「BYDは中国メーカーだから故障が多いのでは?」「せっかく安く買えても、すぐ壊れたら意味がない」——BYDの購入を検討するとき、こうした不安を感じる方はとても多いです。価格や航続距離が魅力的でも、信頼性に確信が持てなければ一歩を踏み出せませんよね。
結論からお伝えすると、現時点で「BYD=故障が多い」と断定できるデータは存在しません。一方で、新車・中古車を問わず必ず確認しておきたいポイントは明確にあります。この記事では、煽ることも擁護しすぎることもなく、リコールや不具合の実態、EV特有のリスク、保証と整備体制を冷静に整理していきます。
車購入検討者正直、BYDって安くて気になるんですけど…中国車って壊れやすいイメージがあって踏み切れないんです。
自動車専門家 Mr.Kその不安はとても自然なものです。ただ「イメージ」と「実際のデータ」は分けて考える必要があります。この記事で一緒に整理していきましょう。
この記事でわかること!
- BYDに実際に報告されているリコール・不具合の実態と、車種別の確認ポイント
- EV特有の故障リスク(バッテリー・ソフトウェア・充電系統)の正しい見方
- 新車・中古車それぞれの購入前チェックリストと、保証・整備体制の確認方法
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BYDは本当に故障が多いのか?結論から伝える

まず結論です。「BYDは故障が多い」と断定できる公的データは、現時点では存在しません。ただし「故障が少ないと言い切れる長期データ」もまだ揃っていないのが実情です。だからこそ、購入前に確認すべきポイントを押さえることが何より大切になります。
理由は大きく3つあります。順番に見ていきましょう。
①日本での販売歴が浅く、長期信頼性データが不足している
BYDが日本の乗用車市場へ本格参入したのは2023年1月(ATTO 3の発売)です。つまり、執筆時点でまだ数年程度の実績しかありません。一般的にクルマの信頼性評価は「10万km走行後」「8〜10年経過後」といった長期データが揃って初めて見えてきます。日本のBYD車はまだその領域に到達していないため、「壊れやすい/壊れにくい」を断定するには時期尚早というのが公平な見方です。
②世界トップクラスの販売台数という事実
一方で、BYDは世界規模で見ると無名の新興メーカーではありません。2024年のBYDのNEV(新エネルギー車)販売台数は世界で400万台を超え、EV単体でもテスラと世界首位を争う水準にあります。これだけの台数を量産・供給できる体制は、品質管理の基盤がなければ成立しません。
もちろん「販売台数が多い=壊れない」ではありませんが、少数生産のマイナーメーカーとは前提が異なる点は押さえておきましょう。
③本当の判断基準は「故障時に対応できる環境があるか」
ここが最も重要な視点です。どんなメーカーのクルマでも、長く乗れば不具合はゼロにはなりません。トヨタでも日産でもリコールはあります。問題は「壊れるかどうか」よりも、壊れたときにすぐ相談・修理できる環境が自分の生活圏にあるかです。
- 近くに正規ディーラー(または提携整備工場)があるか
- 保証の内容と範囲を理解しているか
- EV特有のトラブル時に相談できる窓口があるか
初心者ユーザーなるほど、「壊れるか」じゃなくて「壊れたときどうなるか」で考えるんですね。
自動車専門家 Mr.Kそのとおりです。これは輸入車全般に共通する、後悔しないための鉄則ですよ。
「故障」「不具合」「リコール」「サービスキャンペーン」の違いを整理する
BYDの評判を調べると、これらの言葉が混同されたまま「故障が多い」という印象だけが独り歩きしていることがあります。まずは用語を正しく整理しましょう。
| 用語 | 意味 |
| 故障 | 使用中に部品や機能が正常に動かなくなること。経年劣化や個体差によるものも含む |
| 不具合 | 設計・製造上の問題で起こる不調。故障より広く、軽微なものも含む概念 |
| リコール | 安全・環境基準に関わる不具合について、メーカーが国へ届け出て無償修理する制度 |
