「ガソリン税の暫定税率が廃止された」というニュースを聞いて、ハイオク満タンにするたびに感じていたあの重さが、少し軽くなる気がした方も多いはずです。
ポルシェ、BMW、レクサス、メルセデス。ハイオク指定のプレミアムカーに乗っていると、給油のたびに「また高い」という感覚が体に染み込んでいます。特に近年の燃料高騰は、どんなに車を愛していても、正直つらい局面がありました。
だからこそ、2025年に成立したガソリン税の暫定税率廃止法案には、多くのカーオーナーが注目しました。「1Lあたり25.1円が下がる」というフレーズが一人歩きしていますが、実際のところ、何がどう変わったのか——冷静に数字で確認できている方は意外と少ないのではないでしょうか。
この記事では、暫定税率の廃止で何が変わり、何が変わらないのかを整理したうえで、プレミアムカーオーナーの年間燃料費への具体的な影響をシミュレーションします。そして、燃料費が少し軽くなったこのタイミングを「維持費を見直す好機」として活かすヒントをお伝えします。
この記事でわかること!
- ガソリン税の「暫定税率(当分の間税率)」とは何か、1Lあたり25.1円の正体
- 廃止法案の成立経緯と施行時期(ガソリン:2025年12月31日、軽油:2026年4月1日)
- プレミアムカー(ハイオク・大排気量)オーナーの年間燃料費シミュレーション
- 廃止後も残る税金と、節約分を総維持費設計に活かす視点
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「ガソリン税の暫定税率」って何?1Lあたり25.1円の正体

「暫定税率」という言葉は耳にするものの、正確に説明できる方は少ないかもしれません。まずはここを整理します。実は「ガソリンにかかる税金」は1種類ではなく、複数の税が複雑に絡み合っているのです。
暫定税率は「道路を作るための上乗せ税」だった
1973年のオイルショックをきっかけに、日本の道路整備財源を確保するため、ガソリンにかかる揮発油税に「上乗せ分」が設けられました。これが暫定税率の始まりです。
正式な名称は「当分の間税率」。租税特別措置法によって定められ、本来は一時的な措置として導入されたはずが、道路整備の必要性を理由に延長を重ね、実に50年以上にわたって継続されてきました。「暫定なのに50年」という皮肉な状況が、長年の廃止議論の焦点になってきた経緯があります。
ガソリン分(揮発油税・地方揮発油税の上乗せ)は1Lあたり25.1円、軽油分(軽油引取税の上乗せ)は1Lあたり17.1円。これが今回廃止された税額です。
ガソリン1Lにかかる税金の全体像
ここが意外と盲点です。暫定税率が廃止されても、ガソリンへの課税がゼロになるわけではありません。廃止前後の税負担を整理してみましょう。
| 税の種類 | 廃止前(円/L) | 廃止後(円/L) | 備考 |
| 揮発油税(本則) | 28.7円 | 28.7円 | 廃止後も継続 |
| 揮発油税(暫定) | 25.1円 | 0円 | 2025年12月31日廃止 |
| 地方揮発油税(本則) | 4.4円 | 4.4円 | 廃止後も継続 |
| 石油石炭税 | 2.54円 | 2.54円 | 廃止後も継続 |
| 消費税 | 小売価格×10% | 小売価格×10% | 廃止後も継続 |
| 税合計(消費税除く) | 60.74円 | 35.64円 | 差引:△25.1円 |
つまり、廃止後もガソリン1Lには35円超の税金(+消費税)がかかり続けています。「ガソリン税がなくなった」という表現は誤りで、正確には「上乗せ分(暫定税率)がなくなった」のです。
初心者ユーザーガソリン税ってこんなに複雑なんですか?もっとシンプルかと思ってました。
自動車専門家 Mr.Kそうなんですよ、ケンさん。「ガソリン税」と一言で言っても、実は揮発油税・地方揮発油税・石油石炭税・消費税と複数の税が重なっています。今回廃止されたのはそのうちの「暫定分(当分の間税率)」だけ。だから廃止後も税負担はゼロにはならないんです。この構造を知らないと、「思ったより安くなっていない」という誤解につながります。
廃止法案の成立経緯と施行スケジュール
