bZ4Xツーリングの航続距離は何km?季節・速度別の実走行と充電計画を完全解説

bZ4Xのツーリング航続距離は実際何km?季節・条件別の実走行データと充電計画の立て方を完全解説

「bZ4Xで遠出したいけど、途中で充電切れになったらどうしよう…」

bZ4Xの購入を検討している方、あるいはすでにオーナーの方なら、ツーリング前に航続距離への不安を感じたことがあるのではないでしょうか。カタログ上では最大559kmとされていますが、「高速道路では?」「冬でも問題なく走れる?」と疑問を持つ人は少なくありません。

実際のbZ4Xは、走行条件や季節によって航続距離が大きく変わります。しかしポイントさえ理解すれば、EVでも長距離ツーリングは十分現実的です。

この記事では、季節・速度・条件別の実走行データをもとに、実際に使えるツーリング航続距離の目安と失敗しない充電計画の立て方をわかりやすく解説します。読み終えるころには、bZ4Xで安心して長距離ドライブを計画できるようになります。

記事のポイント!

  • bZ4Xのツーリング実航続距離(季節・高速走行別のリアルな目安)
  • WLTC559kmと実走行距離の違いと失敗しない考え方
  • EVツーリングで充電に困らないルート計画の立て方
  • 航続距離を最大化するbZ4X専用テクニック
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目次

bZ4Xのツーリング航続距離【カタログ値vs実走行の差を理解しよう】

bZ4Xのツーリング航続距離【カタログ値vs実走行の差を理解しよう】

bZ4Xの公式航続距離スペック(WLTC)

まず基本情報として、トヨタbZ4Xの公式スペックを確認しておきましょう。

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グレード駆動方式バッテリー容量WLTCモード航続距離
Z / G(FWD)2WD(前輪駆動)71.4kWh約559km
Z / G(AWD)4WD(四輪駆動)71.4kWh約460km

FWDモデルで559km、AWDモデルで460km——これがトヨタの公式スペックです。ただしこれは「WLTCモード」という、エアコンを使わない一定の条件下での計測値です。実際のツーリングでは、この数字がそのまま出ることはまずありません。

なぜ実際の航続距離はカタログより短くなるのか

結論から言うと、実際のツーリングではWLTC値の70〜85%程度が現実的な目安です。

その主な理由は以下の4つです。

  • 高速走行による空力抵抗の増加:速度が上がるほど空気の抵抗が指数関数的に増え、消費電力が跳ね上がります。100km/hでの走行は60km/h走行の約2.8倍の空力抵抗が発生します
  • エアコン・ヒーターの電力消費:ガソリン車はエンジンの廃熱を暖房に使いますが、EVは電気で暖房するためバッテリーへの負荷が大きく、冬季は特に影響が出ます
  • 気温によるバッテリー性能変化:リチウムイオンバッテリーは低温下で化学反応が鈍くなり、実効容量が低下します。特に氷点下の環境では顕著です
  • タイヤ・積載の影響:タイヤの空気圧が低下すると転がり抵抗が増加。スタッドレスタイヤへの交換でも5〜10%程度の航続距離低下が見込まれます

これはEVに限った話ではなく、ガソリン車も高速走行・エアコン使用で燃費が落ちますよね。EVはそれが「航続距離」として可視化されるので気になりやすいだけで、慣れれば気にならなくなりますよ。

【季節別】bZ4Xの実走行航続距離データ

「で、実際にツーリングしたら何km走れるの?」——ここが一番知りたい部分ですよね。季節ごとに具体的な数字でお伝えします(以下はFWDモデルを基準とした目安値です)。

春・秋(最も走れる季節)の実走行距離

春・秋は気温15〜25℃で、バッテリー効率が最も高くなる季節です。エアコンの使用も最小限で済み、bZ4Xの実力を最大限に引き出せます。

この季節に高速道路を100km/h前後で巡航した場合の実走行距離の目安は、FWDモデルで約380〜420km、AWDモデルで約330〜370kmです。一般道を含む走行では450〜490km程度の走行も十分に期待できます。

