2026年10月22日、Hondaはステップワゴンを含む8車種のリコール(届出番号5891・ボディコントロールモジュール)を届け出ました。ただし「スパーダだから対象」「スパーダではないから対象外」とは決まらず、車検証の車台番号をHonda公式の対象車両検索で調べる必要があります。対象と表示されたら、最寄りのHonda販売店に来店日時を予約すれば、点検・修理は無料で受けられます。
今回の届出でステップワゴンが対象範囲に入っているのは、2025年1〜3月に製作された現行型(RP6・RP7・RP8)の一部です。範囲内でも対象にならない車両があると公式に注記されているので、まずは落ち着いて自分の車台番号を確かめましょう。
この記事は、2026年10月25日時点でHonda公式サイトに掲載されている届出内容を照合して整理しています。
この記事でわかること!
- 2026年10月22日の最新リコールの症状・修理内容と、ステップワゴンの対象範囲
- 後部座席ベルト(2020年)・燃料ポンプ関連(2026年5月)のリコールとの違い
- 車検証の車台番号でHonda公式検索を使い、対象か・修理済みかを確かめる方法
- 無料修理の予約先と電話窓口(0120-280524)、異常が出たときの相談先
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ステップワゴン スパーダのリコールは3件を区別して確認する

ステップワゴンに関係する主なリコールは、2026年10月の電装品(最新)、2020年の後部座席ベルト、燃料ポンプ関連(2026年5月の再届出)の3件で、対象の世代・症状・修理内容がそれぞれ違います。ひとつのニュースとしてまとめて読むと「うちの車も全部対象?」と誤解しやすいため、届出ごとに分けて確認してください。
| 届出日/番号 | 部位 | 起こり得る不具合 | 改善措置 | ステップワゴンの対象型式 | ステップワゴン分の台数※ |
| 2026年10月22日/5891 | ボディコントロールモジュール | バッテリーが上がり、エンジン始動・パワーシステム起動ができなくなるおそれ | モジュールを良品に交換、バッテリーを点検し異常があれば新品に交換 | RP6・RP7・RP8(現行型の一部) | 4,487台 |
| 2026年5月28日/5823 | 低圧燃料ポンプ(過去のリコール作業) | 過去の交換作業の不備で、ポンプ固定部からガソリンが漏れるおそれ | ロックナットとパッキンを新品に交換し、指定工具で規定トルクに締付け | RP1〜RP5(5代目の一部) | 192台 |
| 2020年6月4日/4755 | 後部座席ベルト(巻取装置) | ベルトを素早く引き出したときにロックしないおそれ | 製造番号を点検し、該当するベルトだけ良品に交換 | RP1〜RP5(5代目の一部) | 3,986台 |
上の表は「ステップワゴンに関係する主な届出」で、全件の一覧ではありません。旧型や別の年式には、これ以外の届出もあります。結局のところ、すべての届出をまとめて照合できるのは車台番号での公式検索だと覚えておくと迷いません。
初心者ユーザースパーダに乗っているんですけど、ニュースに「ステップワゴン」って出ていたら、スパーダは全部対象なんですか?