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「法案」という言葉が検索キーワードに含まれることからも分かるように、廃止への動きをリアルタイムで追っていた方が多かったのではないでしょうか。現在(2026年5月時点)は、ガソリン・軽油ともに暫定税率は廃止済みです。その経緯を時系列で整理します。
法案から成立へ〜2025年11月28日の改正法成立
国民民主党が主導する形でガソリン税の暫定税率廃止が政策議論の中心に上がり、与野党間での協議を経て、2025年11月28日に改正租税特別措置法が成立しました。
廃止に向けた議論は以前から行われていましたが、政治情勢・財政への影響・道路財源の代替手当て・燃料補助金との整合性など、複合的な課題があり、長らく実現に至りませんでした。それが2025年の国会において具体的な形で決着したのです。
施行スケジュール|ガソリンと軽油で時期が違う
廃止のタイミングは燃料種別で異なります。
- ガソリン(揮発油税・地方揮発油税の暫定税率):2025年12月31日 廃止
- 軽油(軽油引取税の暫定税率):2026年4月1日 廃止
ガソリンと軽油で廃止時期が3ヶ月以上ずれているのは、軽油引取税が都道府県税であり税制上の扱いが異なること、またディーゼルエンジン車の利用者層や流通への影響を考慮した措置です。ディーゼル車をお持ちの方は、軽油の暫定税率廃止が2026年4月1日以降であることを把握しておきましょう。
店頭価格に「25.1円そのまま」が反映されない理由
「廃止されたはずなのに、給油してもそんなに安くなった感じがしない」——そう感じている方は少なくないはずです。これには明確な理由があります。
ガソリンの店頭価格は、暫定税率だけで決まるわけではありません。以下の要因が複雑に絡み合っています。
暫定税率廃止と同時期に、それまでガソリン価格を抑えてきた国の燃料価格激変緩和補助金(元売りへの補助)が縮小・廃止の方向にシフトしました。補助金によって抑えられていた分が市場価格に戻ることで、暫定税率廃止による値下がり効果が打ち消される局面がありました。
廃止日前後に仕入れたガソリンには旧税率が適用されているケースがあり、小売価格への反映に数週間程度のタイムラグが生じました。「廃止の翌日から全スタンドで一斉に安くなる」わけではないのです。
ガソリン価格の大部分は原油調達コストで決まります。原油価格の上昇や円安が進めば、暫定税率廃止による値下がり分が相殺されることがあります。逆に原油安・円高が重なれば、廃止効果以上に安くなることもあります。税制の変化だけを追っていると、実際の価格変動の全体像が見えなくなります。
車購入検討者廃止になったのに思ったより安くなっていない…というのはそういう理由があったんですね。
自動車専門家 Mr.Kそうです、ミナさん。ガソリン価格は「税制だけ」では決まりません。補助金・原油価格・為替・流通コストが複雑に絡んでいます。だからこそ、「廃止で必ず25.1円安くなる」と思い込んでいると、実際の価格を見て混乱してしまいます。大切なのは、廃止によって「税負担の構造的な軽減」が起きているという事実を理解したうえで、今後の価格動向を読むリテラシーを持つことです。
プレミアムカーオーナーの年間燃料費シミュレーション

では、実際に数字で考えてみましょう。「1Lあたり25.1円」という変化が、プレミアムカーオーナーの財布に年間でどれくらいの影響を与えるのか。冷静に計算してみると、見えてくるものがあります。
ハイオク車・大排気量車で影響が大きい理由
プレミアムカー、特にポルシェ・BMW・メルセデス・レクサスのV8やV6といった大排気量モデルは、実燃費が低い=年間給油量が多いという特性を持っています。
たとえば、年間走行距離1万kmの場合でも、実燃費7km/Lの車と12km/Lの車では年間給油量がまったく異なります。
- 実燃費7km/L → 年間給油量:約1,429L
- 実燃費10km/L → 年間給油量:1,000L
- 実燃費12km/L → 年間給油量:約833L
25.1円/Lという廃止額は一定なので、給油量が多ければ多いほど年間節約額は大きくなります。ハイオク・大排気量プレミアムカーは、まさにこの恩恵を最も大きく受けるカテゴリーです。
年間走行距離・実燃費別の節約額シミュレーション表
自分の年間走行距離と実燃費を当てはめて、理論上の年間節約額を確認してみましょう。