| サービスキャンペーン | 安全基準には関わらないが、商品性向上のためメーカーが自主的に行う無償改善 |
ここで誤解されがちなのが「リコールが多い=危ないメーカー」という見方です。実際は逆の側面もあります。リコールは、メーカーが不具合を隠さず公表し、責任を持って無償対応する仕組みです。リコールを適切に届け出ているということは、それだけ品質管理と安全対応の体制が機能している証拠とも言えます。
むしろ警戒すべきは「不具合があるのにリコールを届け出ない」メーカーです。リコール件数の多寡だけでメーカーの良し悪しを判断するのは、本質を見誤る原因になります。
BYDのリコール・不具合事例を車種別に確認する
その気持ち、よくわかります。実際、私も最初はまったく同じ不安がありました。
ただ、"自分の車がいくらなのか"を知らないままディーラーに行くのは、値札を見ずに家電を買うようなものです。
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ここからは、日本で販売されているBYD車のリコール・不具合事例を車種別に整理します。正確な対象範囲や最新情報は、必ず国土交通省のリコール情報や正規ディーラーで確認することを前提にお読みください。
ATTO 3のリコール・不具合事例
ATTO 3はBYDが日本で最初に投入したSUVタイプのEVです。日本市場の口火を切ったモデルだけに、注目度も高い1台でした。このATTO 3については、2023年に国土交通省へリコールが届け出された経緯があります。
傾向として、初期に指摘されたのは電装・制御系のソフトウェアに関わる部分が中心でした。これはEVに限らず、近年のクルマが多くの電子制御を搭載していることに起因する、現代車全般に共通する課題でもあります。該当する車台番号かどうかは、車検証を手元に正規ディーラーへ問い合わせるのが最も確実です。
DOLPHIN(ドルフィン)のリコール・不具合事例
DOLPHINはコンパクトなハッチバックEVで、価格の手頃さから人気を集めるモデルです。このDOLPHINでもリコールの届け出実績があります。
オーナーの声として挙がりやすいのは、納車初期の内装の匂いや、ソフトウェア挙動に関する指摘です。内装の匂いは新車特有のもので時間とともに軽減することが多く、安全に直結する故障とは性質が異なります。一方、ソフトウェア系の不調はアップデートで改善されるケースもあるため、整備記録やソフト更新の履歴を確認することが大切です。
SEAL(シール)の不具合・オーナーの声
SEALは走行性能を重視したセダンタイプのEVです。オーナーから挙がる声で目立つのは、OTA(無線ソフトウェア更新)の配信タイミングや、運転支援系の誤警報・操作性に関するものです。
OTAは本来、購入後もクルマの機能を改善できるEVの大きな利点です。ただし日本市場では配信スケジュールが海外と異なる場合があり、「期待した機能更新がなかなか来ない」という声につながることがあります。これは故障というより運用・サポート体制の成熟度に関わる課題と捉えるのが妥当でしょう。
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海外でのリコール事例は日本に影響するのか
ニュースで「BYDが中国で数万台規模のリコール」と報じられると、不安になる方も多いでしょう。実際、中国本国では9万台規模・11万台規模といった大量リコールが報じられたこともあります。
ただし、ここで冷静に押さえたいのは海外仕様と日本仕様は必ずしも同一ではないという点です。販売地域ごとに部品・ソフト・装備が異なることは珍しくなく、海外のリコールがそのまま日本車に該当するとは限りません。
日本仕様に影響があるかどうかは、次の方法で確認できます。
- 国土交通省の「リコール・不具合情報検索」でメーカー名・車種名を確認する
- BYD Auto Japanの公式サイトでリコール・改善対策の告知を確認する
- 車検証を手元に正規ディーラーへ車台番号で問い合わせる
海外ニュースの見出しだけで判断せず、日本の公的情報源で「自分のクルマが対象か」を確認する習慣を持ちましょう。
