CX-60を購入しようと考えているものの、「どのグレードを選べばいいのか分からない…」と悩んでいませんか?価格や装備、エンジンの違いなど、比較ポイントが多すぎて迷うのは当然です。さらに、販売員がすべてを正直に教えてくれるわけではなく、知らないまま購入すると「別のグレードにしておけばよかった…」と後悔することもあります。
結論から言うと、CX-60のおすすめグレードは「XD・Lパッケージ・2WD」です。3.3Lディーゼルターボの高い燃費性能とパワフルな走りを両立し、価格と装備のバランスが取れたモデルといえます。しかし、走行スタイルや予算によっては、ガソリンモデルやPHEVが適している場合もあります。そこで、本記事では「どのグレードが自分に合っているのか」をスッキリ整理できるよう、CX-60の各グレードを徹底比較していきます。
ターゲットは「CX-60の購入を真剣に検討している人」「グレード選びで迷っている人」「ディーラーの営業トークだけでは判断しにくいと感じている人」。この記事を読めば、CX-60のグレードごとの違いや、おすすめの選び方が明確になり、後悔しない選択ができるようになります。
次のセクションでは、まずCX-60の基本スペックやグレード構成を詳しく解説していきます。少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです。
タイトル画像 引用:マツダ
記事のポイント!
- CX-60の各グレードの違いと、それぞれの特徴
- おすすめのグレードと、その選び方のポイント
- ガソリン・ディーゼル・PHEVの性能や燃費の違い
- 価格や維持費を考慮した最適な購入プラ
CX-60グレード比較:おすすめグレードと選び方ガイド

CX-60は、多彩なグレード展開が魅力のSUVだが、選び方を間違えると後悔する可能性がある。エントリーモデルの「25S Sパッケージ」は手頃な価格が魅力だが、装備がシンプル。一方、「XD Lパッケージ」は価格と快適性のバランスが良く、多くのユーザーに適している。
燃費を重視するなら3.3Lディーゼルターボが最適で、WLTCモード燃費は18.5~19.8km/L。パワーと燃費の両立を求めるなら「XDハイブリッド」が選択肢に入る。さらに、EV走行を活かせる環境ならPHEVモデルも有力だが、価格と充電設備を考慮する必要がある。
内装の質感にこだわるなら、「プレミアムスポーツ」や「プレミアムモダン」が適している。走行性能を優先するならFRベースの特性を活かしたAWDモデルも検討の価値がある。用途や予算に応じた最適なグレードを選ぶことが、CX-60を最大限に楽しむ鍵となる。
- 基本スペックとグレード概要:高級SUVの魅力を解説
- おすすめグレード:3.3Lディーゼルターボ「XD・Lパッケージ・2WD」の特徴
- XDとSパッケージの違い:装備と価格で徹底比較
- ガソリンvsディーゼル:燃費と走行性能の違いを解説
- スポーツvsモダン:内装と外装の違いを詳細解説
- 価格帯別おすすめグレード:予算で選ぶ最適モデル
- 燃費性能比較:エンジンタイプと駆動方式による違い
基本スペックとグレード概要:高級SUVの魅力を解説
マツダCX-60は、プレミアムSUV市場で存在感を放つ一台です。全長4,740mm、全幅1,890mm、全高1,685mmという堂々たるボディサイズを誇り、ワイドなスタンスが特徴です。ホイールベースは2,870mmと長めに設計されており、安定感のある走行性能が魅力です。
パワートレインは4種類あり、エントリーモデルの2.5Lガソリンエンジン(188馬力/250Nm)に加え、3.3Lディーゼルターボ(231馬力/500Nm)、3.3Lディーゼルターボ+マイルドハイブリッド(254馬力/550Nm)、そしてPHEV(プラグインハイブリッド)の2.5Lガソリン+モーター(システム総出力323馬力/500Nm)と、選択肢が豊富です。
