CX-80とアルファード、どちらを選ぶべきか悩んでいませんか?
どちらも3列シートを備えた大型車ですが、CX-80はSUV、アルファードはミニバンという違いがあり、それぞれに強みと特徴があります。SUVならではの走行性能やスタイリッシュなデザインを求めるならCX-80、一方で広々とした室内空間や快適性を重視するならアルファードが候補に挙がるでしょう。
とはいえ、「家族で乗るならどっちが便利?」「価格や燃費はどのくらい違う?」「3列目の快適性は?」と気になるポイントも多いはずです。この記事では、CX-80とアルファードのサイズ、乗車人数、価格、内装の違いなどを徹底比較し、それぞれがどんなライフスタイルに向いているのかを解説します。
この記事を読めば、自分に合った1台がどちらなのか、スッキリ判断できるはずです。家族での長距離移動に最適なのは?アウトドア派におすすめなのは?ビジネス利用での快適性は?それぞれの用途に応じた選び方のポイントも紹介します。
最後まで読んでいただければ、CX-80とアルファードの違いをしっかり理解し、自分にぴったりの1台を選ぶヒントが見つかるでしょう。少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです。
タイトル画像 引用:マツダ
記事のポイント!
- CX-80とアルファードのサイズや室内空間の違いが理解できる
- 乗車人数やシートの快適性の違いがわかる
- 価格帯や維持費、リセールバリューの比較ができる
- 使用目的別(ファミリー・ビジネス・アウトドア)の適性が判断できる
CX-80 vs アルファード徹底比較!最適な選び方とは?

CX-80とアルファードは、用途に応じて選ぶべき車種が異なる。家族での利用を考えるなら、広い室内とスライドドアを備えたアルファードが有利。特にチャイルドシートの装着や子どもの乗り降りのしやすさを重視するなら、ミニバンならではの使い勝手が活きる。
一方、CX-80はSUVらしいスポーティな走りや長距離移動時の燃費の良さが魅力。ディーゼルエンジン(3.3Lモデル)はトルクが太く、高速道路でも安定した走行が可能。4WDモデルもあり、雪道や悪路での走行性能も高いため、アウトドア派に適している。
また、ビジネス用途での送迎やVIPカーとしての利用なら、アルファードのエグゼクティブラウンジが最適。2列目に電動リクライニングやオットマンが備わり、まるで高級ラウンジのような快適性を提供する。
結局のところ、CX-80は走行性能や積載力を重視する人向け、アルファードは快適性や高級感を求める人向けの1台といえる。
- CX-80とアルファードの大きさ比較:全長はほぼ同等、内部空間に差
- 乗車人数の違い:CX-80は6から7人乗り、アルファードは4から8人乗り
- 価格帯比較:CX-80とアルファード、新車と中古車の相場
- 内装の豪華さと使い勝手:SUVとミニバンの違い
- 3列目シートの比較:CX-80とアルファード、どちらが使いやすい?
- 燃費性能とパワートレインの違い:エンジンラインナップを比較
- ハイブリッドモデルの燃費性能:CX-80とアルファードどちらが優秀?
