クラウンの「RS」と「RSアドバンス」、この2つのグレード名を並べて眺めながら、どちらにするか迷っている方は多いはずです。
中古車サイトを開くと、同じ年式のクラウンなのに20万円、30万円、場合によっては50万円以上の価格差がついている。「RSアドバンスのほうが上位グレードだから良いのはわかるけど、その差額に見合う装備があるのか?」という疑問が湧いてくる。そうですよね。
実は、クラウンRSとRSアドバンスの違いは「単純な上下関係」ではありません。装備の充実度・所有満足度・パワートレインの選択肢・そして年式・前期後期によっても、その差の大きさが変わってきます。「RSアドバンス」という名前がついていても、欲しい装備が搭載されていない個体がある。これが中古車市場の現実です。
この記事では、グレード名だけでは判断できないクラウンRS・RSアドバンスの違いを、年式・前期後期・パワートレイン別に整理します。価格差・維持費・リセールの視点も加えながら、「自分にはどちらが合っているか」を判断できる材料をお届けします。
この記事でわかること!
- クラウンRSとRSアドバンスの具体的な装備・仕様の違い(220系・210系)
- 年式・前期後期・パワートレイン別に変わるポイントと注意点
- 中古車選びで失敗しないための実車確認チェックポイント
- 価格差・維持費・リセールを踏まえた「RS vs RSアドバンス」の選び方の判断軸
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クラウンRSとRSアドバンスの違い、結論から言うと?

RSとRSアドバンスのポジション整理
まず、クラウンのグレード体系の中でRSとRSアドバンスがどういう位置づけかを整理しましょう。
クラウンには大きく「ロイヤル系(上質・高級志向)」と「アスリート系(スポーティ志向)」という2つの方向性が長く存在してきました。RSはそのスポーティ路線の代表格として、外観のスポーティなデザインと引き締まった走りを前面に打ち出したグレードです。
その「RS」の上位グレードとして設定されているのが「RSアドバンス」。スポーティな基本性格はそのままに、安全装備・快適装備・内装の質感をより充実させたのがRSアドバンスの立ち位置です。
自動車専門家 Mr.Kまず大前提として押さえてほしいのですが、RSとRSアドバンスで走りの基本性能に大きな差はありません。エンジン・サスペンション・ブレーキは同じパワートレインであれば基本的に共通です。違いが出るのは「日常の快適さ・安全装備の充実度・所有したときの満足感」の部分です。
RSとRSアドバンスの違い、核心はここだ
結論を先にまとめると、以下の通りです。
- 走りの性能差はほぼない(同じパワートレインなら加速・ハンドリング・乗り心地は同等)
- 違いは装備の充実度(快適装備・安全装備・内装の質感・利便機能)
- RSアドバンスは「所有満足度の上乗せ」に投資するグレード
- 年式・パワートレイン・オプションで内容は変わる(グレード名だけで判断は禁物)
「スポーティなクラウンに乗りたい」というニーズはRSで十分に満たせます。「その上で、快適さや安全装備・内装の満足度をより高めたい」という方がRSアドバンスを選ぶイメージです。
ただし、ここからが重要な話です。同じ「RSアドバンス」というグレード名でも、年式・前期後期・パワートレインの違いによって、付いている装備の内容が変わります。特に中古車を探している方は、グレード名だけで判断してしまうと「思っていた装備が付いていなかった」という失敗につながります。この点は記事全体を通じて繰り返しお伝えしていきます。
【世代別・年式別】クラウンRS・RSアドバンスの装備差を整理する
その気持ち、よくわかります。実際、私も最初はまったく同じ不安がありました。
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中古市場に流通しているクラウンで「RS」「RSアドバンス」を名乗っているのは、主に15代目(210系・2012〜2018年)と16代目(220系・2018〜2022年)です。それぞれ特徴が異なるため、まず世代を整理しましょう。
15代目クラウン(210系・2012〜2018年)のRS/RSアドバンス
210系クラウンは2012年12月にデビューし、2018年まで販売されたモデルです。
主なパワートレイン構成は次の通りです。
- 2.5L V6 NA(GRS系)
- 3.5L V6 NA(GRS系・一部グレード)
- 2.5L ハイブリッド(AWS210系)
210系のRSとRSアドバンスの装備差については、220系ほど大きな選択肢の違いはなく、内装グレードや快適装備(シートの素材・後席の機能)を中心に差が設けられていました。具体的な装備差は仕様によって異なるため、購入の際は必ずカタログや整備記録簿を確認することをおすすめします。
また、前期(2012年12月〜2015年10月)と後期(2015年10月〜2018年6月)では、インフォテインメント系統の変化やエクステリアのマイナーチェンジが行われています。後期モデルのほうが装備のアップデートが施されていることが多いため、中古で210系を狙う場合は後期かどうかの確認も重要なチェックポイントです。
車購入検討者210系だと、今から見るともう10年以上前の車ですよね。選ぶ上で気をつけることって特にありますか?