実際に私が昨年の秋(10月)に東京から箱根を経由して伊豆半島まで走ったときは、往路200km以上を走ってもバッテリー残量が40%以上残っていました。「あ、思ってたより全然走れる」と感動したのを今でも覚えています。この季節のbZ4Xツーリングは本当に快適で、充電の不安をほぼ感じないまま旅を楽しめます。

夏(猛暑)のbZ4X航続距離と注意点

夏は気温30〜35℃を超える日が続き、エアコンの消費電力と車外からのバッテリー加熱による冷却負荷が重なります。春秋に比べて10〜15%ほど航続距離が短くなると考えておきましょう。

高速走行時の目安はFWDモデルで約340〜380km、AWDモデルで約290〜330kmです。

夏のツーリングで特に注意したいのが、炎天下の駐車後の車内温度上昇です。SA・PAで充電しながら昼食を食べて戻ってきたとき、車内が50℃近くになっていることがあります。このときにエアコンをフル稼働させると一気に消費電力が増えます。

出発前に「プリコンディショニング(事前空調)」を使って車内を冷やしておくと、走り出してからのエアコン消費を大幅に減らせます。後ほど詳しく解説しますね。

冬(寒冷期)のbZ4X航続距離と注意点

冬は最もbZ4Xの航続距離が短くなる季節です。気温0〜5℃の環境では、ヒーターによる電力消費とバッテリー自体の性能低下が重なり、春秋比で25〜35%ほど航続距離が落ちるケースもあります。

高速走行時の目安はFWDモデルで約280〜340km、AWDモデルで約240〜290kmです。カタログ値の559kmから見ると「えっ、半分くらいしか走れないの?」と感じるかもしれませんが、これはガソリン車でも燃費が20〜30%落ちるのと同じこと。正しく理解して計画を立てれば問題ありません。

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季節気温目安FWD 高速巡航(100km/h)AWD 高速巡航(100km/h)
春・秋15〜25℃380〜420km330〜370km
夏(猛暑)30〜35℃340〜380km290〜330km
冬(寒冷期)0〜5℃280〜340km240〜290km

冬のツーリングで航続距離を少しでも伸ばすコツは、シートヒーターとハンドルヒーターを優先的に使い、エアコン(車内の空気を温めるヒーター)の出力を抑えることです。シートヒーター・ハンドルヒーターは消費電力が少ない割に体感温度をしっかり上げてくれます。

【速度別】bZ4Xの航続距離への影響

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【速度別】bZ4Xの航続距離への影響

高速道路の速度帯と消費電力の関係

高速道路での走行速度は、航続距離に最も大きく影響する要素のひとつです。速く走るほど消費電力は増え、遅く走るほど節約できます。

物理的な原理として、空気抵抗は速度の2乗に比例します。つまり速度が2倍になると空気抵抗は4倍になるわけです。これが高速走行で航続距離が大幅に縮む最大の理由です。

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速度消費電力の目安FWD概算航続距離(春秋)特徴
80km/h約17〜19kWh/100km約420〜460km最も効率的。渋滞区間や一般道区間に近い
100km/h約22〜25kWh/100km約370〜410km現実的な巡航速度。高速の流れに合わせやすい
120km/h約28〜33kWh/100km約290〜330km消費電力が大幅増。長距離では充電回数が増える

ツーリング中の「最適速度」を決める考え方

ツーリングでの現実的な最適速度は「100〜110km/h前後」です。

80km/hが最も効率的ではあるものの、実際の高速道路では流れに乗れず後続車の迷惑になる場面も出てきます。かといって120km/hで飛ばすと航続距離が大幅に短くなり、充電計画が崩れるリスクが高まります。

100〜110km/hなら高速の流れに無理なく乗れて、かつ消費電力も現実的な範囲に収まります。これが「時間効率」と「航続距離」のバランスが最もよい速度帯です。「急がない、焦らない」がEVツーリングの基本スタンス。目的地への到着時刻より、旅そのものを楽しむ心持ちが大切です。

bZ4Xツーリングの充電計画の立て方【基本ルール】

充電計画の「黄金ルール3つ」

充電計画さえきちんと立てれば、bZ4Xでのツーリングは「充電で困る」という状況をほぼゼロにできます。以下の3つのルールを守るだけで、充電に関するストレスは劇的に減ります。

