「三菱エクリプス」という名前を検索してみると、不思議なことが起こる。旧型のスポーツクーペが出てくるかと思えば、現行のクーペSUVの画像が並び、オープンカーの写真が混じり、海外向けEVの情報まで出てくる。「結局、エクリプスってどんな車なんだろう」——そんな混乱を抱えたまま、この記事にたどり着いた方も多いのではないだろうか。
この記事では、まずその混乱を解きほぐすことから始めたい。旧型エクリプス(スポーツクーペ・スパイダー)と、エクリプスクロスや海外向けEVを明確に切り分けたうえで、旧型エクリプスの魅力、中古車としての現実、維持費と故障リスク、購入前に確認すべきポイントを順番に整理していく。
結論を先に言えば、三菱エクリプスは万人向けの実用車ではない。しかし、デザインの個性、北米スペシャリティカーとしての希少な立ち位置、三菱の走りの系譜——これらに価値を感じる人にとっては、今でも十分に検討する意味のある一台だ。「正しく選べば」という前提付きで。
この記事でわかること!
- 三菱エクリプスの歴代モデル(1〜4代目)と各世代の特徴
- エクリプス・エクリプススパイダー・エクリプスクロスの違い
- 中古で購入する前に確認すべき故障・維持費・部品供給の注意点
- 今あえて三菱エクリプスを選ぶ価値と、後悔しない判断基準
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三菱エクリプスとは?名前の「ややこしさ」からひも解く

「エクリプス」という名前が指す車は、実は一つではない。これが最初の混乱の原因だ。大きく分けると、以下の4つのカテゴリに分類できる。
- 旧型エクリプス(スポーツクーペ):1989〜2005年に生産された三菱のスポーツクーペ。全4世代。
- エクリプススパイダー:2〜3代目エクリプスをベースにしたオープンカー(コンバーチブル)。
- エクリプスクロス:2017年以降に三菱が販売するクーペスタイルのSUV。名前を受け継いだ別の車。
- 海外向け新型エクリプス系:中国・東南アジア向けにEV・PHEVモデルとして展開されている新世代モデル群(日本国内での販売は現時点でなし)。
車購入検討者エクリプスとエクリプスクロスって、同じ車の進化版だと思ってました!
自動車専門家 Mr.Kよくある誤解なんですよ。名前は同じ「エクリプス」ですが、旧型スポーツクーペとエクリプスクロスは、エンジン・プラットフォーム・コンセプトがまったく異なる別の車です。名前の継承はあくまでブランドイメージを引き継いだもので、スポーツクーペとしての復活ではありません。
旧型エクリプス(クーペ)とエクリプスクロスは別物
旧型エクリプスは、1989年から2005年にかけて生産されたスポーツクーペだ。三菱が北米市場を強く意識して設計したスペシャリティカーであり、スポーティなスタイリング、ターボエンジン、AWDシステムなどを武器に、特に北米で絶大な人気を誇った。
一方、エクリプスクロスは2017年に登場したクーペスタイルのSUV。エクリプスというネーミングを採用しているが、旧型スポーツクーペの直系後継車ではない。三菱のSUVラインナップの一翼を担う現代的なクロスオーバーであり、ターゲットも用途もまったく異なる。
「旧型エクリプスが好きだから、エクリプスクロスにしよう」という発想は、ある意味自然だが、購入前に一度立ち止まって考えてほしい。好きなのは「エクリプスという名前」なのか、「あの時代の三菱スポーツクーペのスタイルと乗り味」なのか——答えによって、選ぶべき車が変わってくる。
三菱エクリプスの生産終了と「復活」の実態
旧型エクリプスの生産は2005年に終了した。4代目(3代目エクリプスクロスと混同されやすいが、こちらは旧型クーペの4世代目)をもって、スポーツクーペとしてのエクリプスは国内市場から姿を消した。