CX-80とアルファードの大きさ比較:全長はほぼ同等、内部空間に差

CX-80とアルファードの全長はほぼ同じですが、車内の広さや快適性には大きな違いがあります。
CX-80の全長は4,990mm、アルファードは4,995mmと5mm差しかありません。ただし、全高はCX-80が1,710mm、アルファードは1,935mmと約22cmの差があり、この違いが室内空間に大きく影響します。
アルファードはミニバンの特性を活かし、天井が高く広々とした室内を実現。特に2列目、3列目のヘッドクリアランスに余裕があり、大人でも快適に座れます。一方でCX-80はSUVらしいスポーティなデザインを重視しており、全高が低いため重心が低く安定した走行性能が特徴です。
また、ホイールベース(前輪と後輪の間の距離)はCX-80が3,120mm、アルファードは3,000mmとCX-80の方が長くなっています。この長さの違いが、2列目・3列目の足元スペースに影響し、CX-80はSUVとしては比較的ゆとりのある室内空間を確保しています。ただし、車内幅はアルファードが約50mm広いため、横並びで座る快適性はアルファードが優位です。
結果として、CX-80はスリムなデザインと長めのホイールベースによって走行安定性を向上。一方、アルファードは高さと幅を活かし、ゆとりのある車内空間を提供しています。
乗車人数の違い:CX-80は6から7人乗り、アルファードは4から8人乗り
CX-80は6人または7人乗り、アルファードは4人から最大8人乗りまで選べる点が大きな違いです。
CX-80は3列シートSUVとして設計されており、6人乗り仕様では2列目にキャプテンシートを採用し、快適性を重視しています。3列目のシートは大人でも座れるスペースが確保されていますが、SUVの設計上、床が高く足元のスペースはミニバンほど広くはないのが特徴です。
一方、アルファードは4人乗りのエグゼクティブラウンジから、最大8人乗りのファミリー向け仕様まで幅広い選択肢があります。特に4人乗りモデルは、2列目に電動リクライニングやオットマンが付いた高級シートが装備され、ショーファーカー(送迎用高級車)としても人気です。
また、3列目の使い勝手にも違いがあります。CX-80の3列目は、SUVの中では広めですが、長距離移動にはやや窮屈になりやすい設計です。一方で、アルファードの3列目はシートの厚みがあり、長時間の移動でも疲れにくい設計になっています。
乗車人数の選択肢が多いのはアルファードですが、CX-80は2列目の快適性と走行性能を重視した構成になっています。家族全員での移動が多いならアルファード、快適な2列目を重視しつつSUVの走行性能を求めるならCX-80が適しています。
価格帯比較:CX-80とアルファード、新車と中古車の相場
CX-80とアルファードの価格帯は大きく異なります。CX-80は394.4万円~712.3万円、アルファードは300.0万円~1,514.1万円と、アルファードの方が価格幅が広いのが特徴です。
CX-80のエントリーグレードは400万円弱から購入でき、上級グレードでも700万円台で収まります。一方、アルファードは最も安いモデルでも300万円台ですが、ハイブリッドや高級仕様の「エグゼクティブラウンジ」では1,000万円を超えるグレードも存在します。特にPHEV(プラグインハイブリッド)モデルは1,065万円と、国産車の中でも高額な部類に入ります。
中古車市場でもこの価格差は顕著です。CX-80は登場して間もないため中古車の流通量が少なく、現在の相場は450万円~635万円程度となっています。アルファードは流通台数が圧倒的に多く、低年式モデルなら200万円台、最新のハイブリッド仕様やカスタムモデルでは1,500万円近くになることもあります。
価格だけを見るとCX-80の方が手頃ですが、アルファードはリセールバリュー(買取価格の高さ)でも有利です。特にハイブリッドや高級グレードは3年後でも70%以上の残価率を維持することが多く、長く乗る場合でも価値が落ちにくい特徴があります。
内装の豪華さと使い勝手:SUVとミニバンの違い

CX-80とアルファードは、内装の方向性が大きく異なります。CX-80は欧州車のような洗練されたデザインを意識し、高級SUVらしい雰囲気を持っています。ナッパレザーやウッドパネルが使用され、シンプルかつ上質な仕上がりです。ただし、インパネやセンターコンソールはCX-60と共通点が多く、独自性はやや控えめです。
一方、アルファードは豪華なラウンジのような空間を目指しており、特に2列目シートの快適性が際立っています。「エグゼクティブラウンジ」グレードでは専用のリクライニングシートやオットマン、シートヒーター・ベンチレーションが標準装備され、飛行機のビジネスクラス並みの座り心地を実現。オプションで後席モニター(14インチ)や高級オーディオを追加できるため、VIP送迎用にも適しています。
使い勝手にも違いがあります。CX-80はSUVならではの収納力を備えつつも、3列目の乗り降りは少し不便です。後部ドアが横開きのため、スライドドアを採用するアルファードに比べると、狭い駐車場ではドアの開閉スペースが必要になります。
また、アルファードはミニバンならではの広い室内を活かし、2列目や3列目のシートアレンジが柔軟です。フルフラットにして仮眠スペースを作ったり、2列目を最大限後ろにスライドさせて広々と使うこともできます。
CX-80はSUVのスポーティさと高級感を両立しつつ、運転の楽しさも重視。一方、アルファードは**「快適性最優先」の設計**になっており、特に2列目をメインで使う人にとっては大きな魅力があります。
3列目シートの比較:CX-80とアルファード、どちらが使いやすい?