  • ルール①:残量20〜80%の間で充電する
    バッテリーを20%以下にすることも、100%まで満タンにすることも、長期的にはバッテリー寿命に悪影響を与えます。また、バッテリー残量が80%を超えると充電速度が意図的に遅くなる仕様のため、20〜80%の間で使い回すのが最も効率的です
  • ルール②:充電スポットは「目的地」より「通り道」に設定する
    「目的地に着いてから充電」という発想だと、目的地に充電設備がなかったり混雑していたりしたときに詰みます。ルート上のSA・道の駅・ショッピングモールに充電を組み込んで、「走りながら充電」の意識を持ちましょう
  • ルール③:バックアップの充電スポットを1箇所確認しておく
    目的の充電スポットが故障中・満車という事態に備え、近隣の別の充電スポットを事前に1箇所メモしておくだけで安心感が段違いに変わります

充電スポット検索に使えるアプリ・サービス

充電スポット検索アプリを使いこなすことが、bZ4Xツーリング成功の鍵です。主要なアプリを3つ紹介します。

【詳細】おすすめ充電スポット検索アプリ3選

EVsmart(イーブイスマート)
日本最大級のEV充電スポット情報サービス。リアルタイムの混雑状況・故障情報も確認でき、bZ4Xオーナーに最もよく使われているアプリです。ルート沿いの充電スポットを一覧表示する機能が特に便利です。

PlugShare(プラグシェア)
世界中のEVオーナーが口コミを投稿するコミュニティ型アプリ。「実際に充電できた」「故障していた」などのリアルな情報が集まっており、地方エリアでは特に参考になります。

マイTOYOTAアプリ
トヨタ純正アプリで、bZ4Xとの連携機能が充実しています。バッテリー残量の確認、プリコンディショニングの操作、充電スポット検索がひとつのアプリで完結します。bZ4Xオーナーなら必須のアプリです。

高速道路SAでの急速充電の実態

bZ4X(FWDモデル)は最大150kWの急速充電に対応しています。主要なSA・PAに設置されている高出力急速充電器を使えば、約30分で20%から80%まで充電(約43kWh補充)が可能です。これで春秋なら高速走行で約200〜230km分の走行に相当します。

ただし、GW・お盆・年末年始などの繁忙期は充電待ちが発生するSAもあります。2〜3台の待ちが出るSAでは30〜45分の待ち時間が加算されることも。こうした時期のツーリングでは、混雑しにくい道の駅や商業施設の充電器を活用したルート設計が賢明です。

充電中はSAのフードコートでご飯を食べたり、売店を見て回ったりしていると30分はあっという間に過ぎますよ。充電タイムを「旅の休憩」として楽しむ発想に切り替えると、ストレスが一気になくなります。

【実例】bZ4Xツーリングルート&充電計画シミュレーション

モデルルート①:東京→那須高原(往復約400km)

東京から那須高原は往復で約400km。bZ4X FWDで春秋に出発した場合のシミュレーションです。出発時は充電80%(約560km分のエネルギー相当)でスタートすることを想定します。

STEP

自宅出発(充電80%)
東北道・浦和ICより乗り継ぎ。出発前にマイTOYOTAアプリでバッテリー状態を確認し、プリコンディショニングで快適な車内温度に整えておく。

STEP

佐野SA(東北道)で30分充電(残量約45%→75%)
東京から約120km。高速100km/h巡航で残量が約45%前後になるタイミング。佐野SAで軽食を食べながら充電。30分でバッテリーを75%程度まで回復。

STEP

那須高原到着(残量約50%)
佐野SAから那須ICまで約60km。那須高原到着時点でバッテリーは50%前後をキープ。宿泊施設や現地の充電スポットでゆっくり充電できる余裕あり。

STEP

那須高原出発(充電80%)→ 佐野SA or 羽生PAで1回充電 → 帰宅
帰路も同様のパターンで充電1回。往復で充電は計2〜3回。充電待ちが少ない平日なら30分×2回=1時間のロスで400kmを無事走破できます。

このように東京→那須は充電2〜3回で余裕を持って往復できる距離感です。初めてのEVツーリングにもおすすめのルートです。

モデルルート②:大阪→城崎温泉(往復約350km)