グレード展開も幅広く、エントリーグレードの「25S Sパッケージ」から最上級の「PHEVプレミアムスポーツ」まで、多様なニーズに対応しています。スポーティな「プレミアムスポーツ」、ラグジュアリー志向の「プレミアムモダン」、コストパフォーマンスに優れた「Lパッケージ」など、それぞれの特徴が際立っています。
マツダの「魂動デザイン」を採用したエクステリアは、シンプルでありながらも高級感のある仕上がりです。内装もグレードによって異なり、ナッパレザーシートやパノラマサンルーフなどの上級装備が選択可能です。CX-60は、デザイン、走行性能、燃費性能のバランスが取れたSUVとして、注目のモデルといえるでしょう。
おすすめグレード:3.3Lディーゼルターボ「XD・Lパッケージ・2WD」の特徴
CX-60の中で最もコストパフォーマンスに優れたグレードとして、「XD・Lパッケージ・2WD」が挙げられます。3.3Lディーゼルターボエンジンを搭載し、231馬力と500Nmのトルクを発揮。WLTCモード燃費は18.5~19.8km/Lと、SUVとしては非常に優れた燃費性能を誇ります。
Lパッケージは、上位グレード並みの快適装備を備えつつ、価格を抑えたバランスの良い選択肢です。シートは本革仕様で、運転席は10Wayパワーシート&ドライビングポジションメモリー機能付き。さらに、助手席も8Wayパワーシートが標準装備されており、快適性は申し分ありません。
また、安全装備も充実しており、AT誤発進抑制制御やドライバー・モニタリング・システム、衝突被害軽減ブレーキなど、マツダの最新安全技術が標準装備されています。特に「リアクロストラフィックアラート」は、駐車場などでの視界が悪い状況でも、後方の車両や歩行者を検知し、衝突を未然に防ぎます。
価格は約400万円と、ディーゼルハイブリッドやPHEVと比較すると手頃でありながら、高級感のある内装と燃費の良さを兼ね備えています。上位グレードと比較して大きな装備差がないため、「価格と装備のバランスを重視したい」という方には最適なグレードといえるでしょう。
XDとSパッケージの違い:装備と価格で徹底比較
CX-60の「XD」と「Sパッケージ」は、どちらもコストパフォーマンスに優れたディーゼルモデルですが、装備と価格には明確な違いがあります。
まず、価格面では「XD・2WD」が約323万円、「XD Sパッケージ・2WD」が約358万円と、Sパッケージのほうが約35万円高く設定されています。
この価格差の主な要因は装備の違いです。「XD」はシンプルな仕様で、シートはクロス素材、エアコンはマニュアル操作となっています。一方、「Sパッケージ」では、エアコンがデュアルゾーンオートエアコンにアップグレードされ、シートも質感の高いクロス素材を採用。さらに、エアコンコントロールスイッチやインナードアハンドルにプラチナサテン加飾が施され、細部の高級感が向上しています。
また、安全装備では「Sパッケージ」にリアビークルモニタリングシステム(BSM)が追加されており、死角の安全性が強化されています。これにより、高速道路や車線変更時の安全性が向上します。
走行性能はどちらも3.3Lディーゼルターボ(231馬力/500Nm)を搭載し、燃費も18.5~19.8km/Lと共通です。価格と装備のバランスを考えると、より快適な装備を求めるなら「Sパッケージ」、価格を重視するなら「XD」という選択になります。
ガソリンvsディーゼル:燃費と走行性能の違いを解説
CX-60には、2.5Lガソリンエンジンと3.3Lディーゼルターボの2つの選択肢があります。それぞれの違いを、燃費と走行性能の観点から比較していきます。
まず燃費ですが、WLTCモードで見ると2.5Lガソリンは13.0~14.2km/L、3.3Lディーゼルターボは18.5~19.8km/L。街乗りや長距離走行でもディーゼルのほうが圧倒的に燃費が良く、燃料代の節約にもつながります。