3列目シートの快適性は、CX-80とアルファードで大きく異なります。
CX-80はSUVのため、3列目シートの床がやや高くなっており、膝の曲がりが大きくなる傾向があります。ホイールベースが3,120mmと長いため、足元スペースは確保されていますが、身長170cm以上の大人が長時間座ると窮屈に感じる可能性があります。2列目シートを前にスライドさせればスペースを確保できますが、その分2列目の快適性が損なわれるため、3列目の頻繁な使用には向いていません。
一方、アルファードの3列目は、ミニバンとしての広さを最大限活かした設計になっています。室内高が1,325mm~1,400mmと余裕があり、天井が高いため圧迫感が少ないのが特徴です。さらに、シートの厚みもしっかりあり、クッション性が高いため、長距離移動でも快適に過ごせます。
また、使い勝手にも違いがあります。CX-80は3列目を倒してフラットにすると、広い荷室が確保できるため、普段は2列シートのように使いたい人に向いています。アルファードの3列目は、跳ね上げ式で収納するタイプが多く、荷室スペースの確保に工夫が必要です。しかし、8人乗りモデルなら3列目を活用した大人数の移動にも対応できるのが強みです。
結論として、3列目の使いやすさを重視するならアルファード、荷室を広く使うことが多いならCX-80が向いています。
燃費性能とパワートレインの違い:エンジンラインナップを比較
CX-80とアルファードは、パワートレインの選択肢が異なります。
CX-80は、2.5L PHEV(プラグインハイブリッド)・3.3Lディーゼル・3.3Lマイルドハイブリッドの3種類が用意されています。特にディーゼルモデルは、燃費とトルク性能のバランスが良く、WLTCモードで16.8~19.2km/LとSUVとしては優れた数値です。PHEVはモーターのみのEV走行が可能で、短距離の移動ではガソリンをほぼ使わないため、日常的な燃費はさらに向上します。
アルファードは、2.5Lハイブリッドと2.4Lターボガソリンの2種類。ハイブリッドは燃費性能に優れ、WLTCモードで15.3~17.7km/Lを実現。特に市街地走行では、ストップ&ゴーの多い場面でもモーターによるアシストで燃費を抑えられます。2.4Lターボは、力強い加速が魅力ですが、燃費はWLTCモードで9.6~11.0km/Lと控えめです。
燃費だけを見ると、CX-80のディーゼルやPHEVが優れていますが、高速道路などの安定走行ではアルファードのハイブリッドも効率的です。低燃費を重視するならCX-80のPHEVやディーゼル、走りの滑らかさを求めるならアルファードのハイブリッドが適していると言えます。
ハイブリッドモデルの燃費性能:CX-80とアルファードどちらが優秀?