自動車専門家 Mr.K良い質問です。210系の場合は、装備差よりも車両のコンディションを最優先で見てください。年式が古くなると、電子装備の劣化・バッテリーの状態・内装の傷み具合が購入後の満足度に直結します。「RSアドバンスだから大丈夫」という安心感ではなく、「この個体の状態はどうか」という目線で選ぶことが大切です。
16代目クラウン(220系・2018〜2022年)のRS/RSアドバンス【主要比較】
中古市場で最も多く検索・比較されているのが、この16代目・220系クラウン(2018年〜2022年)のRS/RSアドバンスです。
220系の特徴的なポイントは、パワートレインの選択肢が広がったことです。
- 2.0Lターボ(AZSH20):RS・RSアドバンスどちらにも設定
- 2.5Lハイブリッド:RS・RSアドバンスどちらにも設定
- 3.5Lハイブリッド:RSアドバンスのみに設定(年式・時期による)
つまり、「3.5Lハイブリッドのクラウンが欲しい」という方は、RSアドバンスを選ぶしか選択肢がない年式があります。これはグレード選びとパワートレイン選びが連動している点で、非常に重要なポイントです。
次に、220系のRS/RSアドバンスの装備差を整理します。※年式・メーカーオプション・仕様により異なりますので、必ず実車・カタログで確認してください。
| 装備項目 | RS | RSアドバンス |
| パノラミックビューモニター(360度) | メーカーオプション(設定外の場合あり) | 標準装備(仕様による) |
| ブラインドスポットモニター(BSM) | 非設定(多くの仕様) | 標準装備 |
| リヤクロストラフィックアラート | 非設定(多くの仕様) | 標準装備 |
| シートベンチレーション(前席) | 非設定 | 標準装備 |
| 後席シートヒーター | 非設定 | 標準装備 |
| パワーイージーアクセスシステム | 非設定(多くの仕様) | 標準装備 |
| ヘッドアップディスプレイ | メーカーオプション | 標準装備(一部年式) |
| 後席パワーシート | 非設定 | 標準装備 |
| 電動リヤサンシェード | 非設定 | 標準装備 |
| シート素材 | 本革系(仕様による) | ナパレザー等(上質素材) |
| 3.5Lハイブリッドの選択 | 不可(多くの年式) | 選択可能(年式による) |
| トヨタセーフティセンス | 標準装備 | 標準装備 |
※上記は一般的な傾向をまとめたものです。年式・パワートレイン・メーカーオプション設定により装備内容は異なります。購入前に必ず実車・カタログ・オプション明細書で確認してください。
このように見ると、RSアドバンスとRSの差は「走り」ではなく、日常の運転をより快適・安全にする装備の充実度にあります。パノラミックビューモニターや後席の快適装備・シートの上質さ、こうした「乗るたびに感じる満足感」への投資がRSアドバンスを選ぶ意味といえるでしょう。
前期(2018年6月〜2020年ごろ)と後期(2020年〜2022年6月)では、ディスプレイオーディオのアップデートや一部安全装備の追加が行われています。後期モデルのほうが装備面での完成度が高いため、中古で狙う場合は前期・後期の区別も確認するようにしましょう。
同じグレード名でも「装備が違う」理由とは
ここが、多くの方が見落としているポイントです。
「RSアドバンスを買ったのに、パノラミックビューモニターが付いていなかった」——これは決して珍しいケースではありません。なぜそういうことが起きるのか。理由は主に2つあります。
理由①:メーカーオプション設定の有無
RSアドバンスでも、一部の装備はメーカーオプション(有償追加)として設定されており、オーナーが選択しなかった場合は付いていません。新車購入時にオプションを外したまま販売された個体が中古市場に流通することがあります。
理由②:前期・後期・マイナーチェンジによる変化
前期モデルでは一部の安全装備が非設定だったものが、後期モデルで標準装備化されるケースがあります。「RSアドバンスなのにこの装備がない」という疑問は、前期モデルを見ているケースで起きやすいです。
初心者ユーザーえっ、RSアドバンスって名前がついてても欲しい装備がないことがあるんですか!?