大阪から城崎温泉(兵庫県北部)は往復で約350km。山陰方面はまだ充電インフラが都市部より少ないエリアですが、計画次第で十分対応可能です。

STEP

大阪出発(充電80%)→ 舞鶴若狭道・西紀SAで充電(残量約50%→75%)
大阪から西紀SAまで約60km。余裕があるうちに早めの充電を入れることで、後半の山間部に入っても安心感を保てます。

STEP

城崎温泉到着(残量約45〜50%)
城崎温泉には「城崎温泉駅周辺」や観光施設に充電設備あり。温泉でゆっくり過ごしながら充電して、翌日の帰路に備えます。

STEP

城崎温泉出発(充電80%)→ 途中1回充電 → 大阪帰着
帰路は播但道・中国道経由で大阪へ。加西SAや神戸三田ICそばの充電スポットを活用。往復合計充電3〜4回で快適に走破できます。

充電時間を「旅の楽しみ」に変える発想転換

EV旅の醍醐味は、「充電タイムが自動的に旅の休憩になる」ことです。ガソリン車では給油に3分で終わってしまうため、観光スポットに立ち寄るためにわざわざ車を停める必要がありましたが、EVは充電という「待ち時間」があることで自然と休憩・観光が組み込まれます。

  • 充電設備付き道の駅を目的地に組み込む(地元グルメ・土産も楽しめる)
  • 充電設備のある温泉施設・スパで30分ゆっくり入浴しながら充電
  • 充電中にSA・PAのフードコートで旅グルメを堪能
  • 景色のいいビューポイントがある充電スポットを意図的に選ぶ

「充電が必要だから止まる」から「充電スポットで楽しいことをするために止まる」への発想転換。これがbZ4Xツーリングを最高にする考え方です。

bZ4Xの航続距離を最大化する実践テクニック【bZ4X専用】

bZ4Xの航続距離を最大化する実践テクニック【bZ4X専用】

プリコンディショニングの正しい使い方

プリコンディショニングとは、出発前に外部電源(充電器)を使って車内温度とバッテリー温度を最適化する機能です。これを使いこなすだけで、夏の出発直後のエアコン消費を抑え、冬はバッテリーを暖めて航続距離を大幅に改善できます。

STEP

マイTOYOTAアプリを開き、「リモート操作」メニューを選択する

STEP

「空調」タブから「プリコンディショニング」を起動。設定温度を任意に入力する

STEP

出発の20〜30分前に起動すると効果的。充電中に実施すればバッテリーからではなく充電器の電力で空調するためロスがない

STEP

車に乗り込んだときにすでに快適な温度になっているので、走り出してからのエアコン消費を最小限に抑えられる

特に冬季はバッテリーを適正温度(10〜30℃程度)に保つことで充電受け入れ性能と放電性能が改善し、何もしない場合に比べて航続距離が10〜15%改善するケースも報告されています。

回生ブレーキを使いこなして電力回収を最大化

bZ4Xにはパドルシフトによる回生ブレーキ強度の調整機能が備わっています。減速時の運動エネルギーを電気エネルギーに変換して回収するこの機能を使いこなすと、実質的な航続距離を伸ばすことができます。

高速道路の下り坂や減速が多い一般道では、ブレーキペダルを踏む前にパドルで回生レベルを強めに設定すると電力を効率よく回収できます。「ワンペダル感覚」で速度コントロールができるようになると、ブレーキパッドの消耗も減り一石二鳥です。ただし、急な強回生は後続車への急減速につながることもあるので、タイミングと強度には注意しましょう。

エアコン・ヒーターの賢い使い方

航続距離を最も大きく左右する車内の要因はエアコン・ヒーターです。特に冬季のヒーターは電力消費が大きいため、以下の工夫で消費を抑えることができます。

  • シートヒーター・ハンドルヒーターを優先:体に直接当たる部分を温める方が、空気全体を温めるより省エネ。体感温度をしっかり上げながら消費電力を抑えられます
  • ECOモードを活用:エアコンの消費電力を自動で制御するECOモードをONにすると、快適性を大きく損なわずに消費を抑えられます
  • 目的地直前でエアコンを弱める:目的地の1〜2km手前からエアコン出力を下げておくと、その間の消費を節約できます(小技ですが積み重ねが大切)