その後12年のブランク期間を経て、2017年にエクリプスクロスが登場。「エクリプスの名が復活した」と言われたが、これはスポーツクーペとしての復活ではなく、クーペSUVというまったく別のカテゴリでの名称継承だ。「復活」という言葉に期待を膨らませた旧型エクリプスファンが、エクリプスクロスの実車を見て「思っていたものと違う」と感じるのは、このギャップからくる。
海外(特に中国・東南アジア向け)では、エクリプスの名を使った新型EV・PHEVモデルが展開されているが、日本国内での正式販売はない。少なくとも現時点では、旧型スポーツクーペとしてのエクリプスが日本の新車市場に戻ってくる予定はない。
三菱エクリプス歴代モデルをざっくり整理する
その気持ち、よくわかります。実際、私も最初はまったく同じ不安がありました。
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旧型エクリプスには4つの世代があり、それぞれキャラクターが異なる。中古市場でどの世代を狙うかを考えるうえでも、各世代の個性を把握しておくことが重要だ。
1代目(1989〜1994年)——北米スポーツクーペの誕生
初代エクリプスは、三菱とダイアモンドスター・モーターズ(DSM:三菱とクライスラーの合弁会社)がアメリカのイリノイ州で生産した。日本のメーカーが作りながら、生産は北米——この事実が、エクリプスの独特な立ち位置を象徴している。
エンジンは1.8Lと2.0Lターボを設定。特に2.0Lターボ+AWDを搭載した「GSX」グレードは、ランサーエボリューションとも通底する三菱の本気のAWDシステムを味わえるモデルとして注目された。ウェッジシェイプの鋭いボディラインは、1980〜90年代のスポーツカー美学の結晶だ。
現在の中古市場でこの世代を見かけることは稀だ。車齢30年超となる今、良好な個体を探すのはなかなか難しく、購入するならば相当な覚悟と整備体制が必要になる。
2代目(1994〜1999年)——エクリプスの「名作」世代
多くのエクリプスファンが2代目を「黄金期」と呼ぶ。エンジンに三菱の名機「4G63」ターボを搭載し、ランサーエボリューションと共通のDNAを持ちながら、スポーツクーペとしての官能的なスタイリングを持っていた。
また、この世代からエクリプススパイダー(オープンカー仕様)が登場した。ソフトトップを電動で開閉できるコンバーチブルは、北米のオープンロードカルチャーとの親和性が高く、特にアメリカで高い支持を集めた。
中古市場でも2代目の人気は根強いが、車齢がすでに25〜30年に達しており、フルオリジナル状態の個体は稀少だ。チューニングカーとして改造されたものも多く、ノーマルに近い個体を探すのは難しい。
初心者ユーザー4G63ってランエボと同じエンジンなんですか?それは熱い!
自動車専門家 Mr.Kそうなんです。4G63は三菱のスポーツカーを支えた名機で、ランエボシリーズにも長年使われてきました。エクリプスGSTやGSXに搭載されたバージョンは、高回転での爽快感が印象的です。ただし、旧型車ゆえに整備状態には十分注意してください。
3代目(1999〜2005年)——中古市場の主役世代
現在の中古市場でもっとも多く流通しているのが、この3代目だ。丸みを帯びたボディラインは、クライスラー傘下時代の影響を受けた北米テイスト全開のデザインで、「旧型エクリプス」と聞いて多くの人がイメージするシルエットはおそらくこの世代のものだ。
エンジンは2.4L NAと2.0Lターボが用意された(グレードにより異なる)。クライスラー・ダイムラー傘下での設計ということもあり、2代目と比べるとやや北米向けの”まったり”した乗り味に変化したと評される。
3代目スパイダーもラインナップされ、こちらも中古市場に出回っている。車齢20〜25年と旧型の中では比較的入手しやすい世代ではあるが、それでも電装系の劣化や消耗品の状態確認は必須だ。