自動車専門家 Mr.Kそうなんですよ、ここが盲点です。グレード名は「標準装備の方向性」を示しているだけで、個体ごとにオプション有無が異なります。だから中古車を選ぶときは、グレード名ではなく「その個体に何が付いているか」を一つひとつ確認することが何より大切なんです。
価格差の実態は?新車と中古車それぞれで考える

新車での価格差(参考値)
220系クラウンの新車時の価格帯(参考)は以下の通りです。販売終了モデルのため、メーカー公式サイトでは現在確認できませんが、当時の価格帯として参考にしてください。
| グレード | パワートレイン | 新車時メーカー希望小売価格(参考) |
| RS | 2.0Lターボ | 約487万円〜 |
| RS | 2.5Lハイブリッド | 約530万円〜 |
| RSアドバンス | 2.0Lターボ | 約545万円〜 |
| RSアドバンス | 2.5Lハイブリッド | 約587万円〜 |
| RSアドバンス | 3.5Lハイブリッド | 約637万円〜 |
※上記は参考価格です。年式・時期により変動します。
同じパワートレインで比較すると、RSアドバンスはRSより概ね50〜60万円前後高い設定でした。さらにメーカーオプションを加えると、実質的な差額はさらに広がることもありました。
中古車市場での価格差の現実
冷静に数字で見てみましょう。
中古車市場(2025〜2026年時点)では、220系クラウンの相場感は年式・走行距離によって以下のような幅があります(あくまで目安です)。
- 2018〜2019年式(前期)・走行距離3〜5万km:RS 約230〜290万円 / RSアドバンス 約260〜340万円
- 2020〜2021年式(後期)・走行距離2〜4万km:RS 約290〜360万円 / RSアドバンス 約330〜420万円
※実際の価格は個体の状態・修復歴・装備・地域によって大きく変動します。カーセンサー等で実際の在庫・価格感を必ず確認してください。
ここで注目したいのは、中古市場ではRS/RSアドバンスの価格差が新車時ほど大きくないケースがあるということです。同じ年式・同程度の走行距離で価格差が20〜30万円程度であれば、「それならRSアドバンスを選んだほうが装備の充実感でお得」と判断できる場面もあります。
ただし、価格だけで飛びつくのは危険です。中古市場では、グレード差よりも走行距離・修復歴の有無・車両コンディションが価格と満足度を大きく左右します。「RSアドバンスで安い」という理由だけで判断するのではなく、なぜその個体が安いのかを必ず確認するようにしましょう。
実際の在庫と価格感を比較したいなら、カーセンサーで同条件の複数の個体を並べて確認するのが一番わかりやすい方法です。「RSとRSアドバンスが同じ価格帯に並んでいたら、装備差を確認した上でRSアドバンスを選ぶ価値がある」という判断基準も、実際の在庫を見ながら考えると自然に理解できます。
維持費に大きな違いはあるか?長く乗るなら必ず確認したい

パワートレイン別の燃費・燃料コスト比較
維持費の観点では、RSかRSアドバンスかよりも、どのパワートレインを選ぶかのほうが影響が大きいです。
220系クラウンのパワートレイン別燃費(WLTCモード・参考値)を見てみましょう。
| パワートレイン | WLTCモード燃費(参考) | 年間燃料費目安(年間1万km・ガソリン175円/L) |
| 2.0Lターボ | 約13〜14km/L | 約12.5〜13.5万円 |
| 2.5Lハイブリッド | 約17〜19km/L | 約9〜10万円 |
| 3.5Lハイブリッド | 約12〜15km/L | 約11.5〜14.5万円 |
※燃費は年式・走行条件により変動します。あくまで参考値としてご活用ください。
年間走行距離1万kmで比較すると、2.0ターボと2.5ハイブリッドの燃料費差は年間で3〜4万円程度になります。長く乗るほどこの差は積み重なります。「燃費が気になる」という方は、グレードより先にパワートレインを決めることをおすすめします。
税金・保険料のグレード差
自動車税は排気量によって決まります。同じパワートレインを選んでいればRSもRSアドバンスも税額は同じです。
- 2.0Lターボ(排気量1,998cc):自動車税 年額3万6,000円
- 2.5Lハイブリッド(排気量2,487cc):自動車税 年額4万3,500円
- 3.5Lハイブリッド(排気量3,456cc):自動車税 年額5万8,000円
任意保険料もグレードの差よりも、車両の価値(新車価格帯)・等級・ドライバー年齢によって変わります。RSとRSアドバンスで保険料が大きく変わることは基本的にありません。
電子装備が多いRSアドバンスの故障リスクと修理費
ここは意外と盲点です。
RSアドバンスにはパノラミックビューモニター・シートベンチレーション・パワーイージーアクセスシステムなど、電子系の装備が多く搭載されています。これらは快適性を高めてくれる一方、故障した際の修理費が高額になりやすいという側面もあります。
自動車専門家 Mr.K特に中古車の場合、前オーナーがどれだけ丁寧に扱ってきたかによって、電子装備の劣化具合が変わります。「装備が多いほど便利だが、故障リスクも増える」という現実は、維持費を考える上で頭に入れておいてください。購入前に全装備の動作確認をすることが、後からの余計な出費を防ぐ最大のコツです。
リセール・売却時の評価差はあるか?