走行性能では、ガソリンモデルが188馬力/250Nmなのに対し、ディーゼルモデルは231馬力/500Nm(ハイブリッド仕様は254馬力/550Nm)。特に最大トルクの差が大きく、ディーゼルは低回転域から強力な加速が可能です。高速道路での合流や長距離ドライブでは、ディーゼルのほうが余裕のある走りを実現します。
一方で、ガソリンエンジンは軽快なフィーリングが特徴で、エンジン音や振動が少ないため、静粛性を重視する人には適しています。また、車両価格もガソリンのほうが安いため、初期コストを抑えたい場合には選択肢になります。
結論として、燃費や走行性能を重視するならディーゼル、静粛性や価格を優先するならガソリンが適しているといえます。どちらを選ぶかは、使用環境や予算によって決まるでしょう。
スポーツvsモダン:内装と外装の違いを詳細解説
CX-60の「スポーツ」と「モダン」は、それぞれ異なるコンセプトで作られています。
スポーツは、ブラック基調の内装にナッパレザーを採用し、シートにはスエード調のレガーヌ素材を組み合わせています。インパネやドアトリムにはガンメタリックの加飾が施され、スポーティな雰囲気が強調されています。ステアリングもブラック×タンの2トーンカラーで、細部までこだわったデザインです。
一方、モダンは明るいピュアホワイトの内装が特徴です。シートはナッパレザーを使用し、インパネには和紙調の織物素材を採用。センターコンソールには天然杢を使用し、上質な雰囲気を演出しています。高級感を重視する人には、モダンのほうが適しているでしょう。
外装の違いでは、スポーツがブラックメタリックのホイールを標準装備しているのに対し、モダンはシルバーメタリックホイールを採用。全体的にスポーツは精悍な印象、モダンは上品で落ち着いた雰囲気を持っています。
選び方としては、力強いデザインやスポーティな演出を好むならスポーツ、落ち着いた高級感を求めるならモダンが最適です。
価格帯別おすすめグレード:予算で選ぶ最適モデル
CX-60は、約300万円から600万円超まで幅広い価格帯のグレードがあります。予算に合わせて、どのモデルを選ぶべきか解説します。
300万円台で選ぶなら、ベースグレードの「XD」または「25S Sパッケージ」が候補になります。装備はシンプルですが、CX-60の走行性能をしっかり楽しめるモデルです。価格を抑えつつ、基本性能を重視する人におすすめです。
400万円台になると、「XD Lパッケージ」が最適です。シートがレザーになり、シートヒーターやパワーシートが追加されるなど、装備の充実度が大きく向上します。コストパフォーマンスを重視するなら、このクラスがベストです。
500万円台では、ディーゼルハイブリッドの「XDハイブリッド プレミアムスポーツ」や「エクスクルーシブスポーツ」が視野に入ります。ハイパフォーマンスなエンジンと豪華な内装を備え、走行性能と快適性を両立したい人にぴったりです。
600万円以上の予算があるなら、PHEVモデルが選択肢になります。給電機能やEV走行モードを備えており、環境性能を重視する人に適しています。特に「PHEV プレミアムモダン」は、デザインと機能性のバランスが良く、満足度の高い1台です。
予算に応じた選び方をすることで、CX-60の魅力を最大限に楽しめるでしょう。
燃費性能比較:エンジンタイプと駆動方式による違い
CX-60はエンジンタイプによって燃費性能が大きく異なります。特にディーゼルハイブリッド(XDハイブリッド)はWLTCモード燃費21.0km/Lと、SUVとしては優れた数値を誇ります。これは3.3L直列6気筒ディーゼルにマイルドハイブリッドを組み合わせることで、大トルクと燃費性能を両立しているからです。
一方、ガソリンモデルの「25S」系は、2.5L自然吸気エンジンを搭載し、燃費はWLTCモード13.0〜14.2km/L。市街地での燃費は10km/L台前半になることもあり、ディーゼルと比べるとやや厳しい数値です。