自動車専門家 Mr.Kそこは意外と盲点です。現行型はAIRもスパーダも同じ型式(ガソリンFFはRP6、4WDはRP7、e:HEVはRP8)なので、グレード名や型式だけでは判断できません。車台番号で調べるのが確実ですよ。
2026年10月22日の最新リコール:バッテリー上がりで始動できないおそれ
最新の届出番号5891は、ボディコントロールモジュールの不具合でバッテリーが上がり、エンジンが始動できなくなる(e:HEVはパワーシステムが起動できなくなる)おそれがあるというリコールです。修理はモジュールの交換とバッテリーの点検で、点検で異常が見つかった場合はバッテリーも新品に交換されます。
Hondaの届出によると、原因は部品選定が不適切で、誤った仕様のコンデンサーが組み付けられたことです。そのためパワースイッチを切ったあとも過大な待機電流が流れ続け、バッテリーが上がるおそれがあります。届出日は2026年10月22日、改修の開始日は10月23日です。
- ステップワゴンの対象範囲:6AA-RP8(e:HEV)3,030台、5BA-RP6(ガソリンFF)980台、5BA-RP7(ガソリン4WD)477台
- 製作期間:ステップワゴンは2025年(令和7年)1月14日〜3月3日の範囲内
- 通知方法:対象車の使用者にはダイレクトメール等で通知
なお、届出全体の台数「8車種・計15,191台」には、VEZEL・フリード・シビック・ZR-V・N-BOX・N-VANなどが含まれます。ステップワゴン単独の対象範囲は合計4,487台(公式表から筆者が合算)です。
届出番号5891のステップワゴン対象範囲(公式表の抜粋)
| 型式 | 車台番号の範囲 | 製作期間 | 台数 |
| 6AA-RP8 | RP8-1093010〜RP8-1098660 | 令和7年1月14日〜2月20日 | 3,030 |
| 5BA-RP6 | RP6-1128112〜RP6-1130197 | 令和7年1月17日〜3月3日 | 970 |
| 5BA-RP6 | RP6-5100399〜RP6-5100408 | 令和7年1月23日〜2月19日 | 10 |
| 5BA-RP7 | RP7-1113591〜RP7-1114431 | 令和7年1月20日〜2月20日 | 475 |
| 5BA-RP7 | RP7-5100107〜RP7-5100108 | 令和7年2月5日〜2月11日 | 2 |
公式ページには「リコール対象車の車台番号の範囲には、対象とならない車両も含まれている場合があります」と注記されています。範囲に入っているかどうかの目安には使えますが、最終判断は公式検索の結果で行ってください。
根拠:Honda「ステップワゴンなど8車種のリコール(ボディコントロールモジュール)」
後部座席ベルトのリコール(2020年):交換はロック不良の可能性がある車だけ
「ステップワゴン 後部座席ベルト 交換」で調べている方が該当し得るのは、2020年6月4日届出の番号4755です。対象は2019年8〜9月に製作された5代目(RP1〜RP5)の一部で、販売店が後部座席ベルトの製造番号を点検し、該当したベルトだけを良品に交換します。全車・全座席のベルトを一律に交換する内容ではありません。
届出によると、組付設備の調整が不適切だったため、ベルトの巻取装置(リトラクター)のロック機構部でスプリングが曲がって組み付けられたものがありました。その結果、シートベルトを素早く引き出した際にロックしないおそれがあります。
- ステップワゴンの対象範囲:RP1 104台、RP2 36台、RP3 2,270台、RP4 440台、RP5 1,136台(合計3,986台、筆者合算)
- 製作期間:2019年(令和元年)8月22日〜9月13日
- 届出全体:ステップワゴン・フィット・VEZEL・シビックの4車種、計8,390台
シートベルトは乗員を守る装置なので、分解や部品の付け替えを自分で行うのは避けてください。ベルトが引き出せない、戻らない、ロックしないなど気になる状態があれば、リコール対象かどうかにかかわらずHonda販売店で点検を受けるのが安全です。
当時は改善済みの車に「No.4755」のステッカーを貼る運用でしたが、Hondaは2020年11月1日からリコールステッカーの貼付を一律に廃止しています。ステッカーが見当たらないことだけで「未実施」とは言えないため、実施済みかどうかは後述の公式検索で確かめてください。
根拠:Honda「ステップワゴンなど4車種のリコール」(届出番号4755)、Honda「リコールステッカー貼付廃止のお知らせ」
