2026年9月5日に発表された新型バレーノは、マルチ・スズキ(スズキのインド子会社)によるインド向けの改良モデルです。2026年10月30日時点でスズキ日本の現行ラインアップには載っておらず、日本発売や国内価格の公式発表も見当たりません。インドでの価格は609,900ルピーからで、これは現地のショールーム渡し価格(ex-showroom)です。日本で買うときの値段ではありません。
この記事では、確認したページと日付を示したうえで、2026年型の価格、新しいZ12Eエンジン、S-CNG(圧縮天然ガス)仕様をインド公式の情報から整理します。日本の読者が次に何を確認すればよいかも、あわせてまとめました。
この記事でわかること!
- 新型バレーノは日本で買えるのか(2026年10月30日時点の確認結果)
- 2026年の改良と、2022年型・日本で売られていた旧型との違い
- インド公式の全13グレードの価格と、ガソリン/S-CNG・MT/AGSの燃費
- 日本の読者が次に取るべき行動(待つ・情報を追う・国内で買える車を調べる)
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スズキ バレーノ 新型は日本で買える?2026年10月30日時点の確認結果

結論からいうと、2026年10月30日時点では日本で新型バレーノを新車で買う方法は公式には示されていません。ここでは、どのページで何を確認したかと、2026年型がどのような位置づけのクルマなのかを整理します。
スズキ日本のラインアップに掲載なし、日本発売の公式発表は確認できない
2026年10月30日に確認した時点で、スズキ日本の四輪ラインアップにバレーノは掲載されていません。日本発売や国内価格の公式発表も見つかりませんでした。ただし「日本には導入されない」と決まったわけではなく、現時点では「発表がない」という状態です。
| 確認先 | 確認日 | 結果 |
| スズキ日本 四輪ラインアップ | 2026年10月30日 | 登録車はクロスビー、ジムニー シエラ、ジムニー ノマド、スイフト、ソリオ、ソリオ バンディット、フロンクス、ランディ、e ビターラ。バレーノの掲載なし |
| スズキ日本 ニュースリリースと公式サイト内の検索 | 2026年10月30日 | 日本向けバレーノの発売・価格に関する2026年の発表は見つからず |
なお、ニュースリリース一覧は取得環境の都合ですべての個別タイトルまでは確認できていません。公式発表があれば最初にスズキ日本のニュースリリースに出るので、気になる方はそちらを定期的に見るのが確実です。
初心者ユーザーニュースで「新型バレーノ約100万円」って見たんですけど、日本では買えないんですか?
自動車専門家 Mr.Kその金額はインドの価格を為替で換算したものです。日本では発売も価格も発表されていないので、国内の値段として受け取らないよう注意してください。ここは意外と盲点です。
2026年9月5日の発表は「インド向け改良」。2022年型・日本旧型との違い
2026年の新型は、2022年にインドで発売された2代目バレーノの改良版(フェイスリフト)です。フルモデルチェンジではなく、日本で2016〜2020年に売られていた初代とも別のモデルにあたります。
発表はマルチ・スズキが2026年9月5日に出したプレスリリース(マルチ・スズキ公式)です。2代目の発売はスズキ日本の2022年2月24日のリリースで、日本での販売の歴史はフロンクス発表時のスズキ公式説明資料(2024年10月16日)で確認できます。
| 項目 | 初代(日本販売モデル) | 2代目(2022年〜・海外) | 2026年改良(インド) |
| 時期 | 日本では2016〜2020年に販売 | 2022年2月23日インド発売 | 2026年9月5日発表 |
| 位置づけ | インド生産車を日本で販売 | 初の全面改良 | 2代目の改良(フェイスリフト) |
| 主な販売地域 | 日本でも販売 | 欧州、インド、中南米、中近東・アフリカ、東南アジア等 | インド(マルチ・スズキ/NEXA) |
| エンジン | 本記事では扱わず | 1.2Lガソリン+アイドリングストップ、5MT/5AGS | 1.2L 3気筒「Advanced Z12E」、5MT/5AGS、S-CNG設定 |
| 日本での扱い | 販売終了(中古車のみ) | 日本では正規販売なし | 2026年10月30日時点で日本発売の発表なし |