ハイブリッドモデルの燃費を比較すると、CX-80はPHEV(プラグインハイブリッド)を、アルファードは2.5Lハイブリッドを採用しており、異なるアプローチが特徴です。
CX-80のPHEVは、2.5Lエンジンとモーターを組み合わせ、WLTCモードで12.9km/Lの燃費を記録。ただし、EV走行が可能なため、充電環境が整っていれば短距離移動ならガソリンをほぼ使わずに走行できます。満充電でのEV航続距離は約60kmとされ、通勤や買い物など日常使いでは燃料コストを大幅に抑えられるのが強みです。
一方、アルファードのハイブリッドは、2.5Lエンジンとモーターの組み合わせで、WLTCモードで15.3〜17.7km/Lと優れた燃費性能を発揮。特に市街地走行では20km/L超えも可能とされ、渋滞の多い都市部や長距離移動でも安定した低燃費を実現します。
燃費だけを見ると、長距離移動ではアルファード、短距離+充電環境があるならCX-80の方がコストパフォーマンスに優れています。どちらを選ぶかは、使用環境によると言えるでしょう。
CX-80とアルファード、どんな人に向いている?使用目的別比較

CX-80とアルファードは、用途に応じて選ぶべき車種が異なる。家族での利用を考えるなら、広い室内とスライドドアを備えたアルファードが有利。特にチャイルドシートの装着や子どもの乗り降りのしやすさを重視するなら、ミニバンならではの使い勝手が活きる。
一方、CX-80はSUVらしいスポーティな走りや長距離移動時の燃費の良さが魅力。ディーゼルエンジン(3.3Lモデル)はトルクが太く、高速道路でも安定した走行が可能。4WDモデルもあり、雪道や悪路での走行性能も高いため、アウトドア派に適している。
また、ビジネス用途での送迎やVIPカーとしての利用なら、アルファードのエグゼクティブラウンジが最適。2列目に電動リクライニングやオットマンが備わり、まるで高級ラウンジのような快適性を提供する。
結局のところ、CX-80は走行性能や積載力を重視する人向け、アルファードは快適性や高級感を求める人向けの1台といえる。
- ファミリーカーとしての適性:CX-80とアルファードの特徴
- ビジネス利用での比較:VIP送迎に適しているのはどっち?
- アウトドア・レジャーでの使い勝手:SUVとミニバンの長所短所
- CX-80のSUVらしい走行性能:ドライビングフィールの特徴
- アルファードの安定した乗り心地:ミニバンならではの快適性
- 維持費と長期保有の観点:ランニングコストと残価率の比較
- 最終結論:あなたのライフスタイルに合うのはCX-80?アルファード?
- CX-80vsアルファードの徹底比較!サイズ、乗車人数、価格から見る最適な選び方とは?のまとめ
ファミリーカーとしての適性:CX-80とアルファードの特徴
ファミリーカーとしての使いやすさを比較すると、広さや快適性ではアルファード、走行性能や積載力ではCX-80に強みがあります。
アルファードは、ミニバンならではの広い室内が魅力。全高が最大1,950mmと高く、天井が広いため子どもを乗せたり、チャイルドシートを設置するのもラクです。スライドドアを採用しているので、狭い駐車場でも子どもが乗り降りしやすいのも大きなメリット。さらに、2列目のオットマン付きキャプテンシートが長時間の移動でも快適で、家族旅行にも最適です。
CX-80は、SUVの利便性と3列シートの実用性を両立したモデル。ホイールベースが3,120mmと長く、2列目・3列目の足元スペースにも余裕があります。また、荷室の積載力が高く、3列目を倒せば大容量のラゲッジスペースを確保できるため、大型ベビーカーやキャンプ用品も収納可能。さらに、4WD仕様もあるため悪天候やアウトドアにも強いのが特徴です。
子ども連れの送迎や快適性を求めるならアルファード、アウトドアや遠出の機会が多いならCX-80が適しています。家族のライフスタイルに合わせた選択が重要です。
ビジネス利用での比較:VIP送迎に適しているのはどっち?