エクリプスクロス(2017年〜)——名前を継いだ、まったく別の車
エクリプスクロスについては、旧型エクリプスとは完全に別軸で評価すべきだ。三菱の「ダイナミックシールド」デザインを採用したスタイリッシュなクーペSUVで、2.4Lハイブリッド「PHEV」も設定されており、電動化時代の三菱を代表するモデルの一つになっている。
エクリプスクロスは、エクリプスクロスとして評価を受けるべき車だ。「旧型エクリプスの後継車」として見るから違和感が生まれる。現代的なSUVとして、独立した視点で判断してほしい。
エクリプスとエクリプススパイダーの違いを理解する

旧型エクリプスを語るうえで、クーペとスパイダーの違いは避けて通れない。同じプラットフォームから生まれた兄弟車だが、その個性と購入時の注意点はかなり異なる。
エクリプススパイダーの魅力
エクリプススパイダーは、電動ソフトトップを備えたコンバーチブルだ。ボタン一つで屋根が開き、オープンエアのドライビングを楽しめる。晴れた休日、低く沈んだシートに腰を落ろしてスロットルを踏み込む瞬間——この感覚は、クローズドボディのクーペでは決して味わえないものだ。
北米コンバーチブルカルチャーの影響を色濃く受けたスタイルは、国産スポーツカーとは一味違う「大人のファッション性」を持っている。台数が少ないこともあって希少性は高く、街中で見かけること自体が珍しい一台だ。
スパイダーを中古で買う前に確認すべき特有リスク
スパイダーの美しさは、その脆弱性と裏表の関係にある。特に中古で購入する際は、以下のポイントを徹底的に確認することが不可欠だ。
- 幌の状態(最重要):破れ・劣化・縫い目の解れがないか目視確認。紫外線と経年でソフトトップは確実に劣化する。
- 電動開閉機構の動作確認:実際に開閉動作をさせてもらうこと。動作不良の修理費は高額になりやすい。
- 雨漏り痕の確認:内装の天井・シート・カーペットの湿気痕・カビ臭・シミを確認。過去に雨漏りした個体は内装の総取り替えが必要になることもある。
- 幌交換費用の把握:状態が悪い場合、社外品交換で10〜20万円前後の費用がかかる。購入価格とトータルコストを計算して判断すること。
スパイダーは「状態の良い個体」と「問題を抱えた個体」の差が、クーペより大きい。安価な出品物には理由があることが多く、価格だけで判断するのは危険だ。「この個体の幌は大丈夫か」を最初に確認する——これがスパイダーを探す際の鉄則だ。
三菱エクリプスの中古相場と価格帯の現実

旧型エクリプスの中古相場は、世代・グレード・状態・走行距離によって大きく異なる。ここでは現在の市場傾向を整理しておく。
2〜3代目エクリプス(クーペ)の相場
中古市場での旧型エクリプスのクーペは、おおよそ以下の価格帯で流通していることが多い(状態・年式・走行距離によって大きく変動する)。
| 状態の目安 | 価格帯の目安 | 注意点 |
| 格安・要整備・高走行距離 | 10〜30万円前後 | 整備費が別途必要。リスクが高い |
| 走行距離10万km前後・整備済み | 30〜70万円前後 | 整備履歴の確認が重要 |
| 状態良好・低走行距離・修復歴なし | 70〜100万円超 | 良好な個体は希少。価格が高くても価値あり |
「安ければ得」という考え方は旧型車に通用しない。極端に安い個体は、修理費やメンテナンスコストで購入価格を大きく上回ることがある。少し高くても、整備履歴がしっかりしており、修復歴のない個体を選ぶことが長期的には賢明だ。
まずは中古市場での現在の流通状況を確認しておこう。カーセンサーでは旧型エクリプスの在庫検索が可能で、相場感をつかむのに役立つ。
スパイダーの相場
エクリプススパイダーはクーペより流通台数が少なく、相場はクーペより若干高め傾向だ。ただし、幌の状態が悪い個体は価格が低く抑えられていることが多い。
