「電気自動車に乗り換えたら、ガソリン代が月3万円から4,000円以下になった」――そんな話を聞いて、心が揺れたことはありませんか。
電気自動車の電気代はガソリン代より安い。これは事実です。でも、「自分のケースでも本当に安くなるのか」と聞かれたら、答えは「条件次第」としか言えません。
自宅に充電設備があるか。年間何km走るか。何年乗り続けるか。補助金を活用できるか。――この4つの条件が揃って初めて、「あなたにとってEVがお得かどうか」の答えが出ます。
この記事では、自動車メディア「Premium Cars Life」を運営するMr.Kが、電気自動車の電気代とガソリン代を具体的な数字で徹底比較します。「EVは安い」という漠然とした期待を、リアルな数字と判断軸に変換する記事です。
この記事でわかること!
- 電気自動車の電気代とガソリン代の1kmあたりコスト比較(具体的な数字で)
- 自宅充電と急速充電でコストがどれだけ変わるか
- 月間走行距離別の燃料費節約シミュレーション
- EV購入前に確認すべき4つのチェックポイント
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電気自動車の電気代 vs ガソリン代、まず「1kmあたりコスト」で比較する

「EVって本当にガソリン車より安いの?」という疑問に答えるには、まず1kmあたりの燃料コストを比較するのが一番わかりやすい方法です。
計算式はシンプルです。
- EVの1kmあたり電気代 = 電気代単価(円/kWh)÷ 電費(km/kWh)
- ガソリン車の1kmあたりガソリン代 = ガソリン価格(円/L)÷ 燃費(km/L)
具体的な数字で見てみましょう(2026年3月現在の目安価格)。
EV(自宅普通充電・通常プラン)の場合:
電気代単価:約27円/kWh ÷ 電費:6km/kWh = 1kmあたり約4.5円
ガソリン車(レギュラー・実燃費12km/L)の場合:
ガソリン代:約170円/L ÷ 燃費:12km/L = 1kmあたり約14.2円
燃料費だけで見ると、EVはガソリン車の約3分の1のコストです。「これは確かに安い」と感じるはずです。
ただし、ここで重要なのは「自宅普通充電を前提にしている」という条件です。充電の方法が変わると、この数字は大きく変わります。
自動車専門家 Mr.Kここは意外と盲点なんですよ。EVの電気代が安いという話は、ほとんどの場合「自宅充電」が前提です。外出先の急速充電だけでEVを使う人は、この数字のまま喜んではいけません。
夜間電力プランを使えばさらに安くなる
電力会社の多くが提供している「夜間電力プラン(EV向け割引プランなど)」を活用すると、充電コストをさらに圧縮できます。
夜間電力プランの目安単価:約17〜20円/kWh(深夜帯・プランによって異なる)
このプランを活用した場合の1kmあたり電気代:約17円/kWh ÷ 6km/kWh = 約2.8円/km
ガソリン車の14.2円/kmと比較すると、約5分の1のコストになります。この数字を見ると、確かにEVの燃料費の安さは本物です。
ただし、注意点があります。夜間電力プランは「昼間の電気代が上がる」設計になっているケースも多いのです。在宅勤務の方や昼間に電気をよく使うご家庭では、夜間プランに切り替えることで逆にトータルの電気代が増えてしまうケースもあります。
夜間電力プランへの切り替えは、必ず「家庭全体の電気使用パターン」と照らし合わせて検討してください。
急速充電メインの人は「安い」とは限らない
ここが多くの記事が触れない「不都合な真実」です。
外出先の急速充電スタンドの単価は、自宅充電とは比べものにならないほど高くなります。
| 充電方法 | 単価の目安 | 1kmあたりコスト(電費6km/kWh) |
| 自宅普通充電(通常プラン) | 約27円/kWh | 約4.5円/km |
| 自宅普通充電(夜間プラン) | 約17〜20円/kWh | 約2.8〜3.3円/km |
| 外出先急速充電(会員価格) | 約40〜55円/kWh | 約6.7〜9.2円/km |
| コンビニ等の普通充電 | 約30〜40円/kWh | 約5.0〜6.7円/km |
| ガソリン車(参考) | 170円/L・燃費12km/L | 約14.2円/km |
急速充電メインで使う場合、1kmあたり6.7〜9.2円程度になります。ガソリン車(14.2円/km)よりは安いですが、「EVに乗り換えたら電気代が激減した!」という体験談とはかなりかけ離れた数字です。
車購入検討者急速充電が多いと、そんなに安くならないんですね……。自宅に充電設備がないと厳しいということですか?