上位グレードはリセールで有利か?
「RSアドバンスのほうが売るときに高くなりますか?」という質問は、クラウンオーナー・購入検討者からよく聞かれます。
答えは「有利になる傾向はあるが、それ以上に影響する要因がある」です。
上位グレードのRSアドバンスは、査定時に「装備が充実している」として評価されることがあります。ただし、査定額に最も影響を与えるのは以下の要素です。
- 走行距離(最重要。低走行ほど高評価)
- 修復歴の有無(修復歴ありは査定が大きく下がる)
- 外装・内装のコンディション(傷・へこみ・シートのへたり)
- 年式・流通台数・相場の動向
初心者ユーザーえっ、上位グレードでも車両状態が悪ければ査定が下がるんですか?
自動車専門家 Mr.Kそうです。グレード差が査定額に与える影響は、車両状態に比べると限定的です。「RSアドバンスだから高く売れる」ではなく、「この個体をどれだけ丁寧に乗ってきたか」が査定では正直に出ます。逆に言えば、コンディションの良いRSは、状態の悪いRSアドバンスより高く評価されることもあります。
愛車を手放すなら一括査定で相場を確認しよう
乗り換えを検討しているなら、まず今の愛車の相場を把握することが後悔しない乗り換えの第一歩です。ディーラーの下取り1社だけに頼るのではなく、複数の買取業者に査定を依頼することで、愛車の本当の市場価値がわかります。
愛車の現在の相場をまず確認したいなら、カービューが一括査定の入口として使いやすいです。廃車・事故車・不動車を含む特殊な状態でも買取対応してくれるカーネクストや、個人間売買でより高値を目指したい場合はカババを活用する選択肢もあります。査定は無料で、売る義務は一切ないので、まずは相場確認から始めてみましょう。
中古クラウンを買う前に必ず確認!実車チェックポイント

ここが、この記事で最も伝えたいことです。
クラウンRSとRSアドバンスを中古で探すなら、グレード名よりも「その個体に実際に何が付いているか」を確認することが最重要です。以下のチェックリストを持って、実車確認に臨んでください。
装備の有無を確認する5つのポイント
バック時・ナビ操作で360度映像が表示されるか実際に確認します。「RSアドバンスだからある」と思い込まず、必ずカメラ映像を自分の目で確認してください。
実際にスイッチを押して、送風・加熱が機能するか確認します。前席だけでなく、後席のシートヒーターも動作させてみましょう。
走行時にサイドミラー付近のインジケーターが正常に点灯するか確認します。試乗できる場合は必ず試してください。試乗できない場合は販売店に確認を依頼しましょう。
エンジン始動後にフロントガラスへの投影が確認できるか確認します。搭載されているかどうか自体も、スイッチパネルで確認できます。
販売店にオプション明細書(メーカーオプション証明書)の提示を依頼します。新車時にどの装備を付けていたかが記録されており、中古市場での個体差を正確に把握できます。書類が揃っている個体を選ぶことが、購入後の「思っていたのと違う」を防ぐ最短経路です。
自動車専門家 Mr.K中古車は、10分かけて全装備を動かして確認することが後悔しないコツです。面倒に感じるかもしれませんが、数百万円の買い物です。「グレード名を信じて省略する」のが最も危険な行動です。
前期・後期の見分け方(220系)
220系クラウンの前期・後期の見分け方は、主に以下の外観・内装の変化で判断できます。
| 確認箇所 | 前期(2018〜2020年ごろ) | 後期(2020〜2022年) |
| フロントグリル | 比較的シンプルなデザイン | より精悍・立体感あるデザインに変更 |
| ディスプレイオーディオ | 旧世代のディスプレイ | 最新世代ディスプレイオーディオにアップ |
| 安全装備のバージョン | トヨタセーフティセンス(旧世代) | トヨタセーフティセンス(更新版) |
| 年式の確認方法 | 車検証の初年度登録年月で確認 | |
※細かな仕様変更はトヨタ公式の情報や専門書を確認してください。上記は一般的な傾向です。