スパイダーを探す際は「幌込みのトータルコスト」で考えること。仮に30万円の個体でも、幌交換に15万円かかれば実質45万円。それなら整備済みの良好な個体を50万円で買った方が、結果的に安くつくことも多い。
車購入検討者中古のエクリプス、思ったより高いですね…。もっと安く買えると思ってました。
自動車専門家 Mr.K気持ちはわかります。でも旧型車は「本体価格+維持・整備コスト」でトータルを見るのが鉄則です。安い個体に飛びついて後悔するより、少し予算を上げて状態の良い個体を選ぶほうが、長く楽しめることが多いですよ。
三菱エクリプスの維持費を冷静に見る

旧型車の維持費は、現代の新車とは異なるコスト構造を持っている。燃費・税金・保険だけでなく、消耗品や予期しない修理費まで含めたトータルコストを把握しておくことが重要だ。
年間維持費のモデルケース
以下はあくまで目安だが、旧型エクリプス(2.0Lクーペ)を所有した場合の年間コストの参考として示す。
| 費目 | 年間目安 | 備考 |
| 自動車税(2.0L) | 約36,000円 | 排気量2,001〜2,500ccの税区分 |
| 自動車保険(任意) | 5〜10万円前後 | 車齢・等級・補償内容により異なる |
| 車検費用(2年に一度) | 年間換算で5〜10万円 | 旧型車は整備費が高くなりやすい |
| ガソリン代(年間8,000km走行) | 10〜15万円前後 | 実燃費7〜10km/L・ガソリン170円/L想定 |
| 消耗品・定期整備 | 3〜5万円 | オイル・ブレーキパッド等 |
| 予備修理費(積立目安) | 5〜10万円 | 電装系・足まわりなどの突発修理に備える |
年間トータルでおよそ30〜50万円以上を見ておく必要がある。これは現代の実用コンパクトカーの維持費と比べると高めだが、趣味の車として割り切るなら許容できる範囲だ。重要なのは「突発的な修理費に備えておく」ことで、修理積立を意識せずに購入すると、予期しない出費で後悔する可能性がある。
部品供給の現状と整備工場の選び方
旧型エクリプスの部品供給は、消耗品については比較的問題ない。タイヤ・ブレーキパッド・フィルター類・オイル類は現在でも入手できる。問題になるのは内部の電装系パーツや特定のミッション部品で、これらは入手が困難なケースがある。
国内の三菱ディーラーでは、年式が古い旧型エクリプスの部品を在庫していないことが多い。修理を依頼する場合は、旧型三菱車・輸入スポーツカーの修理経験がある整備工場を選ぶことが重要だ。
旧型エクリプスの整備工場を探すヒント
旧型エクリプスを修理できる整備工場を探す際は、以下の方法が有効です。①三菱旧型車・DSM車(ダイアモンドスター・モーターズ車)に詳しいメカニックを持つ工場を、旧型三菱オーナーコミュニティ(SNSや旧型車専門のフォーラム等)で紹介してもらう。②北米向けパーツのインポート対応経験がある整備工場を探す(エクリプスは元々北米向けのため、北米パーツが使えるケースがある)。③輸入車・旧型車専門の整備工場(いわゆる「旧車専門店」)に相談してみる。ディーラーだけに頼らず、専門知識を持つ工場とのつながりを持っておくことが、長期所有の鍵になります。
中古エクリプスを買う前に確認すべき9つのポイント

旧型車の中古購入は、正しい情報と視点を持って臨むかどうかで結果が大きく変わる。以下の9つのポイントを必ず確認してほしい。
いつ・どこで・何を整備したかが記録されているか。記録があれば信頼度が高まる。記録がない場合は、前オーナーの整備状況が不明瞭なことを意味する。
フレーム(骨格部分)の修正歴があると、車体の剛性や安全性に影響する。外装の板金修理とは異なり、フレーム修正は重大な問題のサインだ。必ず第三者機関の検査証明書か、販売店の明確な説明を求めること。
エンジンルームを開け、オイル漏れ・水漏れの痕跡がないかを確認。アイドリング時の異音(カタカタ・ノッキング音)は要注意。特に4G63ターボ搭載モデルは定期的なオイル管理が重要で、怠られた個体は内部にダメージがある可能性がある。