EV特有の故障ポイント|BYDに限らず知っておくべきこと
「BYDの故障」を考えるとき、実はBYD固有の話と、EV全般に共通する話が混ざっていることがよくあります。ここではEVならではの注意点を、メーカーを問わない一般論として整理します。これを理解すると、過度に不安がる必要がないことも見えてきます。
バッテリー劣化の実態と保証の考え方
EVで最も心配されるのが駆動用バッテリーの劣化です。結論として、近年のEVバッテリーは想定よりも劣化が緩やかになってきています。
BYDが採用する「ブレードバッテリー」はLFP(リン酸鉄リチウム)系で、一般的にニッケル系に比べて熱安定性が高く、充放電サイクル寿命が長い傾向があるとされます。さらにBYDは駆動用バッテリーについて容量保証(一定のSoHを下回った場合の保証)を長期で設定しています。仮に著しい劣化が起きても保証対象となる仕組みがあるため、購入時には保証の年数・距離・容量基準を必ず確認しましょう。
SoH(State of Health)はバッテリーの健全性を示す指標です。新車時を100%として、現在どれだけ容量を保持しているかを表します。中古EV選びでは、このSoHの確認が極めて重要になります。
ソフトウェア・OTA・警告灯の注意点
現代のEVは「走るスマートフォン」とも言われ、ソフトウェアの比重が非常に大きくなっています。そのため、機械的な故障ではなくソフトウェア起因の不調や警告灯点灯が起こることがあります。
- 警告灯が点いても、再起動やアップデートで解消するケースがある
- OTA更新によって不具合修正・機能追加が後から行われる
- 逆に、更新が滞ると改善が遅れることもある
大切なのは、警告灯が点いたときに自己判断せず、まず正規ディーラーや問い合わせ窓口に相談することです。ソフト系トラブルは、適切なサポート体制さえあれば過度に恐れる必要はありません。
充電トラブルとEVならではの注意点
EV特有の「故障に見えるトラブル」として多いのが充電関連です。これはクルマ本体の故障ではなく、充電環境側の問題であることが少なくありません。
| 症状 | 考えられる原因 |
| 急速充電できない | 充電器側の不調、規格の違い、認証エラーなど |
| 充電が途中で止まる | 通信エラー、温度管理による出力制御など |
| 自宅充電が遅い | 普通充電器の出力、配線容量の問題など |
つまり「充電できない=故障」とは限りません。自宅に普通充電環境を用意できるか、生活圏に急速充電スポットがあるかを、購入前に必ず確認しておきましょう。これはBYDに限らずEV全般に当てはまる、後悔しないための前提条件です。
BYDの保証内容と整備体制を徹底確認
故障の不安を和らげる最大の要素が「保証」と「整備体制」です。BYDはこの点で比較的手厚い設定をしていますが、地域による差もあります。冷静に見ていきましょう。
新車保証の内容と範囲
BYDの新車保証は、EVとして安心感のある内容になっています。概要は次のとおりです(年式・車種により条件が異なる場合があるため、契約時に必ず最新内容をご確認ください)。
| 保証の種類 | 目安となる範囲 |
| 一般保証 | 5年程度 |
| 高電圧部品(モーター・制御系など) | 8年・15万km程度 |
| 駆動用バッテリー容量保証(SoH) | 長期(年数・距離・容量基準あり) |
注目すべきは、EVの心臓部である高電圧部品とバッテリーに長期保証が設定されている点です。万一の高額修理リスクが大きいパーツほど手厚く守られているため、保証期間内であれば過度に故障を恐れる必要は小さいと言えます。
正規ディーラー網の現状と課題
ここが、BYD購入で最も現実的に検討すべきポイントです。BYDは日本での販売店網を着実に拡大していますが、2025年時点でも全国の店舗数は限られており、都市部に集中し、地方ではまだ手薄な状況です。
「故障が多いか」より「近くに対応してくれる店があるか」のほうが、満足度を大きく左右します。自宅や勤務先から無理なく通える距離に正規ディーラーがあるか、必ず購入前に確認しましょう。
初心者ユーザーうちは地方なんですけど、近くにお店がない場合はどうすればいいんでしょう?