車両状態チェックで見落としやすいポイント
修復歴と走行距離は当然チェックするとして、それ以外に確認しておきたいポイントを整理します。
- 使われ方の確認:タクシー・レンタカー・法人リース歴がある個体は走行距離が多くなりやすい。車検証の所有者欄・整備記録簿の枚数で確認できる
- 電子装備の全動作確認:ナビ・バックカメラ・全スイッチを実際に操作する。「動くかどうか」だけでなく「スムーズに動くか」も確認
- ハイブリッドバッテリーの状態:ハイブリッド車の場合、バッテリー残量・劣化状態の確認を依頼する。ディーラーでの点検歴があれば安心感が増す
- 下廻りの腐食確認:積雪地域で使われた個体は下廻りの腐食リスクがある。可能であれば下廻りを目視確認する
中古クラウンの在庫を比較するなら、車選びドットコムで条件を絞って検索するのが便利です。グレード・年式・走行距離・パワートレインを組み合わせて絞り込めます。
結局、RSとRSアドバンスどちらを選ぶべきか?判断軸の整理

ここまで読んでいただいたことで、RS/RSアドバンスの違いの全体像はつかめたと思います。最後に、判断軸を整理しましょう。
「RS」が向いているのはこんな方
- 予算を抑えてクラウンRSらしいスポーティな走りを楽しみたい方
- トヨタセーフティセンスなど基本安全装備があれば十分で、追加の快適装備に強くこだわらない方
- 中古で状態の良い個体を広い選択肢の中から探したい方
- 日常使いの快適さよりも「クラウンのスポーティな走り」そのものを楽しみたい方
RSでもクラウンらしい上質感とスポーティさは十分に享受できます。「RSだと物足りない」ということはまずないはずです。無理にRSアドバンスを選ぶ必要はありません。
「RSアドバンス」が向いているのはこんな方
- 安全装備・快適装備・所有満足度をより重視する方
- 後席を同乗者に使ってもらう機会が多く、後席の快適装備(シートヒーター・パワーシート)を重視する方
- 3.5Lハイブリッドを選択肢に入れている方(220系ではRSアドバンスのみの設定年式がある)
- 長期保有を前提に、装備の充実感を日常で感じながら乗りたい方
- 将来の売却時に少しでも有利な評価を期待したい方(ただし車両状態が最優先であることは忘れずに)
中古ならRSアドバンスのコスパが上がりやすい
新車時には50〜60万円あったRS/RSアドバンスの価格差が、中古市場では20〜30万円程度に縮まっているケースがあります。同じ年式・同程度の走行距離で価格差がそこまで開いていないなら、「装備の充実感を考えるとRSアドバンスのほうがお得」という判断は合理的です。
ただし、繰り返しになりますが、「価格差が少ないからRSアドバンスにしよう」という判断の前に、その個体の車両状態・装備内容・修復歴の確認が必須です。コンディションの良いRSのほうが、状態の悪いRSアドバンスより長く満足できることもあります。
自動車専門家 Mr.K「安いからRS」「上位だからRSアドバンス」という単純な決め方は避けてほしいと思います。自分が日常で何を重視するか、後席をよく使うか、3.5Lハイブリッドが必要か——そういった自分の使い方の軸で決めたほうが、購入後の満足度は高くなります。
まとめ|クラウンRS vs RSアドバンス、迷ったら「装備・状態・予算」の3軸で考えよう

最後に、この記事でお伝えしたことを整理します。
| 項目 | RS | RSアドバンス |
| 基本性格 | スポーティ・シンプル | スポーティ+快適・安全・高級感 |
| 走行性能の差 | 同パワートレインなら基本同等 | |
| 装備の充実度 | 必要十分な装備 | 快適・安全装備が充実 |
| 価格差(新車時参考) | RSアドバンスが約50〜60万円高い | |
| 向いている方 | 予算重視・走り重視 | 装備・満足度・後席重視 |
| 3.5LHV選択 | 多くの年式で不可 | 選択可能(年式による) |