パワーウィンドウ・エアコン・オーディオ・メーター類・ヘッドライト(ハイ・ロー切り替え)が正常に動作するか実際に確認する。旧型車の電装系トラブルは修理が難しいケースがあり、放置されている場合も多い。
試乗時に段差や路面の凹凸でのショック吸収感を確認。ガタつき・異音(コトコト・ギシギシ音)は足まわりの消耗を示している。ブッシュ・ショックアブソーバーの劣化は旧型車では避けられないが、修理費は高額になりやすい。
内装プラスチックの割れ・欠損、シートのへたり・破れ、ダッシュボードのひび割れを確認。旧型車は内装パーツの単品入手が困難で、交換できない部品もある。外装はサビの発生箇所(特にホイールハウス・アンダーボディ周辺)も確認すること。
スパイダーを検討する場合、幌の確認は最優先事項だ。電動機構の開閉動作、幌生地の劣化・破れ、内装の雨漏り痕を必ず確認すること。幌交換費用は交換時期と業者によって大きく異なるが、状態が悪い場合は10〜20万円前後の出費を覚悟しておくこと。
走行距離は一つの目安に過ぎない。年式が古くても走行距離が少ない「過走行でない個体」は、経年劣化が進んでいることがある。逆に走行距離が多くても、きちんと整備されてきた個体のほうが状態が良い場合もある。整備履歴との組み合わせで判断すること。
写真や書類だけで判断せず、必ず実際に試乗すること。エンジンの吹け上がり、変速の感触、ブレーキの効き、ステアリングのフィーリングを確認する。試乗を断られた場合は、購入を見送ることも選択肢に入れること。
中古エクリプスを探す際は、カーセンサーや車選びドットコムで在庫を横断的に検索し、複数の個体を比較したうえで判断してほしい。一つの個体だけを見ると比較基準がなく、状態の良否を判断しにくい。
今あえて三菱エクリプスを選ぶ価値はあるか

ここまで中古車としてのリスクを正直に伝えてきた。では結論として、三菱エクリプスは今でも「選ぶ意味がある車」なのだろうか。答えは——「人による」だ。しかし、「人による」では終わりたくないので、もう少し踏み込んで整理したい。
エクリプスが今も刺さる人の特徴
- 実用性よりも個性・デザイン・歴史的背景を車選びの基準にしている人
- 旧型車のメンテナンスを楽しめる人・整備コミュニティとつながれる人
- 「大量生産の現代車にない個性」を所有体験に求めている人
- 北米スペシャリティカーとしての希少性と走りの系譜に価値を感じる人
- 修理費・維持費の不確実性を趣味のコストとして受け入れられる人
エクリプスが向いていない人の特徴
- 維持費を最小化したい・修理費の不確実性が許容できない人
- 日常の実用性(荷物スペース・乗員人数・燃費)を最優先する人
- ディーラーで安心してサポートを受けたい人
- 信頼性と安心感を何より重視する人
- 「話題だから」「安いから」という理由だけで選ぼうとしている人
三菱エクリプスは、「正しい動機」と「正しい個体選び」と「正しい整備体制」の三つが揃って初めて、長く楽しめる一台になる。逆に、この三つのうち一つでも欠けると、後悔につながりやすい。
それでも、状態の良い個体に出会えた人が「エクリプスを買って後悔していない」と言う姿を見ると、この車には確かに人を引きつける何かがある、とわかる。ランサーエボリューションと共有するDNA、北米コンバーチブルカルチャーの香り、1990〜2000年代の三菱スポーツカーが持っていた独特の雰囲気——それらはカタログには書かれていない価値だ。
中古エクリプスを探すなら——信頼できる中古車サイトの選び方

旧型エクリプスを中古で探す場合、取り扱い台数の多いサイトを複数チェックし、同じ年式・グレード・走行距離帯での価格比較を行うことを強く勧める。
まず在庫の全体像をつかむならカーセンサーが使いやすい。国内最大級の中古車情報サイトで、旧型エクリプスの流通台数・価格帯・地域分布を一覧で確認できる。
