〜15万円 | 年齢・等級・使用状況による |
| 車検(2年毎) | 年換算 約6〜10万円 | 高性能部品の点検費用含む |
| タイヤ交換(4本) | 15〜30万円 | 走行距離・サーキット使用頻度による |
| ブレーキパッド交換 | 3〜8万円 | サーキット走行頻度による |
| エンジンオイル交換 | 2〜4万円 | 高品質オイル使用時・3,000〜5,000km毎 |
| 合計目安 | 約40〜70万円/年 | サーキット使用頻度で大きく変動 |
街乗りのみ・サーキット走行なしの場合は維持費は抑えられますが、それでは12Rの購入動機と合致しないケースも多いでしょう。
街乗りメインで12Rに乗る場合の正直な注意点
12Rを街乗りメインで使う場合、いくつかの点で「想定と違う」という感覚を持つ方がいます。正直に伝えておきます。
- フルバケットシートの長距離疲労:ホールド感は抜群だが、長時間の乗車では腰・背中への負担が通常シートより増える場合がある。
- 硬い足回りと日本の道路:サーキット向けに硬くセッティングされた足回りは、段差・路面の荒れ・渋滞でのクロールが続く市街地では振動を拾いやすい。
- 快適装備の省略:シートヒーター・パワーシートなど日常の快適性に関わる装備が省かれている可能性がある。(※詳細は公式スペックシートで確認を)
- 幌の日常管理:ソフトトップは定期的なメンテナンスと保管環境(屋根付き駐車場)が望ましい。
「週末だけサーキット・ワインディング専用車として使う」という明確な用途がある方には問題ありません。しかし日常の足として12Rを選ぶなら、これらの点は事前に把握しておくべきです。
12Rが向いている人・向いていない人──正直に言います

ここが最も重要なセクションです。12Rは「誰にでも勧められるロードスター」ではありません。それはネガティブな評価ではなく、明確なターゲットがあるということです。
12Rが向いている人の条件
- サーキット走行(スポーツ走行会・ジムカーナ・タイムアタック等)を年に数回以上行う、または今後行う意欲がある
- ロードスターに「限界域での人馬一体」という体験を求めており、それ以外の仕様では満足できないと感じる
- 761万円という価格が財務的に問題なく、かつ年間40〜70万円程度の維持費増加も許容できる
- 200台限定という希少性・将来の中古市場での価値・MAZDA SPIRIT RACINGブランドのコレクターとしての意義も含めて満足できる
- 日常の快適性より「走る日の感動」を優先でき、そのためのランニングコスト増加を前向きに受け入れられる
通常モデルで十分な人の条件
以下に当てはまる方は、通常のMAZDA SPIRIT RACING ROADSTERや既存ロードスターの方が、長期的な満足度が高くなる可能性があります。
- 主な使用目的が週末ドライブ・ワインディング・ツーリングで、サーキット走行の予定は今のところない
- 日常使い(通勤・買い物・長距離ドライブ)も想定しており、快適性はある程度必要
- 761万円との価格差に見合う価値を「装備の差だけ」では実感しにくいと感じる
- 通常のMAZDA SPIRIT RACING ROADSTERでも「ロードスターの走り」は十分に味わえると考えている(実際その通りです)
車購入検討者私、週末しか乗らないし、ワインディングが好きなんですが、12Rじゃなくてもいいってこと?
自動車専門家 Mr.K正直に言うと、そういう方には通常のMAZDA SPIRIT RACING ROADSTERで十分だと思います。ロードスターの走りの本質は通常モデルでも十分に体験できます。300万円以上の価格差を払うのは、サーキットでの走りを本気で追求する意欲がある方のための投資です。
中古で12Rを狙うなら──今からできる準備と注意点