自動車専門家 Mr.K正直に言うと、そうです。「EVは電気代が安い」という話は、ほぼ自宅充電が前提。急速充電メインになると、コスト優位性はかなり薄れます。これを最初に知っておくことが、EV購入後の「こんなはずじゃなかった」を防ぐ第一歩です。
自宅充電ができるかどうか――これが電気代コストの最大の分岐点
そう感じるのは普通のことです。
ただ、自分の車の相場を知らないままディーラーに任せてしまうのは、少しもったいないかもしれません。
結果的に、先に知っておいて本当に助かりました。
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EVの電気代を語るうえで、最初に確認すべき絶対的な前提があります。それは「自宅に充電設備を設置できるかどうか」です。
自宅充電ができる環境があれば、毎晩ケーブルを差し込むだけで翌朝には満充電。深夜の安い電気を使って充電できるため、燃料費を最大限に抑えられます。
一方、自宅充電ができない場合は、すべての充電を外部の充電スタンドに頼ることになります。急速充電の単価が高く、コスト優位性が大幅に薄れます。
「電気自動車を検討している」と言う方に、私は必ずこの質問から始めます。「自宅に充電設備を設置できますか?」と。
自宅充電設備の設置費用はいくらかかるか
自宅に200V・普通充電器を設置する場合の費用は、工事込みで10〜20万円程度が一般的な目安です(充電器の種類・工事内容によって大きく変わります)。
- 充電器本体費用:3〜8万円(6kWタイプが主流)
- 設置工事費:5〜12万円(電気容量の増設が必要な場合はさらに追加)
- 経済産業省の補助金(EV充電設備補助金)を活用できる場合がある
- 設置前に住宅の電気容量確認が必要(工事業者に相談)
補助金を活用すれば設置費用を大幅に抑えられるケースもあります。最新の補助金情報は、経済産業省の公式サイトまたは各補助金事務局のサイトで確認してください(制度は変更になる場合があります)。
マンション・集合住宅の充電事情
マンションや集合住宅にお住まいの場合、自宅充電の実現はかなり難易度が上がります。
駐車場に充電設備を設置するには管理組合の承認が必要で、既存の電気設備の容量確認、共用部への設備設置工事など、個人の判断だけでは進められません。近年は充電設備を整備するマンションが増えていますが、まだ対応していない物件が多いのも現実です。
マンション住まいでEVを検討している方は、まず管理組合への相談と近隣の充電スタンドのリサーチを先行して行うことをお勧めします。「EVを買ってから充電できなかった」という事態を防ぐためです。
初心者ユーザーマンションでEVってかなり大変なんですね……知らなかったです。
自動車専門家 Mr.K意外と知られていない部分です。EVを購入する前に、この「充電環境の確認」を最優先で行ってください。充電環境が整っていない状態でEVを買うのは、乗り換え後に後悔する最大のリスクです。
月間走行距離別シミュレーション――あなたの場合、いくら節約できる?

「自宅充電ができる環境がある」という前提で、実際にどれくらいの燃料費節約になるのかをシミュレーションしてみましょう。
節約額は月間走行距離によって大きく変わります。「自分は月に何km走るか」を意識しながら読み進めてください。
シミュレーションの前提条件
- EV側:電費 6km/kWh、自宅充電単価 22円/kWh(2026年3月時点の目安)
- ガソリン車側:実燃費 12km/L、ガソリン代 170円/L(2026年3月時点の目安)
- ※電気代・ガソリン代は変動するため、この数字はあくまで「執筆時点の目安」です
月間走行距離別の燃料費比較
| 月間走行距離 | EV(自宅充電) | EV(急速充電メイン) | ガソリン車 | EV自宅充電との月間差額 |
| 月500km | 約1,833円 | 約3,750〜4,583円 | 約7,083円 | 約5,250円お得 |
| 月1,000km | 約3,667円 | 約7,500〜9,167円 | 約14,167円 | 約10,500円お得 |
| 月1,500km | 約5,500円 | 約11,250〜13,750円 | 約21,250円 | 約15,750円お得 |
| 月2,000km | 約7,333円 | 約15,000〜18,333円 | 約28,333円 | 約21,000円お得 |