口コミ情報や詳細なモデル比較を参考にしたいなら車選びドットコムも選択肢の一つだ。購入者のリアルな声を確認しながら、個体選びの参考にできる。
また、もし現在の愛車を売却・乗り換えして購入資金を作るなら、カービューで一括査定を活用するとよい。複数の買取業者に同時に査定を依頼でき、適正な売却価格を把握できる。
まとめ|三菱エクリプスという選択を、納得して選ぶために

この記事を通じて伝えたかったことを、最後に整理しておく。
「三菱エクリプス」という名前が指す車は、旧型スポーツクーペ(1989〜2005年・全4世代)、エクリプススパイダー(オープンカー)、現行のエクリプスクロス(クーペSUV)、海外向け新型モデルと複数存在する。これらは名前こそ同じだが、コンセプトも時代も異なる別の車だ。
旧型スポーツクーペとしてのエクリプスは、北米スペシャリティカーとしての独特の立ち位置、三菱の走りの系譜(4G63との共有)、1990〜2000年代のスポーツクーペならではのデザインなど、今も色褪せない魅力を持っている。
しかし同時に、旧型車としての現実も直視してほしい。電装系・足まわり・幌(スパイダーの場合)など、整備コストと向き合う覚悟が必要だ。価格だけで判断せず、整備履歴・修復歴・個体の状態を冷静に確認したうえで、「この個体なら」と言える一台を選ぶこと——これが後悔しない三菱エクリプスの選び方だ。
旧型エクリプスに「乗りたい」という動機があり、維持費とリスクを理解したうえで状態の良い個体を選べるなら、それは今でも十分に意味のある選択だ。趣味性の高い一台として、長く大切にする——そんな楽しみ方が似合う車だと思う。
よくある質問(FAQ)

- 三菱エクリプスとエクリプスクロスは同じ車ですか?
-
名前を受け継いでいますが、まったくの別物です。旧型エクリプス(1989〜2005年)は三菱のスポーツクーペで、エクリプスクロス(2017年〜)は三菱のクーペスタイルSUVです。プラットフォーム・エンジン・コンセプトはすべて異なります。旧型スポーツクーペの後継車ではありません。
- 三菱エクリプスの新型は出ますか?
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日本国内では現時点で旧型スポーツクーペとしてのエクリプスの新型販売予定はありません。海外(中国・東南アジア向け)ではエクリプスの名を使ったEV・PHEVモデルが展開されていますが、日本への導入については公式な発表がない状況です。
- エクリプススパイダーの維持費はクーペより高いですか?
-
基本的な維持費(税金・保険・燃費)はほぼ同等ですが、スパイダー固有の費用として幌のメンテナンス・交換費用が発生します。幌の状態が悪い場合、交換で10〜20万円前後かかることもあります。また、電動幌機構の修理費が加算される可能性もあり、トータルコストはクーペより高くなる傾向があります。
- 中古エクリプスはどこで買うのがおすすめですか?
-
大手中古車サイト(カーセンサー・車選びドットコムなど)で在庫を検索し、複数の個体を比較するのが基本です。旧型スポーツカーの知識がある販売店・整備工場との連携を重視すると、購入後のサポートが得やすくなります。購入前に必ず試乗し、整備履歴・修復歴・電装系の動作確認を行ってください。
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だからこそ知っておいてほしいのですが、車の売却価格は「どれだけ情報を持っていたか」で大きく変わります。
同じ車・同じ年式でも、売り方ひとつで数十万円の差が出るのが現実です。
ただ、査定サービスにはそれぞれ特徴があります。
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