自動車専門家 Mr.Kその場合は、最寄り店舗までの距離・代車対応・出張整備の有無を事前に確認しましょう。価格の安さだけで決めるのは避けたいところです。
認定中古車の保証制度
BYDは認定中古車プログラムも展開しています。正規の点検整備を経た車両に保証が付帯するため、中古でBYDを検討するなら、まず認定中古車を起点に探すのがおすすめです。
個人売買や一般中古車店の格安車両は、保証継承やバッテリー状態が不透明なことがあります。価格差には必ず理由があると考え、保証の有無を最優先で比較しましょう。
BYDと競合EV・国産車の信頼性を比較する
BYDの信頼性を考えるうえで、他のEVや国産車と比較すると相対的な位置づけが見えてきます。ここでは過度な優劣づけはせず、特徴の違いとして整理します。
テスラとBYDの故障・信頼性比較
世界EV市場の二強であるテスラとBYDですが、指摘されやすいトラブルの性質には違いがあります。テスラはソフトウェア先進性が高い一方、内外装の組み付け品質(パネルの建付けなど)に関する声が以前から見られました。BYDは内外装の質感評価が比較的安定している一方、OTAやサポート運用の成熟度でテスラに一日の長があるとも言われます。
どちらが優れているかは一概に言えず、自分が重視する点(最新ソフトか、組み付け品質か、サポート網か)で選ぶのが賢明です。
日産リーフ・アリア・ヒョンデIONIQ 5との比較
国内で実績のある日産リーフは、長年の販売でバッテリー劣化傾向のデータが蓄積されており、安心感があります。アリアやヒョンデIONIQ 5も含め、選択肢は広がっています。
| 観点 | BYD | 国産・他社EV |
| 長期信頼性データ | 蓄積途上 | リーフ等は実績豊富 |
| 整備網(地方含む) | 拡大途上 | 国産は全国に密 |
| 価格・装備 | 価格競争力が高い | 車種により幅がある |
| バッテリー保証 | 長期で手厚い | 各社とも長期保証あり |
整備網の密度では、やはり全国にディーラーを構える国産勢に分があります。これは「故障時の対応しやすさ」に直結するため、地方在住の方ほど重視したいポイントです。
国産ハイブリッド車という選択肢も視野に入れる
「EVが不安なら、無理にEVを選ばない」のも立派な判断です。充電環境が整っていない、近くにEVの整備拠点がない——そんな方には、信頼性データが豊富で全国どこでも整備できる国産ハイブリッド車が現実的な選択肢になります。
BYDの価格やEVとしての魅力は確かにありますが、ライフスタイルに合うかどうかを冷静に見極めることが、後悔しないクルマ選びにつながります。
BYDを中古で買うなら確認すべき5つのポイント
中古BYDは価格的に非常に魅力的ですが、新車以上に「確認」が重要になります。次の5つは必ずチェックしてください。
過去のリコールが「届け出済み」かではなく「実際に対応(修理)済み」かを確認します。車台番号で正規ディーラーに照会すれば、未対応のリコールが残っていないかわかります。
メーカー保証が次のオーナーに引き継げるか(継承条件・費用・必要な点検)を確認します。特に高電圧部品とバッテリー保証が継承できるかは、EV中古車の価値を大きく左右します。
走行距離や年式だけでなく、SoH(バッテリー健全性)の数値を確認します。同じ年式でも使い方で劣化度は変わります。診断データを提示できる販売店を選びましょう。
OTAやソフト更新が適切に適用されているか、整備記録簿が揃っているかを確認します。記録のない車両は、過去のトラブル履歴が追えずリスクが高くなります。
購入後に整備・保証対応を受ける店舗までの距離を確認します。安く買えても、対応店舗が遠ければ維持の手間が増えます。価格の安さだけで判断しないことが鉄則です。
車購入検討者5つもあると大変そうですが、これを確認すれば中古でも安心して買えそうですね。
自動車専門家 Mr.K逆に言えば、この5つをクリアできない車両は避けたほうが無難です。安さの裏に隠れたリスクを見抜く目安になりますよ。
新車でBYDを買う場合のチェックリスト
新車の場合は、保証とディーラー対応を前提にすれば、故障を過度に怖がる必要はありません。とはいえ、契約前に押さえておきたい確認項目があります。
- 自宅・勤務先から無理なく通える距離に正規ディーラーがあるか
- 各保証(一般・高電圧・バッテリー)の年数・距離・条件を把握したか
- 自宅に普通充電環境を設置できるか、生活圏に急速充電があるか
- 故障・トラブル時の問い合わせ窓口や代車・ロードサービスを確認したか
- 試乗で運転支援システムや操作系の挙動を体感したか
- 数年後の下取り・リセールの見通しを確認したか
これらを満たせるなら、新車BYDは保証に守られた状態で乗り始められます。不安の正体は「未知」であることが多いもの。事前確認で一つずつ潰していけば、過度な心配は不要になります。