月1,500km走行(年間18,000km)の場合、年間の燃料費節約額は約189,000円になります。10年乗り続ければ約189万円の節約。この数字だけ見れば、確かに大きな差です。
「燃料費の差額だけで元が取れる」は何年かかるか
ここが冷静に数字で考えるべき重要なポイントです。
プレミアムEVとプレミアムガソリン車の車両価格差は、一般的に100〜200万円以上になることが多いです(車種や補助金活用状況によって大きく異なります)。さらに自宅充電設備の設置費用として10〜20万円が加わります。
この初期コスト差を、燃料費の節約額だけで回収しようとすると何年かかるか。
| 月間走行距離 | 年間燃料費節約額 | 初期コスト差150万円の回収年数目安 |
| 月500km(年6,000km) | 約63,000円 | 約24年 |
| 月1,000km(年12,000km) | 約126,000円 | 約12年 |
| 月1,500km(年18,000km) | 約189,000円 | 約8年 |
| 月2,000km(年24,000km) | 約252,000円 | 約6年 |
月間1,000km以下の走行距離の場合、燃料費の節約だけでは10年以上かかる計算になります。「電気代が安いから」だけを理由にEVへの乗り換えを決めるのは、この数字を見ると少し慎重になるはずです。
維持費全体(自動車税・保険・タイヤ・メンテナンスなど)も含めたトータルコストで考えると、また別の計算になりますが、その点は後の章で詳しく説明します。
プレミアムEVのトータルコスト――車両価格・補助金・リセールまで含めて計算する

電気代とガソリン代の比較は、あくまで「燃料費」の話です。プレミアムEVを検討するなら、車両価格・補助金・税優遇・リセールバリューを含めた「総保有コスト(TCO)」で考えることが不可欠です。
国のEV補助金(CEV補助金)の現状と活用法
国(経済産業省)はEV普及促進のためのCEV補助金(クリーンエネルギー自動車導入促進補助金)を実施しています。補助金額は車種・スペック・その年の予算状況によって異なりますが、プレミアムEVでも数十万円の補助を受けられるケースがあります。
ここで一つ重要な点があります。CEV補助金は「車両価格から即差し引かれる」のではなく、購入後に申請して「後から振り込まれる」仕組みです。
つまり、購入時には補助金額を含めた全額を支払う必要があり、補助金は申請から入金まで数ヶ月かかります。購入資金計画を立てる際は、この点を必ず確認してください。
補助金の最新情報・申請条件は制度変更が頻繁にあるため、必ずCEV補助金公式サイトで最新情報を確認してください。
自動車専門家 Mr.K維持費は必ず確認しておきましょう。補助金を「値引き」と同じ感覚で考えている方が多いですが、後払い型であることを知らずに資金計画を立てると、購入時に資金が不足する可能性があります。
自動車税・重量税の優遇措置
EVは「グリーン化特例」によって、自動車税・自動車重量税の優遇措置を受けられます(2026年3月時点)。
- 電気自動車は自動車税がグリーン化特例で軽減される(新車登録翌年度)
- 自動車重量税は取得・初回車検時に免除(電気自動車はゼロ円)
- この優遇措置は定期的に制度見直しが行われるため、最新情報は国土交通省・経済産業省で確認を
中古EVのリセールバリューの現実
トータルコストを語るうえで、避けられない話があります。現状の中古EV市場では、ガソリン車と比べてリセールバリュー(売却価格)が低いケースが多いという現実です。
バッテリーの劣化懸念・充電インフラの地域差・まだ普及途上であることなど、複数の要因が重なり、中古EVの需要はガソリン車ほど活発ではありません。人気のプレミアムEVブランドの一部は例外ですが、全体的な傾向として「中古EVは価格下落が早い」という現状があります。
プレミアムカー層で「3〜5年で乗り換える」というサイクルをお持ちの方は、売却時の損失がトータルコストに大きく影響します。EVを検討する際は、「何年乗り続けるか」という乗り換えサイクルを、コスト試算に必ず組み込んでください。
現在の愛車の買取相場を事前に確認しておきたい方は、カービューの無料一括査定が使いやすいです。乗り換え時の下取り価格との比較にも役立ちます。
電気代の値上がりはEVのコスト試算をどう変えるか

「EVを買った時の試算と、実際の電気代が全然違う」――これは、近年のEVオーナーが直面している現実の問題です。
電気代値上がりの現状と見通し