タイヤ空気圧の管理

タイヤの空気圧は航続距離に直結するにもかかわらず、見落とされがちなポイントです。推奨空気圧を下回ると転がり抵抗が増加し、航続距離が2〜5%低下する場合があります。

ツーリング出発前には必ずタイヤの空気圧を確認しましょう(bZ4Xの推奨空気圧は前後ともタイヤサイドウォールおよびドア内貼りのラベルに記載されています)。冬季は気温が10℃下がるごとに空気圧が約0.1bar低下するため、特に季節の変わり目は要チェックです。

bZ4Xツーリングに関するよくある質問(FAQ)

bZ4Xで日本一周は可能ですか?

計画次第で可能です。本州・四国・九州の主要エリアは急速充電インフラが整備されており、計画的な充電でルートをつなぐことができます。ただし、中山間地や離島では充電スポットが限られるため、ルート設計に注意が必要です。実際にbZ4Xで日本縦断・一周を達成したオーナーもおり、「計画する楽しさ」もEV旅の魅力のひとつになっています。

急速充電と普通充電、ツーリングではどちらを使うべき?

ツーリング中は急速充電(CHAdeMO / CCS)一択です。普通充電は1時間で約10〜15km分の補充しかできないため、ツーリング中の時間ロスが大きすぎます。宿泊先での一晩普通充電(AC200V・3kW〜6kW)は満充電への補充として活用し、日中の走行中は急速充電のみ利用する使い分けが最もスマートです。

充電残量がゼロになったらどうなる?

残量が10〜15%を下回ると警告が表示され、0%(表示上)に近づくとシステムが出力を抑制して安全に停止します。完全にゼロになる前に必ず警告が出るため、パニックになる必要はありません。万が一走行不能になった場合はJAFに連絡(0570-00-8139)か、任意保険のロードサービスを利用しましょう。積載車でお近くの充電スポットまで運んでもらえます。

冬の北海道・東北でのツーリングは現実的ですか?

冬の北海道は気温がマイナス10〜15℃になることもあり、航続距離が夏の60〜65%程度まで低下するケースがあります。充電スポット間の距離も考慮すると、冬の道内ツーリングはかなり慎重な計画が必要です。ただし、春〜秋の北海道は充電インフラも整備が進んでおり、国道沿いの道の駅や観光施設の充電設備を活用することで十分に楽しめます。初めてのbZ4Xツーリングであれば、まずは整備が整った本州の人気ルートから始めることをおすすめします。

まとめ|bZ4Xは「計画する楽しさ」を持てばツーリングの最高の相棒になる

この記事でお伝えしてきたことを最後に整理しましょう。

  • bZ4Xの実走行航続距離は季節・速度・条件で変わる:春秋の高速100km/h巡航でFWDなら380〜420km。冬は280〜340kmが目安。カタログ値との差を正しく理解した上で計画を立てれば、「思ったより走れない」という失望はなくなります
  • 充電計画の黄金ルールを守れば充電で困ることはほぼない:20〜80%の間で使い、通り道に充電を組み込み、バックアップスポットを確認。これだけで充電不安は9割消えます
  • プリコンディショニング・回生ブレーキ・シートヒーター優先使用でさらに航続距離を伸ばせる:bZ4X専用の機能を使いこなすことで、条件の悪い季節でも航続距離を最大化できます

bZ4Xでのツーリングは、ガソリン車の旅とは少し違います。充電計画を立てる過程で立ち寄り先を深く調べるようになり、「あ、ここに道の駅があるのか」「この温泉施設で充電できるんだ」という新しい発見が旅に組み込まれていきます。充電タイムが旅のリズムを作り、急かされることなく景色を楽しむ時間が生まれます。

まずは今日、EVsmartかマイTOYOTAアプリをスマートフォンにダウンロードして、行ってみたい場所までのルートと充電スポットを検索してみてください。地図の上に充電スポットが点在するのを見ると、「あ、これなら行けそう」という感覚が生まれます。それがbZ4Xツーリングへの第一歩です。

さあ、bZ4Xと一緒に、新しい旅の楽しみ方を見つけに行きましょう。

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