計算式:(年間走行距離 ÷ 実燃費)× 25.1円 = 理論上の年間節約額
| 実燃費 \ 年間走行距離 | 1万km | 1.5万km | 2万km |
| 5km/L(大排気量・スポーツ) | 約50,200円 | 約75,300円 | 約100,400円 |
| 7km/L(輸入SUV・V8等) | 約35,857円 | 約53,786円 | 約71,714円 |
| 10km/L(プレミアムセダン・V6等) | 約25,100円 | 約37,650円 | 約50,200円 |
| 12km/L(ハイブリッド系高級車) | 約20,917円 | 約31,375円 | 約41,833円 |
※ 上記はあくまで理論値(暫定税率25.1円/Lの全額が店頭価格に反映された場合の最大値)です。実際の節約額は、補助金縮小・原油価格・為替レートの変動によって上下します。
代表的プレミアムカー別の試算例
具体的な車種で置き換えると、より実感が湧くはずです。あくまで参考値ですが、典型的な利用シーンを想定して試算しています。
| 車種 | 燃料 | 実燃費目安 | 年間走行距離 | 年間給油量 | 理論上の年間節約額 |
| BMW 5シリーズ(523i等) | ハイオク | 10km/L | 1万km | 1,000L | 約25,100円 |
| ポルシェ カイエン(V6) | ハイオク | 7km/L | 1万km | 約1,429L | 約35,868円 |
| レクサス LS(500) | ハイオク | 9km/L | 1.5万km | 約1,667L | 約41,842円 |
| メルセデス・ベンツ Eクラス(E200) | ハイオク | 11km/L | 1.2万km | 約1,091L | 約27,384円 |
自動車専門家 Mr.K冷静に数字で見てみましょう。年間2〜4万円台の節約は、決して小さな金額ではありません。ただし、プレミアムカーの年間維持費全体(50〜200万円規模になることも)の中で見ると、燃料費の変化だけで維持の可否や購入判断を変えるには至りません。大切なのは、この節約分をどう活かすか、という視点です。
車種タイプ別の影響|ハイオク・ディーゼル・HV・PHEV・EVの違い

プレミアムカーと一口に言っても、エンジン・パワートレインの違いによって今回の廃止の影響は大きく異なります。自分の車がどのカテゴリーに当てはまるかを確認してください。
ハイオク指定ガソリン車への影響(最も恩恵が大きい)
BMW・ポルシェ・メルセデス・レクサス・ボルボ・アウディのガソリンモデルなど、ハイオク指定かつ排気量が大きいモデルは、今回の廃止で最も直接的な恩恵を受けます。
理由はシンプルで、①廃止された税率(25.1円/L)がガソリン(揮発油税)に適用される ②給油量が多い、という2点が重なるからです。特に年間走行距離が多い方、または排気量・油圧が大きく実燃費が低い方は、上述のシミュレーション表で試算した節約額をほぼそのまま享受できる立場にあります。
ディーゼル車への影響
BMW xDrive・メルセデス・ベンツ OM651系ディーゼル・フォルクスワーゲン TDI・レンジローバー SDV8などのディーゼル搭載プレミアムカーは、軽油引取税の暫定税率(17.1円/L)廃止の恩恵を受けます。廃止日は2026年4月1日です。
軽油はもともとガソリンより安価ですが、1Lあたり17.1円の削減は年間給油量が多いディーゼル車ほど節約額が大きくなります。特に高速走行が多く、走行距離が多い方は、計算してみる価値があります。
ハイブリッド・PHEVへの影響
レクサス ES・LC・NX(ハイブリッド)、BMW 330e・X5 xDrive45e(PHEV)、メルセデス・ベンツ GLC300e(PHEV)などは、ガソリンを使う部分について25.1円/Lの廃止恩恵を受けます。
ただし、燃費が良いため年間給油量が純ガソリン車より少なく、節約の絶対額は小さくなります。PHEVは電気走行比率が高いほどガソリン消費量が少なく、恩恵はさらに限定的です。
電気自動車(EV)への影響
テスラ・BMWのiシリーズ・メルセデス EQシリーズなど純粋なEVは、ガソリンも軽油も使わないため、今回の暫定税率廃止による直接的な恩恵はありません。