PHEV(プラグインハイブリッド)モデルは、EVモードのみで最大74km走行可能。日常的な移動が短距離なら、ガソリンをほとんど消費せずに済むのがメリットです。充電環境が整っている人にとっては、最も経済的な選択肢になります。
駆動方式による燃費の違いもポイントです。FF(2WD)よりもAWD(4WD)の方が、数値上では1km/L程度燃費が悪化します。ただし、CX-60はもともとFRベースのプラットフォームを採用しているため、AWDの恩恵が大きく、高速道路や悪路での安定感を求めるなら4WDモデルも視野に入れるべきでしょう。
最もバランスの良い選択肢としては、ディーゼルハイブリッドのXDハイブリッド 2WD。燃費・パワー・維持費のバランスが取れたモデルを探しているなら、候補に入れておくのがおすすめです。
CX-60の評価と市場動向:購入前に知っておくべきポイント

CX-60は、高級感のあるデザインとFRベースの走行性能が評価される一方、乗り心地や価格設定に関しては賛否が分かれる。特に、リアサスペンションの硬さが指摘され、快適性を重視するユーザーにはCX-5やCX-8が比較対象になることも多い。
競合車種と比較すると、ハリアーやNXよりもスポーティな走行性能が強みだが、ブランド力の面でやや不利。輸入車と並べても、BMW X3やメルセデス・ベンツGLCに匹敵するパワートレインを備えているが、静粛性では劣るとの声もある。
販売状況を見ると、ディーゼルモデルの評価が高く、特に「XDハイブリッド プレミアムスポーツ」が人気。しかし、リコールや価格の高さが影響し、当初期待されたほどの売れ行きには至っていない。今後の改良や価格戦略次第では、さらに市場での評価が変わる可能性がある。
- CX-60は高級車か?競合車種との比較で見えてくる位置づけ
- 販売状況と評価:なぜ売れ行きに課題があるのか
- サイズ比較:CX-5やCX-8との違いを徹底解説
- 中古市場動向:購入時の注意点と人気グレード
- 失敗しない選び方:グレード選びの重要ポイント
- 維持費とランニングコスト:グレード別の比較
- CX-60の将来性:マツダのフラッグシップSUVとしての展望
- CX-60グレード比較で驚愕!販売員も教えてくれない選び方の極意とは!?のまとめ
CX-60は高級車か?競合車種との比較で見えてくる位置づけ
CX-60はマツダの「ラージ商品群」に属するSUVで、全長4740mm・全幅1890mmと、日本市場ではかなり大きめのサイズです。価格帯も299万円〜626万円と幅広く、最上級モデルは輸入車のプレミアムSUVと競合します。
直接のライバルは、トヨタ「ハリアー」、レクサス「NX」、BMW「X3」など。内装の質感に関しては、ナッパレザーや天然木の加飾を採用しており、ハリアーやNXと並ぶレベルに仕上がっています。特にプレミアムスポーツやプレミアムモダンのグレードでは、高級感のあるインテリアが特徴です。
走行性能では、FRベースのプラットフォームと3.3L直列6気筒ディーゼルを搭載したモデルが、X3やメルセデス・ベンツGLCなど欧州勢に匹敵する走りを実現。加速性能と操縦性は高く評価されています。
ただし、高級車と呼ぶには「静粛性」や「ブランドイメージ」が課題です。特にディーゼルエンジンの振動や、後席の乗り心地に関しては、レクサスNXやBMW X3に比べると硬めの印象があり、高級車としての快適性を求める人には気になるポイントかもしれません。
結論として、CX-60は「日本車の中では高級SUV」に分類されますが、輸入車のプレミアムブランドと並べると一歩及ばない部分もあります。ただし、走行性能とデザイン、価格のバランスを考えれば、非常に魅力的な1台であることは間違いありません。
販売状況と評価:なぜ売れ行きに課題があるのか