| 中古での注意点 | 年式・装備・修復歴・走行距離の個体確認が最重要 | |
クラウンRSとRSアドバンスの差は、走りの優劣ではなく「装備の充実度と所有満足度」にあります。スポーティなクラウンを予算内で楽しみたいならRSで十分に満足できます。一方、安全装備・快適装備・高級感まで重視するならRSアドバンスを選ぶ価値があります。
そして最も強調したいのは、中古車選びではグレード名より「個体の装備内容・コンディション」が大切だということです。年式・前期後期・パワートレイン・メーカーオプション有無によって、同じグレード名でも内容が大きく変わります。必ず実車で装備を一つひとつ確認してから判断してください。
「安いからRS」「上位だからRSアドバンス」という表面的な判断ではなく、「自分の使い方・必要な装備・予算のバランス」で選ぶことが、後悔しないクラウン選びにつながります。
クラウンRSとRSアドバンスの違いについてのよくある質問(FAQ)

- RSとRSアドバンスで燃費は違いますか?
-
同じパワートレインを選んでいれば、燃費の差はほとんどありません。燃費差はパワートレイン(2.0Lターボ・2.5Lハイブリッド・3.5Lハイブリッド)の選択によって生じます。維持費を気にするなら、グレードよりもパワートレインの選択を優先して考えましょう。
- RSアドバンスにしかない装備は何ですか?
-
220系の場合、パノラミックビューモニター・ブラインドスポットモニター・シートベンチレーション・後席シートヒーター・後席パワーシート・パワーイージーアクセスシステムなどがRSアドバンスの標準装備として多く見られます。また、3.5Lハイブリッドはほとんどの年式でRSアドバンスのみの設定です。ただし年式・オプション設定により内容は異なりますので、必ず実車・カタログで確認してください。
- 中古でRSアドバンスを買うとき、特に注意することは?
-
最重要なのは「グレード名を信頼しすぎないこと」です。同じRSアドバンスでも年式・パワートレイン・メーカーオプション有無によって装備が異なります。実車でパノラミックビューモニター・シートベンチレーション・BSM等を一つひとつ動作確認し、可能であればオプション明細書の提示を販売店に依頼してください。また修復歴・走行距離・ハイブリッドバッテリーの状態も必ず確認しましょう。
- RSアドバンスのほうがリセール(査定)は高いですか?
-
上位グレードのRSアドバンスは査定で有利に見られる傾向はありますが、それ以上に走行距離・修復歴の有無・車両コンディション(外装・内装の状態)が査定額を左右します。グレードの差だけで査定額を期待しすぎないようにしましょう。状態の良いRSが、状態の悪いRSアドバンスより高く評価されることも珍しくありません。
- RSとRSアドバンスで走りに違いはありますか?
-
同じパワートレインであれば、エンジン・ブレーキ・サスペンションの基本性能に差はありません。クラウンRSシリーズ共通のスポーティな走り・引き締まったハンドリングはRSでも十分に楽しめます。走りの違いを求めるなら、グレード差よりもパワートレイン(2.0ターボ vs 3.5HV等)の差のほうが体感的に大きいです。
車の購入を検討している方は、自動車税の仕組みも知っておくと判断がしやすくなります。
特に話題になっている「13年超の自動車税は本当に廃止されるのか?」については、最新の税制動向を以下の記事で詳しく解説しています。

だからこそ知っておいてほしいのですが、車の売却価格は「どれだけ情報を持っていたか」で大きく変わります。
同じ車・同じ年式でも、売り方ひとつで数十万円の差が出るのが現実です。
ただ、査定サービスにはそれぞれ特徴があります。
自分の目的に合った方法を選ぶことが、満足いく結果への近道です。
※申込み後に業者から連絡が届く仕組みです。不要な場合は「今回は見送ります。今後の連絡は不要です」と伝えれば問題ありません。
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