一方で、EVの電力コストはガソリン税とは別の課税体系(電力自体への課税)であり、今回の廃止は電気代には影響しません。ただし、ガソリン価格が下がる方向に動いたことで、「ガソリン車 vs EV」の燃料コスト比較においてはEVの優位性が若干縮まる側面があります。
廃止後も残る税金と将来の税制リスク
暫定税率廃止を「ガソリン関係の税金が大幅に整理された」という前向きな出来事と捉えることはできます。しかし同時に、中長期的な税制変化のリスクも誠実に伝えておきたいと思います。
廃止後も残るガソリンへの課税
前述の通り、廃止後のガソリン1Lには以下の税が残ります。
- 揮発油税(本則):28.7円/L
- 地方揮発油税(本則):4.4円/L
- 石油石炭税:2.54円/L
- 消費税:10%(小売価格に対して)
消費税を除いても1Lあたり35円超の税負担があります。「ガソリン税がなくなった」という表現や報道は、正確には誤りです。「暫定分の上乗せがなくなった」という理解が正確です。
将来の税制見直し・走行距離課税の可能性
もう一つ、長期的な視点で頭に入れておきたいのが走行距離課税(ロードプライシング)の議論です。
EVの普及が進むにつれて、ガソリン税収入は将来的に減少していきます。道路の維持管理コストは走行距離に比例するにもかかわらず、EVオーナーは現状ほぼ「道路の対価」を払っていません。この不均衡を解消するために、「走った距離に応じた課税」の仕組みを導入しようという議論が、日本を含む世界各国で進んでいます。
また、暫定税率廃止によって生じた道路財源の不足をどう補填するかという問題もあります。自動車重量税・自動車取得税・自動車税(種別割)といった既存の自動車関連税が見直される可能性も否定できません。
【詳しく】走行距離課税とは?プレミアムカーへの影響
走行距離課税とは、車の走行距離(ODOメーターや車載通信機器で計測)に応じて税金を課す仕組みです。現在の燃料税はガソリンを消費するほど税を払う構造になっていますが、EVは燃料を使わないため事実上免税状態です。これを是正しつつ、EV・ガソリン車に関係なく「道路を使った分だけ支払う」という公平な課税を目指す考え方です。米国の一部州やOECD諸国ではすでに試験的な導入・議論が進んでいます。日本でも財務省・国土交通省レベルで議論が行われており、今後10〜20年単位で制度化される可能性があります。プレミアムカーは年間走行距離が比較的多い傾向があり、走行距離課税が導入された場合はガソリン車・EV問わず影響を受けやすい立場になります。
自動車専門家 Mr.K将来の税制見直しは、長期的な視点で考えておく必要があります。「今は安くなった」という事実は喜ばしいことですが、EV普及・道路財源問題・税制全体の見直しが進む中で、自動車に関わるコスト構造は今後も変化していくでしょう。プレミアムカーを長期保有するなら、燃料費だけでなく税制動向も定期的にチェックしておくことをおすすめします。
燃料費節約分を総維持費設計に活かす視点
ここからは、Premium Cars Lifeとして最も大切にしている「視点」をお伝えします。燃料費が年間2〜4万円浮いたとして、その分をどう使うかが、プレミアムカーライフの質を左右します。
プレミアムカーの維持費内訳における燃料費の位置づけ
プレミアムカーの年間維持費を大まかに分解すると、以下のような構成になります(車種・使い方・保険内容により大きく異なります)。
| 費目 | 目安(年額) | 備考 |
| 自動車税(種別割) | 3〜11万円 | 排気量による。3,000cc超は高額 |
| 自動車重量税(車検時) | 1〜4万円 | 車両重量・エコカー減税による |
| 任意保険 | 8〜25万円 | 車種・年齢・等級・走行距離による |
| ガソリン代 | 20〜60万円 | 走行距離・実燃費・単価による |
| タイヤ(消耗品) | 5〜20万円 | プレミアムタイヤは高額。年1〜2回交換も |
| エンジンオイル・油脂類 | 2〜5万円 | 輸入車は純正指定油脂が高価 |
| 車検・定期点検 | 10〜30万円 | ディーラー整備・部品代で高額になりやすい |
| ローン・減価償却 | 30〜200万円以上 | 購入価格・金利・残価設定による |