CX-60はマツダのラージ商品群第一弾として登場し、FRプラットフォームや直6ディーゼルエンジンを採用するなど、国産SUVとしては異例の高級路線を打ち出しました。しかし、販売状況を見ると期待されたほどのヒットには至っていません。その理由はいくつか考えられます。
まず、価格の問題です。CX-60のエントリーモデルは299万円からですが、人気のXDハイブリッド系やPHEVモデルは500万円以上。これはトヨタ「ハリアー」やレクサス「NX」の価格帯と重なり、ブランド力の面で比較されると不利に働きます。
次に、乗り心地の課題です。CX-60は走行性能に優れる一方で、リアサスペンションが硬めに設定されており、特に後席の乗り心地が厳しいという声が多くあります。国産SUVに快適性を求めるユーザーにとっては、CX-5やCX-8の方が好まれる傾向にあります。
また、リコールや初期トラブルの影響も無視できません。発売当初から複数回のリコールが発生し、品質面で不安を抱くユーザーも少なくありません。これが販売の勢いに影響を与えている可能性もあります。
ただし、CX-60はディーゼルモデルの評価が高く、燃費の良さや走行性能を求めるユーザーには支持されています。今後の改良や価格調整によって、販売状況が改善される可能性もあるでしょう。

サイズ比較:CX-5やCX-8との違いを徹底解説

CX-60はマツダのラージプラットフォームを採用した2列シートSUVですが、CX-5やCX-8と比べてどれくらいの違いがあるのか気になるところです。まず、ボディサイズを比較すると以下のようになります。
- CX-60:全長4740mm × 全幅1890mm × 全高1685mm
- CX-5:全長4575mm × 全幅1845mm × 全高1690mm
- CX-8:全長4900mm × 全幅1840mm × 全高1730mm
CX-60はCX-5よりも全長+165mm、全幅+45mmとひと回り大きくなっています。特に全幅が1890mmと広いため、日本の狭い道ではやや取り回しに気を使うサイズ感です。一方でCX-8ほど長くないため、駐車のしやすさは確保されています。
室内の広さに関しては、CX-8が3列シートのため最も広く、CX-5とCX-60は2列シートで比較すると大差はありません。ただし、CX-60はFRベースの設計のため、リアシートのフロア中央にプロペラシャフトの出っ張りがあり、CX-5ほどフラットではない点に注意が必要です。
荷室容量はCX-60が約570L(サブトランク含む)で、CX-5とほぼ同等。CX-8は3列目を倒せばより多くの荷物が積めるため、ファミリーユースならCX-8の方が適しています。
走行性能の面では、CX-60はFRベースであるため、CX-5やCX-8よりもハンドリングがシャープでスポーティな走りが可能です。特に高速道路での安定感はCX-60が優れていますが、そのぶん乗り心地は硬めです。
結論として、CX-60はCX-5よりもプレミアム志向で、CX-8よりもコンパクトな2列シートSUVという位置付けです。広さを求めるならCX-8、取り回しの良さならCX-5、走行性能と高級感を求めるならCX-60が最適な選択肢となるでしょう。

中古市場動向:購入時の注意点と人気グレード
CX-60は登場からまだ2年ほどですが、すでに中古車市場に流通し始めています。2022年式のモデルを中心に、走行距離1万〜2万km前後の車両が多く、価格はグレードによって380万円〜480万円と幅があります。
人気が高いのは「XDハイブリッド プレミアムスポーツ」で、最上級グレードならではの装備や内装の豪華さが評価されています。一方で、「XD Lパッケージ」もコスパ重視のユーザーに選ばれる傾向があります。
購入時の注意点として、まずはリコール対応状況を確認することが大切です。CX-60は発売直後からリコールが複数回発生しており、特に電動パワーステアリングやエンジン制御系の不具合が報告されています。