2022年以降、日本の電気代は大幅に値上がりしています。燃料費調整額の高騰・再生可能エネルギー賦課金の上昇・円安による輸入エネルギーコスト増などが重なり、家庭用電気代の単価は2021年比で2〜3割程度上昇しているケースもあります。
「EVを購入した3〜4年前の試算では月5,000円だった電気代が、今は月8,000円になっている」という状況が起こりうるのが現実です。
車購入検討者電気代が上がり続けたら、EVのメリットがどんどん薄れてしまう……。購入前の試算が将来も使えるとは限らないんですね。
自動車専門家 Mr.Kそうなんです。だから「今の電気代単価で計算した試算を信じて飛びつく」のは危険。将来の変動リスクも含めた「幅を持った試算」をするべきなんです。
「幅を持った試算」をするべき理由
EVのコスト試算をする際は、「今の電気代単価で計算した1パターン」だけで判断するのは危険です。楽観・中央・悲観の3シナリオで考えることをお勧めします。
| シナリオ | 想定電気代単価 | 月1,500km走行時のEV電気代 | ガソリン車との月間差額 |
| 楽観(電気代が下がる) | 20円/kWh | 約5,000円 | 約16,250円お得 |
| 中央(現状維持) | 27円/kWh | 約6,750円 | 約14,500円お得 |
| 悲観(電気代が2割上昇) | 32円/kWh | 約8,000円 | 約13,250円お得 |
電気代が多少値上がりしても、ガソリン代との差はまだ存在します。ただし、楽観シナリオと悲観シナリオでは月数千円の差が生まれ、長期的に積み重なると元回収年数が変わります。
「電気代が上がっても、どこまでのシナリオなら自分はOKと思えるか」という許容範囲を事前に決めておくことが、後悔しないEV購入の鍵です。
電気自動車とガソリン車、燃料費以外の維持費の違いも確認する

電気代とガソリン代の比較だけではなく、それ以外の維持費にも注目してみましょう。EVはガソリン車と比べて、維持費が安くなる部分と、逆に注意が必要な部分の両方があります。
EVが有利な維持費項目
- エンジンオイル交換が不要:EV はエンジンを持たないため、オイル交換・ベルト交換・プラグ交換などのエンジン系メンテナンスが不要。年間数万円の節約になる
- ブレーキパッドが長持ち:回生ブレーキ(減速時にモーターで発電・エネルギー回収)を多用するため、物理的なブレーキの消耗が少ない
- 自動車税・重量税の優遇:グリーン化特例による軽減措置(上述)
- 車検・定期点検の項目が少ない:エンジン周りの点検項目がなく、工賃が安くなるケースがある
EVで注意が必要な維持費項目
- バッテリー交換リスク:長期保有(10年以上)の場合、バッテリー性能が低下した際の交換費用は数十万〜百万円を超えるケースも。ただし近年のプレミアムEVはバッテリー保証期間が長く設定されているものが多い
- タイヤの消耗が早い:EVはバッテリー搭載で車重が重くなりがち。また、モーターの強いトルクで発進するためタイヤへの負担が大きく、消耗がガソリン車より早いケースがある
- 任意保険料がやや高め:車両本体価格が高いため、車両保険額が高くなり保険料が割高になる傾向がある
- 整備対応店が限られる車種がある:輸入プレミアムEV(テスラ等)は対応できる整備工場がまだ少なく、修理・点検の拠点が限られる
燃料費の節約と、これらの追加コストを相殺して考えると、「EVのトータル維持費はガソリン車より安い」という言い切りは難しく、使い方・保有期間・車種によって変わります。冷静に数字で見てみると、「燃料費の節約額」が「バッテリーやタイヤの追加コスト」に食われてしまうケースもゼロではありません。
EV購入前に確認すべき4つのチェックポイント

ここまでの内容を踏まえ、EVの電気代節約メリットを最大化するための「購入前チェックポイント」を4つ整理します。
この4つを自分の状況に当てはめてみてください。「全てYES」なら、EVへの乗り換えはコスト面でも合理的な選択になりやすいです。一つでも「NO」があれば、そのポイントをもう少し深掘りする必要があります。
戸建て住宅なら、電気容量の確認と工事業者への見積もりを取ることから始めましょう。マンション・集合住宅の場合は、管理組合への事前確認が必須です。「充電設備が設置できない環境でのEV購入」は、急速充電の高いコストを許容する必要があり、コスト優位性が大幅に低下します。
年間走行距離が多いほど(年間15,000km以上が目安)、燃料費節約の恩恵が大きくなります。年間5,000km以下の場合、燃料費の差額だけでの元回収は現実的に難しいケースが多いです。「自分は実際に何km走っているか」を直近1年の走行記録で確認してみてください。