燃料ポンプ関連:2026年5月の再リコールは「過去に修理した車」が対象
2026年5月28日届出の番号5823は、燃料ポンプそのものの不具合ではなく、以前の低圧燃料ポンプのリコールで交換作業を受けた車のうち、作業が不適切だった一部の車両が対象です。燃料ポンプの交換が済んでいる5代目ステップワゴンでも、改めて対象になっている可能性があります。
届出内容は、交換部品のロックナットを再利用したり、指定工具を使わずに締め付けたりしたものがあり、そのまま使い続けるとポンプの固定部からガソリンが漏れるおそれがある、というものです。修理ではロックナットとパッキンを新品に交換し、指定工具で規定トルクに締め付けます。
| 項目 | 元の燃料ポンプのリコール(例:2023年12月8日/5423) | 2026年5月28日/5823(再届出) |
| 原因 | ポンプ内部のインペラ(樹脂製羽根車)が燃料で膨らんで変形 | 過去のリコール作業でロックナット再利用・締付け不備 |
| 起こり得ること | ポンプの作動不良、最悪の場合は走行中のエンスト | ポンプ固定部からのガソリン漏れ |
| 修理内容 | 識別マークを確認し、該当すれば対策品のポンプに交換 | ロックナットとパッキンを新品に交換し、規定トルクで締付け |
| ステップワゴン分の対象範囲 | RP1〜RP5 計117,250台(筆者合算) | RP1〜RP5 計192台(筆者合算) |
5823の届出全体は23車種・計3,364台で、ステップワゴンはそのうち192台です。燃料ポンプのリコールは5423のほかにも複数回の届出があるため、「もう燃料ポンプは交換したから関係ない」と決めつけず、車台番号で最新の状況を検索し直すのが確実です。
根拠:Honda「N-BOXなど23車種のリコール(低圧燃料ポンプ)」(届出番号5823)、Honda「N-BOXなど25車種のリコール(低圧燃料ポンプ)」(届出番号5423)
自分の車が対象か確認し、無料修理を申し込む方法

確認から修理までの流れは、①車検証で車台番号を確認 → ②Honda公式の対象車両検索で照合 → ③対象ならHonda販売店に予約して無料で点検・修理の3ステップです。グレード名や年式から推測するより、この順番で進めるほうが早く確実に結論が出ます。
車検証の車台番号でHonda公式検索を使う
Honda公式の検索では、車検証に記載された車台番号を入力するだけで、リコール・改善対策・サービスキャンペーンの対象かどうかと、過去の実施履歴をまとめて確認できます。今回の5891だけでなく、後部座席ベルトや燃料ポンプの届出も同じ検索で照合されます。
自動車検査証(車検証)の「車台番号」欄を確認します。ステップワゴンなら「RP8-1093010」のように、英数字・ハイフン・数字の並びになっています。
Honda「リコール等情報」の「リコール等情報の対象車両・対象製品の検索」にある、「四輪車」の「車台番号から検索」を選びます。二輪車用の検索と間違えないようにしてください。
検索ページの入力欄は、ハイフンの前(例:RP8=半角英数字)と後ろ(例:1093010=半角数字)の2つに分かれています。入力して「検索」ボタンを押すと、対象となる届出と実施履歴が表示されます。
- 車台番号を間違えると、他の車両の検索結果が表示される場合があると公式ページで注意されています。入力後に番号を見直してください。
- 検索の対象は、1997年8月1日以降に届け出られたリコール・改善対策と、2017年5月1日以降に通知されたサービスキャンペーンです。
- 記事内の車台番号はリコール表の範囲の例です。ご自身の車検証の番号で検索してください。
同じ内容は、日本自動車整備振興会連合会のリコール検索でメーカーを選び、車台番号を入力して確認することもできます(Hondaの案内に記載)。
根拠:Honda「4輪 リコール・改善対策・サービスキャンペーン 対象車両検索」
対象だったらHonda販売店に予約する:費用・実施済みの確認・当日の流れ
検索で対象と分かったら、最寄りのHonda販売店に来店日時を予約し、点検・修理を受けます。費用は無料で、Hondaも各届出ページで早めの予約を呼びかけています。ダイレクトメールを待たずに、検索で対象と分かった時点で販売店へ相談するとスムーズです。
リコールは、保安基準に適合しなくなるおそれがあり、その原因が設計や製作の過程にある場合に、メーカーが国土交通省へ届け出て無料で修理する制度です。予約先についてHondaは「最寄りのHonda販売店」と案内しているので、購入店が遠い場合は近くの店舗に問い合わせてみてください。