また、中古車の状態も慎重に見極めましょう。CX-60はFRベースのSUVであるため、タイヤの片減りやサスペンションの異常が起きやすいことがあります。試乗時には乗り心地やハンドリングに違和感がないかチェックするのがおすすめです。
価格面では、新車と比較して10〜20%程度の値引きが期待できるため、予算を抑えて購入したい方には魅力的な選択肢といえます。ただし、PHEVモデルはまだ市場に出回る台数が少なく、新車との差額が小さいため、新車購入と比較検討するのもよいでしょう。
失敗しない選び方:グレード選びの重要ポイント
CX-60は多彩なグレード展開が魅力ですが、選び方を間違えると後悔することもあります。重要なのは、用途と予算に合ったグレードを選ぶことです。
例えば、長距離ドライブが多いなら「XDハイブリッド」がおすすめです。3.3Lディーゼルターボ+マイルドハイブリッドの組み合わせで、燃費性能は21.0km/L(WLTC)と非常に優秀です。パワフルなトルクも魅力で、高速道路の巡航性能はトップクラスです。
一方、街乗り中心なら「PHEVモデル」も選択肢に入ります。EVモードで74kmの走行が可能なため、充電環境が整っていれば燃料代を抑えられます。ただし、価格が高めな点と、バッテリー重量による走行フィールの違いには注意が必要です。
内装の質感や装備にこだわるなら、「プレミアムスポーツ」や「プレミアムモダン」が候補になります。特に「プレミアムスポーツ」はブラックとタンのナッパレザーを採用しており、スポーティかつ上質な空間を楽しめます。
ただし、CX-60は全幅1890mmとややワイドなため、狭い道の運転に不安がある方は試乗をおすすめします。また、乗り心地が硬めで、特に後席の快適性を重視する場合は、CX-5やCX-8も比較検討するとよいでしょう。
結論として、「XD Lパッケージ」がコスパ重視のベストバランスモデルであり、高級感を求めるなら「プレミアムスポーツ」、日常のランニングコストを抑えたいなら「PHEV」も視野に入れるのが失敗しない選び方といえます。
維持費とランニングコスト:グレード別の比較
CX-60の維持費は、選ぶグレードによって大きく変わります。燃費や税金、メンテナンスコストを考慮すると、ディーゼルモデルのXDハイブリッドが最も経済的といえます。例えば、XDハイブリッド プレミアムスポーツはWLTCモードで21.0km/Lという優れた燃費性能を誇り、年間1万km走行する場合の燃料費は約10万円程度に抑えられます。(軽油価格を140円/Lで計算)
一方、PHEVモデルは電気とガソリンを併用するため、充電環境があるかどうかで維持費が大きく変わります。EVモードでの走行距離は74kmあり、近距離メインならガソリンをほぼ使わずに済みますが、充電設備がないとメリットを活かしきれません。さらに、PHEVはバッテリーの経年劣化による交換費用(数十万円)が将来的に発生する可能性があるため、長期的なコストも考慮する必要があります。
税金面では、排気量に応じて自動車税が異なり、3.3Lディーゼルは年間66,500円**、2.5Lガソリンは45,000円となります。PHEVはエコカー減税の恩恵を受けるものの、車両価格が高いため、初期コストがかさむ点も無視できません。
また、CX-60は全幅1,890mmのワイドボディを持つため、都市部では立体駐車場に入らない可能性があり、駐車場代が高くなることもあります。これらを総合すると、ランニングコストを重視するなら「XD Lパッケージ」がバランスの良い選択肢といえます。
CX-60の将来性:マツダのフラッグシップSUVとしての展望
CX-60はマツダの新世代ラージ商品群の第一弾として登場し、FRベースのプラットフォームと直列6気筒エンジンという、これまでのマツダSUVにはない構成を採用しました。これは、トヨタ・レクサスなどの高級ブランドと競争できるモデルを目指した戦略の一環です。