BYDが向いている人・向いていない人
ここまでの内容を踏まえ、BYDが向いている人と向いていない人を整理します。自分がどちらに近いか、チェックしてみてください。
BYDが向いている人
- 生活圏に正規ディーラーがあり、いざというとき相談できる
- 自宅に充電環境を用意できる、または近くに急速充電がある
- 価格・装備のコストパフォーマンスを重視する
- 保証内容を理解し、計画的に乗りたい
BYDが向いていない人
- 近くに正規ディーラーがなく、整備拠点まで遠い
- 充電環境を確保できず、外部充電に頼らざるを得ない
- 長期の信頼性データが揃ったクルマでないと安心できない
- 数年後の高いリセールバリューを最優先したい
向いていない項目が多い方は、無理にBYDを選ばず、国産EVやハイブリッド車も含めて比較検討するのが賢明です。大切なのはメーカー名ではなく、自分の使い方に合っているかです。
愛車の買取相場を確認して賢く乗り換えよう
BYDへの乗り換えを検討しているなら、まず今乗っている愛車がいくらで売れるかを把握しておくと、資金計画が一気に立てやすくなります。下取り価格をそのまま受け入れるより、買取相場を確認してから交渉したほうが有利になるケースは少なくありません。
複数社の査定額を比較したいなら、一括査定が便利です。カービューなら、まとめて買取相場を確認でき、今の愛車の価値を客観的に把握できます。乗り換え予算の土台づくりに役立ちます。
また、次のクルマ選びで中古EVも視野に入れるなら、カーセンサーで在庫車両を比較しておくと、保証付き認定中古車や相場感をつかみやすくなります。BYDだけでなく国産EV・ハイブリッドも横断して探せるのが利点です。
初心者ユーザーそっか、買う前に「今の車の価値」を知っておくと、予算が見えて安心ですね。
自動車専門家 Mr.K相場を知らないまま下取りに出すと損をしがちです。確認はリスクがなく、やっておいて損はありませんよ。
まとめ|BYDの故障が心配なら「確認すべきこと」を確認しよう

最後に、この記事の要点を振り返ります。「BYDは故障が多いのか?」という問いに対する答えは、「断定できるデータはないが、確認すべきポイントは明確」でした。
- 日本での販売歴は浅く、長期信頼性データはまだ蓄積途上
- リコールは「隠さず対応している証拠」であり、件数だけで判断しない
- 高電圧部品・バッテリーは長期保証で守られている
- 本当の判断基準は「近くに対応できる環境があるか」
- 中古は5つのチェックポイント、新車はディーラー距離と保証の確認が必須
BYDを過度に怖がる必要も、逆に無条件に擁護する必要もありません。大切なのは、自分の生活環境に合っているかを一つずつ確認することです。確認さえ済ませれば、価格と性能に優れたBYDは十分に魅力的な選択肢になり得ます。
乗り換えを具体的に検討するなら、まずカーセンサーで保証付きの認定中古車や在庫を比較し、相場感をつかんでおきましょう。新車・中古を横断して幅広く検討したい場合は、車選びドットコムで国産EVやハイブリッドも含めて比較すると、後悔のない選択がしやすくなります。
よくある質問(FAQ)
- BYDのバッテリー寿命はどのくらいですか?
-
明確な「寿命年数」は使い方や充電習慣で変わりますが、BYDが採用するLFP(ブレードバッテリー)は充放電サイクル寿命が長い傾向があるとされ、駆動用バッテリーには長期の容量保証が設定されています。著しく劣化した場合は保証対象となる仕組みがあるため、購入時に保証の年数・距離・容量基準を必ず確認しましょう。
- BYDが故障したらどこで修理できますか?
-
基本は正規ディーラーでの対応となります。高電圧部品を扱うEVは専用の知識・設備が必要なため、一般的な整備工場では対応できないこともあります。だからこそ、購入前に最寄り正規ディーラーの距離と、代車・ロードサービスの有無を確認しておくことが重要です。
- 中古のBYDは買っても大丈夫ですか?
-
確認すべきポイントを押さえれば、中古BYDも選択肢になります。具体的には「リコール対応履歴」「保証継承の可否」「バッテリー状態(SoH)」「ソフト更新・整備記録」「最寄りディーラーの距離」の5つです。これらが不透明な格安車両は避け、まずは認定中古車から検討するのがおすすめです。
- 自分のBYDがリコール対象か確認する方法は?
-
国土交通省の「リコール・不具合情報検索」やBYD Auto Japanの公式告知でメーカー名・車種名から確認できます。最も確実なのは、車検証を手元に車台番号を伝えて正規ディーラーに照会する方法です。海外ニュースの見出しだけで判断せず、日本の公的情報源で「自分の車が対象か」を確認しましょう。
13年超の車に乗っている方や中古車購入を検討中の方は、自動車税の重課制度も要確認です。
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