2026年8月26日、BMWが始動装置(スタータ)の不具合により、20車種・24,189台のリコールを届け出ました。届出番号は「外-4224」です。始動用リレーの接点が異常摩耗することで、エンジンが始動できなくなるほか、最悪の場合は火災に至るおそれがあります。改善措置は対象車のスタータを対策品へ交換するもので、費用は無償です。
ただし、対象車名に自分の愛車が載っていても、製作期間や車台番号によっては対象外の個体があります。車名だけで判断せず、車台番号で個別に確認することが第一歩です。
この記事でわかること!
- 外-4224で対象となった20車種の正式な一覧
- スタータ不具合の原因と、どこまで危険なのか
- 自分の車が対象かを車台番号で確認する手順
- リコール対象車を売却するときの注意点と判断軸
【PR】 愛車の今の価値を確認してみませんか?
売却するか迷っている段階でも利用できます。
年式や走行距離を入力して、現在の査定相場を確認してみましょう。
\ 売却を決める前の相場確認に /
― 車の売却・下取りがお済みの方はスルーしてください ―
本記事の情報確認日は2026年8月27日です。届出内容・対象車種・台数は、国土交通省のリコール届出情報とBMW公式の外-4224案内を主な出典としています。リコール情報は追加・更新される場合があるため、実際の対応時は必ず最新の公式情報をご確認ください。
なお、本記事で扱うのは日本国内で国土交通省へ届け出られた外-4224です。米国など海外で発表されたBMWのリコールとは対象車種・台数・確認窓口が異なります。
BMWリコール対象車種は20車種・24,189台

2026年8月26日に届け出られたBMWのリコール(外-4224)は、始動装置であるスタータの不具合を対象としたもので、対象は20車種・24,189台です。
対象となる車両の製作期間は、2020年7月31日から2025年11月10日までと幅があります。約5年半にわたる生産分が含まれるため、比較的新しい年式のBMWでも対象になり得ます。
ただし、対象車種名に該当することと、自分の車両が対象個体であることは同じではありません。同じ「320i」でも、型式や製作期間、車台番号によって対象外となる個体があります。判断はあくまで車台番号ベースで行ってください。
今回のリコールの概要(届出日・届出番号・対象台数)
外-4224の届出内容を整理すると、次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
| 届出日 | 2026年8月26日 |
| 届出番号 | 外-4224 |
| 不具合部位 | 始動装置(スタータ) |
| 対象車種数 | 20車種 |
| 対象台数 | 24,189台 |
| 製作期間 | 2020年7月31日〜2025年11月10日 |
| 原因 | 始動用リレーの耐久性不足による接点の異常摩耗と摩耗粉の堆積 |
| 想定される症状 | エンジン始動不能、最悪の場合はスタータ起動時または走行時等の火災 |
| 改善措置 | 対象車のスタータを対策品へ交換(無償) |
| 不具合件数 | 0件 |
| 事故件数 | 0件 |
ポイントは、不具合部位が「始動装置」という走行前後に必ず作動する部位である点です。始動時のトラブルとして表面化しやすい一方、想定される最悪のケースとして火災が挙げられているため、放置してよい内容ではありません。
2026年2月の届出(外-4155)との関係
今回の外-4224は、2026年2月25日に届け出られた「外-4155」(22車種・23,650台)の調査結果を受け、対象範囲を拡大するために追加で届け出られたものです。原因と改善措置は同じですが、8月26日の届出資料では追加対象として20車種・24,189台が示されています。
すでに対策修理を受けた車両は、BMW公式検索で「該当リコール無し」と表示される場合があります。過去の通知だけで判断せず、現在の車台番号検索結果または正規ディーラーの照会結果を確認してください。
記事内では、2月分と8月分の台数を独自に合算しません。公式資料で確認できる各届出の対象台数を分けて示し、外-4224の対象確認は8月26日の届出資料を基準にします。
対象車種一覧|外-4224の20車種
【PR】 今売るべきか、乗り続けるべきか迷ったら
リセール率だけでは、実際にいくらで売れるかは分かりません。
現在の査定相場を確認すると、売却時期を判断しやすくなります。
\ 今売る場合と乗り続ける場合の比較に /
― 車の売却・下取りがお済みの方はスルーしてください ―