抽選が終了した今、12Rを入手する現実的なルートは中古市場しかありません。ただし、中古市場での12R探しにはいくつかの注意点があります。焦って買うと後悔します。
中古12Rを買うときに必ず確認すること
限定スポーツカーの中古車を買うときは、通常の中古車以上に細かいチェックが必要です。
サーキット走行歴の確認方法
サーキット走行歴はログブック(走行記録)やオーナーへの直接ヒアリングで確認します。ただし、走行歴を正直に開示してくれる売主は多くありません。エンジン・ブレーキ・タイヤの摩耗状態から推測する方法も有効です。サーキット走行は1回でも一般道の数十〜百時間分の負荷がかかる場合があるため、走行歴の有無は車両の状態判断に大きく影響します。
- 修復歴・事故歴:サーキット走行では縁石乗り上げや軽微なタッチが発生しやすい。修復歴の有無は必ず確認を。
- タイヤの残量・種類:高性能タイヤの残量とその種類を確認。新品に近い状態かどうかで、すぐに交換費用が発生するかが変わります。
- 幌の状態:ソフトトップは外気・紫外線・雨による劣化が早い。保管環境を確認し、幌の状態を目視チェック。
- 中古車保証の有無:ディーラー保証・第三者保証の内容を確認。高性能スポーツカーは保証なしのリスクが高い。
中古相場の今──いくらで出回っているか
執筆時点(2026年5月)では、MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER 12Rの中古流通は極めて限られています。200台という絶対数の少なさに加え、新車購入後すぐに手放す方は多くないため、しばらくは在庫が少ない状況が続くと考えられます。
中古相場については、新車価格761万2000円から大きく離れたプレミア価格になるケースも、逆にディスカウントされるケースも想定されます。状態が良く走行距離が少ない個体は新車価格に近い・あるいは超える価格になる可能性があります。
実際の中古在庫を確認するには、カーセンサーでのMAZDA SPIRIT RACING ROADSTER 12Rの検索がおすすめです。国内最大規模の中古車情報を持つサービスで、条件を細かく絞り込んで最新の在庫・価格を確認できます。
通常のMAZDA SPIRIT RACING ROADSTERという選択肢

12Rが手に入らない・12Rの仕様が自分に合わないと判断した方に、改めて通常のMAZDA SPIRIT RACING ROADSTERの魅力を伝えておきます。これは「諦め」ではなく「賢い選択」になり得ます。
限定2200台・2.0Lソフトトップの魅力
通常のMAZDA SPIRIT RACING ROADSTERも、2200台限定という希少性を持っています。12Rほどの絶対的な少なさではありませんが、通常のロードスターとは明確に差別化された特別なモデルです。
12Rとの共通点として、2.0Lソフトトップというベース車両の選択があります。MAZDA SPIRIT RACINGブランドのDNA・デザイン・ブランドイメージは通常モデルでも十分に感じられます。サーキット専用の過激な仕様は省かれている一方、日常使いの快適性と走りの楽しさのバランスが保たれています。
価格は12Rより300〜360万円程度安価です。その差額で、走行会参加費・タイヤ交換・サーキット遠征のための諸費用を数年分賄えるという計算もできます。
自動車専門家 Mr.K12Rを「諦める」のではなく「通常モデルを選ぶ」という視点で考えると、自分に合ったロードスター選びが見えてきます。MAZDA SPIRIT RACINGロードスターは、12Rだけが正解ではありません。
通常モデルの詳細や現在の在庫状況は、車選びドットコムで比較・検索することができます。
まとめ──12Rを冷静に評価するための3つの視点