ボディサイズは2022年のリリースで全長3,990×全幅1,745×全高1,500mm、2026年型のNEXA公式カタログでは全長3,990×全幅1,745×全高1,530mm(空車時)、ホイールベース2,520mmと記載されています。全高の差は資料の表記条件が違う可能性もあるため、ここでは各資料の値をそのまま示すにとどめます。
旧型(日本仕様)のサイズや燃費、中古車で買うときの注意点は、別の記事で詳しくまとめています。
日本の読者が取れる3つの選択肢と、次に確認すべき公式情報
今の時点で取れる行動は、①日本での発表を待つ、②インド仕様の情報として追う、③国内で今買える車や旧型の中古を調べる、の3つです。どれが合うかは、「いつまでに車が必要か」と「バレーノそのものにこだわるか」で決まります。
| 選択肢 | 向いている人 | 次に確認すること |
| ①日本での発表を待つ | 購入時期に余裕があり、正規ディーラーの保証・整備で買いたい人 | スズキ日本のニュースリリースと四輪ラインアップ |
| ②インド仕様の情報として追う | 海外モデルの装備や燃費の動向を知りたい人 | NEXA公式のモデルページ・価格ページ・カタログ |
| ③国内で今買える車・旧型中古を調べる | 近いうちに車が必要な人 | スズキ日本で販売中の車種、旧型バレーノの中古車情報 |
③で参考になるのがフロンクスです。スズキの公式資料によると、フロンクスはバレーノのプラットフォームを共通使用したインド生産のクーペスタイルSUVで、日本でも新車で販売されています。資料には、バレーノに4WDがなかった反省から日本向けフロンクスに4WDを設定した経緯も書かれています。ボディ形状が違うので同じ車ではありませんが、「インド生産のスズキ車を日本で新車で買いたい」という人には現実的な検討先です。
なお、並行輸入については費用・保証・登録の条件が個別に大きく変わるため、本記事では推定しません。検討するなら、取り扱い業者に条件を直接確認してください。
新型バレーノ(インド仕様)の価格・燃費・装備を公式情報で整理
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ここからは、日本未発表であることを前提に、インド仕様の価格と仕様を公式資料でまとめます。数値はすべてインド市場のもので、日本仕様の値ではありません。
インド価格は609,900ルピーから。全13グレードの価格・燃費一覧
インドの公式価格は609,900ルピーからです(2026年9月5日発表、ベンガルールの店頭価格・ex-showroom)。2026年10月30日にNEXA公式価格ページで見ると、全13グレードが609,900〜999,000ルピーで表示されていました。予約金は11,000ルピーと発表されています。
下の表はNEXA公式 価格ページに2026年10月30日に表示された「Starting at」の価格です(ex-showroom、ページ上の都市表示はDelhi)。
| グレード | 燃料 | 変速機 | 公表燃費 | 価格(ルピー) |
| Sigma | ガソリン | MT | 23.80km/L | 609,900 |
| Delta | ガソリン | MT | 23.80km/L | 699,900 |
| Delta | ガソリン | AGS | 24.77km/L | 749,900 |
| Delta CNG | S-CNG | MT | 33.61km/kg | 792,400 |
| Delta CNG | S-CNG | AGS | 34.47km/kg | 832,400 |
| Zeta | ガソリン | MT | 23.80km/L | 799,900 |
| Zeta | ガソリン | AGS | 24.77km/L | 849,900 |
| Zeta CNG | S-CNG | MT | 33.61km/kg | 892,400 |
| Zeta CNG | S-CNG | AGS | 34.47km/kg | 932,400 |
| Alpha | ガソリン | MT | 23.80km/L | 909,900 |
| Alpha | ガソリン | AGS | 24.77km/L | 959,900 |
| Alpha(O) | ガソリン | MT | 23.80km/L | 949,900 |
| Alpha(O) | ガソリン | AGS | 24.77km/L | 999,000 |
NEXAのページには、価格は目安であり、請求書発行時点の価格・条件が適用されるという趣旨の注記があります。都市や時期で変わる可能性があるので、表は「2026年10月30日時点の表示」として見てください。