外-4224で対象となっているのは、以下の20車種です。前述のとおり、車名が一致しても製作期間や車台番号によって対象外の個体があります。
| No. | 対象車種(通称名) |
| 1 | BMW 220i |
| 2 | BMW 318i |
| 3 | BMW 320i |
| 4 | BMW 318i ツーリング |
| 5 | BMW 320i ツーリング |
| 6 | BMW 320d xDrive |
| 7 | BMW 320d xDrive ツーリング |
| 8 | BMW 420i クーペ |
| 9 | BMW 420i カブリオレ |
| 10 | BMW 420i グランクーペ |
| 11 | BMW 420d xDrive グランクーペ |
| 12 | BMW 523i |
| 13 | BMW 530i |
| 14 | BMW 523d xDrive |
| 15 | BMW 523d xDrive ツーリング |
| 16 | BMW 530i ツーリング |
| 17 | BMW X3 xDrive20i |
| 18 | BMW X3 xDrive20d |
| 19 | BMW X4 xDrive20d |
| 20 | BMW Z4 sDrive20i |
シリーズ別に見ると、2シリーズが1車種、3シリーズが6車種、4シリーズが4車種、5シリーズが5車種、X3が2車種、X4が1車種、Z4が1車種という内訳です。ガソリン車だけでなく、320d xDriveや523d xDriveなどのディーゼル車も含まれています。
なお、X3系では内燃機関搭載モデルのxDrive20i・xDrive20dが対象に挙がっていますが、電気自動車のiX3は今回の20車種一覧に含まれていません。
BMW X1とMINIは今回の対象一覧に含まれない
関連キーワードとして「BMW X1」がよく検索されますが、X1は外-4224の対象20車種には含まれていません。ただしこれは、X1に他のリコール履歴が一切ないという意味ではありません。別の届出で対象になっている可能性はあるため、X1オーナーの方も車台番号での確認は行ってください。
MINIについても、今回の20車種一覧には含まれていません。MINIはリコール情報の確認ページや問い合わせ窓口がBMWブランドとは別に案内されるため、本記事では扱わず別記事で整理します。
不具合の内容と危険性

今回の不具合は、始動用リレーの耐久性が不足していることが原因です。リレーの接点が異常に摩耗し、その摩耗粉が堆積することで、エンジンが始動できなくなるおそれがあります。
さらに、最悪の場合はスタータ起動時または走行時等に火災に至るおそれがあるとされています。始動不能というトラブルにとどまらない点が、このリコールの重要なところです。
一方で、届出時点では不具合や事故の報告はないとされています。対象車がすぐに発火するという意味ではないため、過度に不安になる必要はありません。ただし、次のような症状が出ている場合は話が別です。
- エンジン始動時に普段と違う異音がする
- 焦げたようなにおいがする
- エンジンルームから煙が出る
- 始動に何度もかかる、始動できないことがある
これらに当てはまる場合は、車両の使用を控え、BMW正規ディーラーまたはBMWの問い合わせ窓口へ早めに相談してください。自己判断で乗り続けたり、社外品での応急処置を試したりするのは避けるべきです。
改善措置は、対象車のスタータを対策品へ交換するというものです。リコール修理の費用は無償で、ユーザーの負担はありません。
自分の車が対象か車台番号で確認する方法

車名だけでは対象かどうかを判断できません。確実なのは、BMW公式のリコール等検索で、車検証に記載された17桁の車台番号を入力するか、BMW正規ディーラーに車検証の情報を伝えて照会してもらう方法です。
初心者ユーザー車台番号って、どこを見ればわかるんですか?
自動車専門家 Mr.K自動車検査証(車検証)に記載されています。手元に車検証を用意してから検索するとスムーズですよ。
自動車検査証に記載された車台番号を確認します。型式や初度登録年月も併せて控えておくと、問い合わせ時に役立ちます。
BMW公式のリコール等検索に車台番号を入力し、対象かどうかを確認します。対象車でも対策修理済みの場合は「該当リコール無し」と表示されるため、過去の作業記録も併せて確認してください。
対象だった場合は、BMW正規ディーラーへ連絡して入庫日を調整します。スタータの対策品への交換は無償です。予約時に必要な持ち物や作業時間も確認しておくと安心です。
ここで気をつけたいのが、通知の有無だけで判断しないことです。転居や名義変更などの事情で案内が届かないケースもあるため、「通知が来ていない=対象外」とは限りません。
通知が来ない場合・修理予約が取りにくい場合の対応
通知が届いていない場合でも、公式のリコール検索か正規ディーラーへの問い合わせで対象かどうかは確認できます。届出直後は案内の発送に時間差が生じることもあるため、気になる場合は自分から照会するのが確実です。
BMWのリコール専用ダイヤルは0120-954-018です。受付時間は平日9時〜19時、土日祝9時〜18時で、年中無休と案内されています。車検証を手元に置いて連絡すると、対象確認から入庫相談まで進めやすくなります。
届出直後は、販売店の予約状況や対策部品の準備によって入庫日が先になる可能性があります。「対応が遅い」と感じても自己判断で放置したり、関連部位を独自に改造したりせず、予約可能日とそれまでの使用上の注意を正規ディーラーへ確認してください。症状が出ている場合は、予約時に必ずその内容を伝えましょう。
リコール対象車は売却できる?査定への影響
【PR】 高く売れるタイミングを逃す前に
年式や走行距離が増えると、査定額が下がる可能性があります。
すぐに売却しなくても、今の価格を把握しておけば比較や検討に役立ちます。
\ 査定額が下がる前に現在価値をチェック /
― 車の売却・下取りがお済みの方はスルーしてください ―