- 予約時に伝えること:車台番号、該当した届出(例:届出番号5891)、希望日時
- 販売店に個別確認すること:作業時間、部品の入荷時期、当日の待ち方や代車の有無(届出には記載がなく、店舗や部品状況で変わります)
- 5891の作業内容:ボディコントロールモジュールの交換とバッテリー点検(異常があればバッテリーも新品に交換)
修理後に「本当に終わっているか」を確かめる方法も変わっています。Hondaは2026年4月1日以降の届出から、公式の対象車両検索で表示される「実施済」を新しい識別としました。それ以前の届出でも、2026年4月1日以降に修理を受けた場合は同じ扱いです。2026年3月31日までに修理を受けた場合の識別方法は、各リコールページの「改善箇所説明図」で確認できます。
自動車専門家 Mr.K中古で買ったステップワゴンも、前のオーナーが修理を済ませたかどうかは同じ検索で確かめられます。車検証が手元にあれば数分で終わりますよ。
根拠:Honda「リコール・改善対策を実施した際の識別のお知らせ」(2026年3月31日)、Honda「リコール等情報」
電話で問い合わせる窓口と、異常が出たときの相談先
リコールについて電話で聞きたい場合は、四輪車専用の「Honda市場措置専用窓口」フリーダイヤル0120-280524(受付9:00〜17:00、年末年始12月31日〜1月3日を除く)に問い合わせます。対象かどうか分からない、検索結果の読み方に迷う、といった相談はここか最寄りのHonda販売店で受け付けています。
| 相談したいこと | 連絡先 |
| 対象かどうか・リコール内容の質問 | Honda市場措置専用窓口(四輪車専用)0120-280524 |
| 修理の予約・作業時間・部品や代車 | 最寄りのHonda販売店 |
| 出先でエンジンが始動しない・走行中に異常 | Honda Total Care会員は緊急サポートセンター、それ以外はJAFや自動車保険のロードサービス(Hondaの案内による) |
エンジンが始動できない、燃料の臭いがする、シートベルトが正常に機能しないといった具体的な異常があるときは、自己判断で運転を続けたり分解したりせず、安全な場所に停めてからHonda販売店やロードサービスに相談してください。Hondaは燃料ポンプのリコールページで、エンジンが掛かりにくい・加速しない・振動するといった症状が出たら早めに販売店へ連絡するよう案内しています。
万一走行中にエンジンが止まった場合について、同ページでは次の対応が示されています。
- ブレーキが硬く効きにくくなるおそれがあるため、慌てずにいつも以上の強い力でブレーキを踏む
- ハンドルが重くなるおそれがあるため、しっかり握り、ただちに安全な場所に停めてハザードを点滅させる
- 高速道路では路肩や路側帯に寄せ、同乗者をガードレールの外側などに避難させてから停止表示器材を置き、救援を依頼する
根拠:Honda 届出番号5891ページ「お問い合わせ先」、Honda 届出番号5423ページ「エンジンの不調を感じたら」
まとめ

ステップワゴン スパーダのリコールは、グレード名ではなく車台番号で確認し、対象ならHonda販売店で無料修理を受けるのが基本です。最後に要点を整理します。
- 最新は2026年10月22日の届出番号5891。現行型RP6・RP7・RP8の一部(ステップワゴン分4,487台)で、バッテリー上がりにより始動できなくなるおそれがある
- 後部座席ベルト(2020年/4755)は5代目の一部が対象で、製造番号を点検して該当ベルトだけ交換する
- 燃料ポンプ関連(2026年5月/5823)は、過去の交換作業に不備があった一部の車が対象。交換済みの車も検索し直す
- 確認は車検証の車台番号→Honda公式検索。電話は四輪車専用の0120-280524(9:00〜17:00)
ご家族が別のHonda車にも乗っている場合は、その車も車台番号で同じように確認しておくと安心です。Honda車のリコールを確認するときの考え方は、ホンダはリコールだらけ?件数より「対象確認」が大事な理由で整理しています。
※本記事は2026年10月25日時点のHonda公式情報に基づいています。届出内容の訂正・追加や窓口情報の変更があり得るため、最新の情報はHonda「四輪車 リコール・改善対策一覧」でご確認ください。
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