同じグレード同士で比べると、ガソリン車ではAGSがMTより50,000ルピー高く(Alpha(O)のみ49,100ルピー差)、S-CNGのAGSはS-CNG MTより40,000ルピー高い設定です(いずれも上の表から筆者が計算)。
- ルピー建ての現地ショールーム渡し価格(ex-showroom)で、一般に登録費用や保険などは含まれません
- 円に換算しても日本の新車価格にはなりません(日本の価格は未発表)
- 2026年9月10日のAutocar India(インドの自動車専門誌)は、Sigmaが599,000ルピー前後で表示された時期があったと報じています。10月30日の公式ページの表示は609,900ルピーでした
Z12Eエンジンと燃費:ガソリン(km/L)とS-CNG(km/kg)をMT/AGS別に比較
新しいエンジンは1,197ccの3気筒「Advanced Z12E」で、最高出力61kW(82.93PS)/5,700rpm、最大トルク112.4Nm/4,500rpmです。公表燃費はガソリンがMT 23.80km/L・AGS 24.77km/L、S-CNGがMT 33.61km/kg・AGS 34.47km/kgです。
ガソリンは1リットルあたり、CNGは1キログラムあたりの距離なので、数字が大きいからといってS-CNGが「ガソリンより約10km/L良い」わけではありません。冷静に数字で見るなら、単位をそろえて比べられるのはガソリン同士、S-CNG同士だけです。
| 仕様 | 公表燃費 | 出力・トルク | 設定グレード | 車両重量 |
| ガソリン MT | 23.80km/L | 61kW/112.4Nm | Sigma〜Alpha(O) | 950〜985kg |
| ガソリン AGS | 24.77km/L | 61kW/112.4Nm | Delta〜Alpha(O) | 965〜990kg |
| S-CNG MT | 33.61km/kg | CNG走行時 51.3kW/101.8Nm | Delta、Zeta | 1,045〜1,055kg |
| S-CNG AGS | 34.47km/kg | CNG走行時 51.3kW/101.8Nm | Delta、Zeta | 1,050〜1,060kg |
出典は、エンジンとガソリン・S-CNG MTの燃費がマルチ・スズキの9月5日プレスリリース、S-CNGのCNG走行時の出力・トルク、車両重量、S-CNG AGSの燃費がNEXA公式カタログと価格ページです。燃費はインドの認証値(CMVR 1989 Rule 115)で、実際に走ったときの燃費ではありません。
プレスリリースによると、先代と比べた燃費の向上幅はガソリンMTが6.4%、ガソリンAGSが7.9%、S-CNG MTが9.8%です。S-CNG AGSについては向上率の記載がないため、ここでは示しません。
S-CNGのAGS(2ペダルの自動変速MT)は、9月5日の発表後、2026年9月18日のプレスリリース(マルチ・スズキ公式)で追加されました。バレーノの価格は832,400ルピーから(ex-showroom)で、NEXA公式ページではDelta CNG+AGSの価格と一致します。古い記事で「S-CNGはMTのみ」とあるのは、9月18日より前の情報です。
S-CNGとAGSとは?
S-CNGは、マルチ・スズキが展開する圧縮天然ガス(CNG)とガソリンの両方で走れる工場出荷仕様です。NEXAカタログによると、燃料タンクはガソリン37L、CNGが55L(水容量換算)で、ガソリン走行時は61kW、CNG走行時は51.3kWになります。インド市場向けに用意された仕様で、日本仕様として発表されたものではありません。
AGS(Auto Gear Shift)は、5速MTのクラッチ操作と変速を自動で行う仕組みで、9月18日のリリースではAMT(オートメーテッド・マニュアル・トランスミッション)とも説明されています。クラッチペダルがなく、手動でギアを選ぶこともできます。
グレード別の主な装備:ADAS Level 2は最上位のAlpha(O)、6エアバッグは全車標準
今回の改良でいちばん大きな装備の追加はレベル2のADAS(先進運転支援システム)ですが、設定は最上位のAlpha(O)だけです。6エアバッグは全グレードに標準で付きます。
9月5日のプレスリリースでは、ADASはレーダーとカメラを使う方式で、衝突被害軽減ブレーキ、車線維持支援、車線逸脱抑制・警報、アダプティブクルーズコントロール、オートハイビーム、ふらつき警報、前方衝突警報の8機能が挙げられています。また、全車標準の安全装備としてESP、ヒルホールド、リアパーキングセンサー、新たに採用されたTPMS(タイヤ空気圧監視)などが並びます。