リコール対象であることだけを理由に、車が売却できなくなるわけではありません。リコール未実施の車両も売買の対象になりますし、買取業者側もリコール情報は把握したうえで査定を行います。
大切なのは、リコールが未実施であることを隠さず査定先に伝えることです。車台番号で照会すれば対象かどうかは業者側でも確認できるため、後から発覚して契約条件のトラブルになるほうが不利益になります。
査定額への影響については、公開情報だけで「何万円下がる」といった数値を出すことはできません。査定額は年式、走行距離、グレード、車両状態、地域、時期、そしてリコール対応状況といった複数の条件で変わります。特定の一要素だけで金額が決まるわけではない、という前提で考えてください。
修理を先にする?売却を先にする?判断軸
どちらが正解かは状況次第です。対応状況、症状の有無、売却予定の時期という3点を並べて考えると、判断しやすくなります。
- リコールが対応済みか、未実施か
- 始動不良・異音・においなどの症状が出ているか
- 車検証・整備記録簿がそろっているか
- 売却・乗り換えの予定時期がいつか
- ディーラーの入庫予約日が売却予定日より前か後か
症状が出ているなら、安全面から修理を優先するのが基本です。一方、症状がなく売却予定が近いのであれば、入庫予約日と売却予定日を突き合わせて、どちらを先にするか決めることになります。
修理の予定と乗り換えの予定が重なりそうな場合は、いま自分の車がどのくらいの評価になるのかを先に把握しておくと、判断の材料がそろいます。金額が見えていれば、修理してから売るか、そのまま売るかを落ち着いて比べられるためです。
複数社の査定額を比べる場合は、すべての査定が終わるまで売却先を決めないと最初に伝えておくと比較しやすくなります。リコール未実施の場合は、その事実も査定先へ伝えてください。
現在の査定額を比較してから判断する

個別車両の買取額は、公開情報だけでは判断できません。最終的には実車査定で確認する必要があります。ネット上の相場情報はあくまで目安として扱ってください。
また、乗り換えを前提にディーラーの下取り1社だけで決めてしまうと、他の選択肢と比べる機会がなくなります。下取りと買取では査定の考え方や手続きの流れが異なるため、違いを理解したうえで選ぶほうが納得しやすくなります。
リコールの対応状況を正直に伝えたうえで、現在の価格をいくつか比べておくと、あとから条件を知って迷うことが減ります。急いで結論を出す必要はなく、比較の材料を持ったうえで判断するのが目的です。
下取り・一括査定・個人間売買の違い
手続きの少なさを優先するならディーラー下取り、複数の買取店を比べるなら一括査定、買い手が見つかるまで待てるなら個人間売買が候補になります。それぞれ連絡方法や売却までの期間が異なるため、査定額だけで決めないことが大切です。
| 方法 | 向いている人 | 確認したい点 |
| ディーラー下取り | 乗り換え手続きをまとめたい人 | 比較先が1社だけになりやすい |
| 【PR】カービューの一括査定 | 複数の買取店を比べたい人 | 複数社との電話・査定日程の調整が必要になる場合がある |
| 【PR】カババの個人間売買 | 売却を急がず出品できる人 | 買い手が見つかるまで売買が成立しない |
一括査定や個人間売買へ申し込む前に、連絡方法、キャンセル条件、売却までの流れを各サービスの案内で確認してください。リコール未実施の場合は、申込み時または査定時にその事実を伝えます。
修理日と乗り換え予定が重なっているなら、まず現在の査定額を確認しておくと、修理後に売るか、そのまま査定へ進むかを比較しやすくなります。売却するかどうかは、提示された条件を見てから決められます。
【PR】 愛車の今の価値を確認してみませんか?
売却するか迷っている段階でも利用できます。
年式や走行距離を入力して、現在の査定相場を確認してみましょう。
\ 売却を決める前の相場確認に /
― 車の売却・下取りがお済みの方はスルーしてください ―
まとめ|対象確認と対応を済ませてから判断しよう

2026年8月26日届出の外-4224は、始動装置(スタータ)の不具合による20車種・24,189台のリコールです。2026年2月の外-4155に続く追加の届出であり、台数を合算するものではありません。
やるべきことの順番は、次の3ステップに整理できます。
- 車検証の車台番号でBMW公式のリコール検索を行う
- 対象であれば正規ディーラーへ連絡し、無償の対策品交換を予約する
- 売却や乗り換えを考えている場合は、対応状況を伝えたうえで査定額を比較する
車名が一覧に載っているかどうかは入口にすぎません。まず車台番号で確認し、安全に関わる対応を先に片づける。売却の判断はそのあとで十分間に合います。
売却方法によって、査定額や手続きの進め方は異なります。
まずは現在の査定相場を確認して、売却価格を比較してみましょう。
― 車の売却・下取りがお済みの方はスルーしてください ―
関連記事・参照リンク
・BMW Japan 公式サイト