しかし、登場から2年が経過し、市場の評価は分かれています。エンジン性能やデザインは高く評価される一方で、「乗り心地が硬い」「後席が狭い」といった意見もあります。そのため、今後のモデルチェンジでサスペンションの改良や後席の快適性向上が求められるでしょう。
また、EV化の波が加速する中、マツダも次世代PHEVやEVの開発を進めています。現行のCX-60 PHEVは航続距離74kmと短めですが、今後バッテリー技術が向上すれば、より実用的なPHEVモデルが登場する可能性があります。
さらに、リセールバリューの面では、現在のところ「XDハイブリッド プレミアムスポーツ」が最も安定しているとされています。SUV市場は競争が激しく、新型CX-80や海外市場向けのCX-70が登場することでCX-60の立ち位置も変わるかもしれません。
現時点では、マツダのフラッグシップSUVとしてのブランド価値は確立されていますが、ライバルとの差別化や電動化戦略の進化が今後の鍵となるでしょう。
CX-60グレード比較で驚愕!販売員も教えてくれない選び方の極意とは!?のまとめ
記事のポイントをまとめてます。
- CX-60は全長4,740mm、全幅1,890mmのプレミアムSUV
- 4種類のパワートレインを搭載し、幅広い選択肢がある
- 3.3Lディーゼルターボは231馬力/500Nmの高トルクを発揮
- PHEVモデルは総出力323馬力、EV走行74kmが可能
- 「XD・Lパッケージ・2WD」は装備と価格のバランスが良い
- XDとSパッケージの価格差は約35万円、装備内容が異なる
- ディーゼルモデルは燃費18.5~19.8km/Lと優秀
- ガソリンモデルは軽快な走りだが燃費は13.0~14.2km/L
- スポーツはブラック基調、モダンは明るいホワイト内装
- 価格帯は300万~600万円以上、グレード選びが重要
- PHEVは充電環境が整っていれば燃料費を抑えられる
- FRベースのプラットフォームでハンドリング性能が高い
- CX-5より大きく、CX-8よりコンパクトな2列シートSUV
- 中古市場ではXDハイブリッドの人気が高い
- 維持費はディーゼルが最も経済的でランニングコストが低い
- CX-60の乗り心地はやや硬めで後席の快適性に課題あり
- 高級SUVとしての位置づけだが静粛性では輸入車に劣る
- 競合はハリアー、NX、X3などプレミアムSUVが中心
- 将来的にサスペンション改良やEV技術の進化が期待される

管理人の車好きからの心からの一言
こんにちは、車好きの管理人です。最後まで読んでいただきありがとうございます。
CX-60は、マツダのこだわりが詰まった一台ですが、どのグレードを選ぶかで乗り味も維持費も大きく変わります。
まるで同じシェフが作った料理でも、スパイスの配合でまったく違う味になるようなものです。
スポーティに走りたいならディーゼル、静かに優雅に乗るならPHEV、価格を抑えつつバランスを求めるならXD Lパッケージがちょうどいい、という感じでしょうか。
ただ、個人的にはCX-60は「理屈で選ぶより、フィーリングで決めるべきクルマ」だと思っています。
スペック表を眺めるより、一度試乗してみてください。ステアリングを握った瞬間、「あ、これだ」と感じるかどうか。
クルマ選びはスペックだけじゃなく、乗ったときのワクワク感が大事ですからね。では、楽しいカーライフを!
マツダのオフィシャルサイトで、CX-60の魅力を見つけてみませんか?
(マツダ公式サイトはこちら→)

◆関連記事・参照リンク
・MAZDA CX-60|クロスオーバー SUV|マツダ
・マツダ、「MAZDA CX-60」を商品改良
・日本損害保険協会 – 自動車保険の基礎知識や節約のポイント
・保険スクエアbang! – 複数の保険会社の見積もり比較ができるサイト
・e燃費 – CX-60の実燃費データやユーザー投稿の燃費情報
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