プレミアムカー層で「3〜5年ごとに乗り換える」というスタイルの方は要注意。燃料費節約の累積が短期間では少なく、かつ現状の中古EVのリセールバリューの低下を考えると、短い乗り換えサイクルではコスト的に不利になる可能性があります。EVを選ぶなら「最低7〜8年は乗り続ける」という前提がコスト合理性を高めます。
CEV補助金の対象条件(車種・充電設備・申請タイミングなど)を事前に確認してください。補助金を活用できる場合と活用できない場合では、実質的な車両取得コストが大きく変わります。また、自治体独自の補助金が存在するケースもあるため、お住まいの市区町村にも確認してみてください。
EVへの乗り換えを検討する際、現在の愛車を早めに査定に出しておくことも重要です。乗り換えのタイミングによって売却価格は変わります。カーセンサーでは中古EV・プレミアムカーの在庫と相場が確認でき、新しい車選びの参考にもなります。
まとめ――「電気代が安いから」だけでEVを選ぶ時代は終わっている

この記事で解説してきた内容を振り返りましょう。
- 電気代はガソリン代より安い:自宅充電前提で1kmあたり4〜5円、ガソリン車は14円程度と、燃料費だけの比較ではEVが圧倒的に有利
- 急速充電メインだと優位性は薄れる:急速充電の単価は自宅充電の2〜3倍。マンション住まいや外部充電メインの使い方では、コスト優位性が大幅に低下する
- 車両価格差の回収には時間がかかる:月1,000km走行の場合、燃料費の差額だけで元を取るには10年以上かかるケースがある
- 電気代値上がりのリスクを無視できない:試算時点の数字が将来も通用するとは限らない。幅を持った試算が必要
- リセールバリューに注意:現状の中古EV市場ではガソリン車と比べて価格下落が早いケースがある
電気自動車の電気代はガソリン代より確かに安い。しかし「安さ」だけで飛びつくのは危険です。
自宅充電の有無・年間走行距離・乗り換えサイクル・補助金の活用可否――この4つを自分の状況に当てはめて初めて、EVが本当にお得かどうかの答えが出ます。
「電気代が安いから」という理由だけでEVを選ぶ時代は、正直に言えばもう終わっています。正しい数字を知ったうえで、自分のカーライフに合った選択をしてください。
それがプレミアムカーとの付き合い方として、最も賢いアプローチだと私は思っています。
電気自動車の電気代とガソリン代の比較についてのよくある質問(FAQ)

- 急速充電ばかり使うとガソリン車より高くなりますか?
-
急速充電の単価は40〜55円/kWh程度で、1kmあたりのコストは約6.7〜9.2円になります。ガソリン車(約14.2円/km)より安いですが、自宅充電(約4.5円/km)と比べると2〜3倍の差があります。急速充電だけでガソリン車より「圧倒的に安くなる」とは言いにくい状況です。使い方によっては、コスト差がほとんどなくなるケースもあります。
- 電気代が今後も値上がりし続けたらEVは損になりますか?
-
電気代が多少値上がりしても、ガソリン代との差はまだ存在します。ただし、ガソリン代も変動するため、将来の差額は不確実です。EV購入を検討する際は、楽観・中央・悲観の複数シナリオで試算し、「どのシナリオでも自分がOKと思える範囲か」を確認することをお勧めします。
- プレミアムEVは維持費が高いですか?安いですか?
-
燃料費(電気代)はプレミアムEVもガソリン車に比べて大幅に安くなります。一方、車両価格差が大きいため、燃料費の節約だけで初期コスト差を回収するには長期保有が必要です。エンジンオイル交換不要・ブレーキパッドが長持ちなどの節約効果はありますが、タイヤ消耗の早さ・バッテリー交換リスク・任意保険料の高さなど注意点もあります。トータルコストで考えると、長く乗り続けるほどコスト優位性が高まります。
査定は無料ですが、サービスによっては複数社とやり取りが発生します。
手間をかけたくない方、まずは相場確認だけしたい方、高く売りたい方。
目的に合わせて、無理のない方法を選んでください。
※「今回は見送ります。今後の連絡は不要です」とはっきり伝えれば問題ありません。
※すでに売却済みの方はスルーしてください。
車の購入を検討している方は、自動車税の仕組みも知っておくと判断がしやすくなります。
特に話題になっている「13年超の自動車税は本当に廃止されるのか?」については、最新の税制動向を以下の記事で詳しく解説しています。