長い記事を読んでいただきありがとうございました。最後に、MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER 12Rを冷静に評価するための3つの視点を整理します。
- 視点①:走りの質──200PSの専用チューニング・RECAROシート・専用足回りが生み出す「サーキットまで視野に入れた人馬一体」は、通常のロードスターでは得られない体験。その体験にどれだけの価値を置くかが第一の判断軸。
- 視点②:希少性──200台限定・抽選販売という事実は、リセール・コレクター価値の観点でも意味を持つ。ただし「値上がりする」という断定はせず、「期待できる要素がある一方、保管・走行管理が前提」という冷静さを持つこと。
- 視点③:維持コストと用途の整合性──年間40〜70万円の維持費増加と、サーキット仕様による日常快適性の低下を許容できるか。街乗りメイン・週末ドライブの方には通常モデルの方が長期的な満足度が高い。
MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER 12Rは、誰にでも勧められる車ではありません。しかし、その仕様と自分のカーライフが本当に合致する方にとっては、マツダがモータースポーツで磨いた技術と思想を市販ロードスターで体感できる、唯一無二の一台です。
今すぐ12Rを手に入れられない方は、焦る必要はありません。中古市場の動向をカーセンサーで定期チェックしながら、自分のカーライフに本当に合う選択肢を冷静に探してください。今の愛車の価値を把握しておきたい方は、カービューの一括査定で現在の相場を確認しておくことをおすすめします。
いい車を、正しく選んでください。それが私Mr.Kの願いです。
マツダ スピリット レーシング ロードスター 12rについてのよくある質問(FAQ)
- MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER 12Rの価格はいくらですか?
-
761万2000円(税込)です。限定200台・抽選販売でしたが、現在は申し込み受付を終了しています。
- 12Rの最高出力はいくつですか?
-
200PSです。通常ロードスター2.0L(184PS)より16PS向上しています。エンジンはSKYACTIV-G 2.0の専用チューニング版で、6速MTのみの設定です。
- 今から12Rを購入する方法はありますか?
-
新車での購入は現在できません(抽選受付終了)。中古市場での流通を待つか、マツダ専門ショップに問い合わせるのが現実的な選択肢です。カーセンサーなどの中古車サービスで定期的に検索しておくことをおすすめします。
- 通常のMAZDA SPIRIT RACING ROADSTERと12Rの主な違いは何ですか?
-
最大の違いは「最高出力(200PS vs 184PS)」「RECARO製フルバケットシート」「サーキット走行を前提とした専用足回りセッティング」です。価格差は約300〜360万円。サーキット走行を視野に入れているかどうかが選択の分岐点になります。
13年超の車に乗っている方や中古車購入を検討中の方は、自動車税の重課制度も要確認です。
「廃止されるのか」「2026年改正で何が変わるのか」は、以下の記事で詳しく整理しています。

毎年5月に届く自動車税は、支払い方法によって手数料やポイント還元に差が出ます。2026年に少しでも損せず支払いたい方は、クレジットカード・スマホ決済・口座振替・コンビニ払いの違いを以下の記事で確認しておきましょう。

「エンジンオイルが手に入りにくい」と聞いて、不安に感じていませんか?
不足の背景やいつまで続くのか、今できる備えをわかりやすく解説します。

だからこそ知っておいてほしいのですが、車の売却価格は「どれだけ情報を持っていたか」で大きく変わります。
同じ車・同じ年式でも、売り方ひとつで数十万円の差が出るのが現実です。
ただ、査定サービスにはそれぞれ特徴があります。
自分の目的に合った方法を選ぶことが、満足いく結果への近道です。
※申込み後に業者から連絡が届く仕組みです。不要な場合は「今回は見送ります。今後の連絡は不要です」と伝えれば問題ありません。
※すでに売却済みの方はスルーしてください。
◆関連記事・参照リンク
・MAZDA CX-80|クロスオーバー SUV|マツダ
・MAZDA CX-60|クロスオーバー SUV|マツダ
・MAZDA CX-5|クロスオーバー SUV|マツダ
・MAZDA CX-30|クロスオーバー SUV|マツダ
・マツダ オフィシャルウェブサイト
-
【完全解説】マツダ スピリット レーシング ロードスター 12r|761万の価値とは
-
新型CX-5 綾瀬はるか起用の理由と価格・グレード全解説
-
【最新情報】マツダ2 生産終了の真相と3つの判断軸
-
【2026年最新】新型CX-5 フルモデルチェンジ予想まとめ|発売時期・デザイン・価格・スペックを徹底解説
-
CX-30フルモデルチェンジ前に比較したい3つの判断ポイント
-
マツダCX-5モデルチェンジ最新情報|2025年フルモデルチェンジの全貌と失敗しない選び方
-
マツダCX-5新型値引き相場と限界額|リセール・支払い総額も徹底解説
-
【2025年最新】マツダCX-5新型発売日とフルモデルチェンジの全情報
-
【2025年最新】マツダCX-5の魅力と価格・燃費・新型情報を徹底解説
-
マツダCX-5モデルチェンジ最新情報|2025年フルモデルチェンジの全貌と失敗しない選び方