ガソリン代は確かに大きな費目ですが、タイヤ・保険・整備・減価償却と比べると、暫定税率廃止による年間2〜4万円の削減は維持費全体の一部に過ぎません。燃料費が少し下がっても、タイヤが早期に劣化したり、保険内容を薄くして事故リスクを高めてしまったりすれば、本末転倒です。
一方で、燃料費の余白ができた分を定期点検の前倒し・高品質オイルへの切り替え・タイヤの計画的な交換積立に充てる。そういう発想ができる人が、プレミアムカーを良い状態で長く楽しめる人です。
売却・乗り換えタイミングへの影響
暫定税率の廃止が中古車市場に直接的に大きな影響を与えるとは考えにくいですが、ガソリン価格への関心が高まっているこのタイミングは、愛車のリセールバリューを確認するのに良い機会です。
「今のガソリン価格なら、もう少し乗り続けようか」「燃費の悪い現行車から、より効率的なモデルに乗り換えるべきか」——こうした判断は、愛車の現在の市場価値を知ることから始まります。
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まとめ|ガソリン税暫定税率廃止で変わること、変わらないこと

記事の内容を整理します。
- ガソリン(揮発油税)の暫定税率25.1円/Lが廃止(2025年12月31日〜)
- 軽油(軽油引取税)の暫定税率17.1円/Lが廃止(2026年4月1日〜)
- 理論上、年間走行距離・実燃費に応じて2〜5万円規模の燃料費削減が可能
- 本則税率(揮発油税28.7円/L・地方揮発油税4.4円/L)・石油石炭税・消費税は継続
- 店頭価格は補助金・原油・為替・流通コストに左右され、25.1円がそのまま下がるとは限らない
- EV・PHEVの電気分には今回の廃止は影響しない
- 将来の走行距離課税・自動車関連税制見直しのリスクは継続
プレミアムカーオーナーの皆さんへ、3つのアクションを提案します。
(年間走行距離 ÷ 実燃費)× 25.1円 = 理論上の年間節約額。スマホの電卓で30秒でできます。
「安くなった分を使い切る」のではなく、「維持費の質を上げる」投資に回すのがプレミアムカーオーナーの賢い選択です。
自動車専門家 Mr.Kガソリン税の暫定税率廃止は、50年以上続いてきた上乗せ分がようやくなくなった、制度上の大きな変化です。ただし、これでプレミアムカーの維持が劇的に楽になるわけではありません。数字を整理して冷静に判断すれば、プレミアムカーは決して維持が難しすぎる乗り物ではない。燃料費が少し軽くなった今こそ、総維持費を見直し、自分に合ったプレミアムカーライフを設計し直す好機です。
ガソリン税暫定税率廃止についてのよくある質問(FAQ)
- ガソリン税の暫定税率が廃止されると、1Lいくら安くなりますか?
-
理論上は1Lあたり最大25.1円(ガソリン)の税負担が軽減されます。ただし、補助金の縮小・廃止との重複、原油価格・為替レートの変動、元売り・小売のタイムラグにより、店頭価格が25.1円そのまま下がるとは限りません。実際の価格変化は時期・地域・市況によって異なります。
- 軽油の暫定税率廃止はいつですか?
-
軽油(軽油引取税)の暫定税率17.1円/Lは、2026年4月1日に廃止されました。ガソリンの廃止(2025年12月31日)から約3ヶ月遅れての施行です。
- 廃止後もガソリンに税金はかかりますか?
-
はい、かかります。揮発油税の本則税率(28.7円/L)・地方揮発油税(4.4円/L)・石油石炭税(2.54円/L)・消費税(10%)は廃止後も継続されています。「ガソリン税がなくなった」という表現は誤りで、正確には「暫定税率(当分の間税率)の上乗せ分がなくなった」です。
- EVに乗っていますが、今回の廃止は関係ありますか?
-
純粋なEVはガソリンも軽油も使わないため、今回の暫定税率廃止の直接的な恩恵はありません。EVの電力コストは別の課税体系が適用されます。ただし、将来的に走行距離課税が導入された場合はEVも影響を受ける可能性があります。
13年超の車に乗っている方や中古車購入を検討中の方は、自動車税の重課制度も要確認です。
「廃止されるのか」「2026年改正で何が変わるのか」は、以下の記事で詳しく整理しています。

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