| 装備 | 設定グレード |
| ADAS Level 2 | Alpha(O)のみ |
| 360ビューカメラ・ヘッドアップディスプレイ | Alpha、Alpha(O) |
| 前席ベンチレーションシート | Alpha、Alpha(O) |
| 6エアバッグ | 全グレード標準 |
| S-CNG(MT/AGS) | Delta、Zeta |
グレード別の設定は、Autocar Indiaの解説記事(2026年10月22日)と、NEXA公式価格ページの主要装備表示をもとにしています。ほかにも、3D模様の大型グリル「NEXWave」、LEDのデイライト、シャークフィンアンテナ、Clarion製サウンド、9インチのインフォテインメント、冷却機能付きワイヤレス充電、新色「Enigmatic Teal」を含む全7色が発表されています。
ADASが欲しい場合はガソリンのAlpha(O)を選ぶことになり、S-CNGとは両立しません。ここはグレード選びで見落としやすい点です。
公式カタログの見方と海外試乗記の要約(現地仕様の評価として)
2026年型の公式カタログは、インドNEXAのバレーノ公式ページにある「Download Brochure」から見られます。日本で配られていた旧型のカタログとは別物です。試乗記は海外媒体のもので、インド仕様の評価として読む必要があります。
NEXAのカタログには、本記事で紹介したサイズ、燃費、燃料タンク容量、車両重量、グレード別の装備表がまとまっています。荷室容量はガソリン車で318L(VDA方式)と書かれており、S-CNG車の欄は空欄です。CNGタンクを積むぶん荷室の条件が違うと考えられるので、荷室を重視するなら現地資料で確かめてください。
筆者は2026年型バレーノに試乗していません。以下は実際に運転した海外媒体の評価を要約したものです。
| 媒体・掲載日 | 試乗した仕様 | 主な評価(要約) |
| 91wheels(2026年9月11日、Nitin Kadian氏) | ガソリンのMTとAMT(グレード名の記載なし、CNGは未試乗) | 3気筒の振動や騒音はよく抑えられている。街中の発進は扱いやすい一方、100km/h前後では伸びが鈍く、先代より非力に感じる。AMTは強く加速すると変速の間が目立つ。16インチ車は乗り心地がやや硬めでも落ち着いている |
| Autocar India(2026年9月8日、Soham Thakur氏) | 記事全文は未確認 | 確認できた範囲では、新エンジンの低回転での扱いやすさと滑らかな出力特性を評価 |
どちらもインドの道路と現地仕様で評価したもので、ADASやS-CNGの走りについての具体的な感想は確認できませんでした。日本の道で同じ評価になるとは限らないので、参考情報として見てください。
まとめ:新型バレーノは「インドで発表済み、日本は未発表」。次の一手を整理

新型バレーノは2026年9月にインドで発表された改良モデルで、2026年10月30日時点では日本での発売・国内価格の公式発表は確認できません。インドの609,900ルピーからという価格は現地の店頭価格で、日本で買うときの値段ではありません。
- 2026年型は2022年発売の2代目の改良で、日本で2016〜2020年に売られた初代とは別モデル
- インドでは全13グレード、609,900〜999,000ルピー(2026年10月30日のNEXA公式表示、ex-showroom)
- エンジンは1.2L 3気筒のZ12E。燃費はガソリンMT 23.80km/L・AGS 24.77km/L、S-CNG MT 33.61km/kg・AGS 34.47km/kg(インド認証値)
- ADAS Level 2は最上位のAlpha(O)だけ。S-CNG AGSは9月18日に追加発表
日本で新車のバレーノを待つなら、スズキ日本のニュースリリースとラインアップを定期的に見るのが一番確実です。インド仕様の最新価格や装備はNEXA公式ページで確認できます。今すぐ車が必要なら、国内で販売中のスズキ車や旧型バレーノの中古車を別に調べてください。車は感情だけで買うと後悔します。発表の有無と価格の条件を確かめてから動けば、ニュースの見出しに振り回されずに済みます。
※本記事の情報は2026年10月30日時点の公式発表と公式サイトの表示に基づきます。価格・装備・日本での発売状況は変わる可能性があるため、最新情報は各公式サイトでご確認ください。
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