VIP送迎に求められるのは、高級感・快適性・静粛性の3つです。この点で比較すると、アルファードが圧倒的に優れています。
アルファードの「エグゼクティブラウンジ」グレードは、電動リクライニング、オットマン、シートヒーター・ベンチレーションが標準装備され、まるでファーストクラスのような乗り心地を提供します。天井も高く、車内でスーツを着たまま移動しても圧迫感がないのがメリット。さらに、後席用の14インチ大型ディスプレイやJBLプレミアムサウンドシステムなど、快適性を追求した装備も充実しています。
CX-80も高級SUVとしての質感は高く、ナッパレザーやウッドトリムを使用した内装は、欧州車ライクな洗練された雰囲気を持っています。しかし、2列目シートのリクライニング角度はアルファードほど深くなく、スライドドアがないため狭い駐車場での乗降時に不便です。また、全高が低めのため、着座時の天井の余裕もアルファードほどではありません。
結果として、VIP送迎に最適なのはアルファードです。特に2列目に乗ることを想定するなら、エグゼクティブラウンジはビジネス利用のベストな選択肢と言えるでしょう。
アウトドア・レジャーでの使い勝手:SUVとミニバンの長所短所
アウトドアやレジャー用途で考えると、CX-80とアルファードは求めるスタイルによって評価が分かれます。
CX-80はSUVならではの走破性と積載力が魅力。最低地上高が170mmあり、4WDモデルも用意されているため、未舗装路や雪道でも安定した走行が可能です。また、3列目を倒せばラゲッジ容量が大幅に増え、大型のアウトドア用品やキャンプギアも余裕で積めるのが強み。さらに、ディーゼルエンジンは燃費が良く、長距離移動でも燃料コストを抑えやすいメリットもあります。
アルファードは、広い車内空間と快適性を重視する人向き。キャンプやスキー場に行く際に荷物が多くてもゆったり乗れるのが利点です。シートをフルフラットにすれば、車中泊も可能。スライドドアで乗り降りがしやすく、小さな子どもがいる家族でも使いやすいのが特徴です。ただし、最低地上高が低いため、悪路では走行に制限が出やすい点には注意が必要です。
結論として、本格的なアウトドアに強いのはCX-80、レジャーや車中泊を快適に楽しみたいならアルファードが向いていると言えます。用途に応じて選ぶのがベストです。
CX-80のSUVらしい走行性能:ドライビングフィールの特徴
CX-80は、SUVとしてのスポーティな走行性能が大きな特徴です。FR(後輪駆動)を基本とし、ホイールベースは3,120mmと長めに設計されているため、直進安定性に優れています。特に高速道路でのクルージング性能は高く、ロングドライブでも疲れにくいのが魅力です。
また、CX-80には3.3Lディーゼルターボ(254PS/550Nm)や2.5L PHEV(327PS/500Nm)といったパワフルなエンジンが搭載されており、特にディーゼルモデルは低速域でもトルクが太く、重い車体でもスムーズに加速できるメリットがあります。
さらに、最低地上高170mmを確保しており、未舗装路や雪道などの悪路走行にも強いのがポイント。AWD(全輪駆動)モデルでは、トルク配分を適切に調整するシステムが搭載されており、路面状況に応じて最適な走行性能を発揮します。
ステアリングは**電動パワーステアリング(EPS)**を採用しており、低速では軽く、高速ではしっかりとした手応えを感じられるチューニングが施されています。そのため、都市部の狭い道でも運転しやすく、長距離ドライブでも安定したハンドリングが楽しめます。
SUVらしい力強い走りと、高速域での安定性を両立しているのがCX-80の大きな魅力です。
アルファードの安定した乗り心地:ミニバンならではの快適性
アルファードは、ミニバンならではの快適な乗り心地を徹底的に追求したモデルです。ホイールベースは3,000mmと長く、さらにサスペンションには専用の振動吸収システムが採用されているため、路面の凹凸をしっかり吸収してくれます。
特に、後席の快適性が重視されており、2列目のキャプテンシートにはオットマンやシートヒーター・ベンチレーションが装備されているグレードもあります。リクライニング角度も深く、長距離移動でもリラックスできる設計です。
また、遮音性も優れており、エンジン音やロードノイズを抑えるためにアコースティックガラスや吸音材を適切に配置。静粛性が高く、高速道路を走行していても車内での会話がしやすいのが特徴です。
足回りには電子制御サスペンションが採用されており、乗員の体にかかる揺れを最小限に抑えています。特に低速時の乗り心地が良く、街乗りでもスムーズな走行が可能。高級セダンに近いしっとりとした乗り味が味わえます。
CX-80と比べると、アルファードは操縦性よりも快適性を重視した設計。特に後席でくつろぐことを目的とするなら、アルファードの乗り心地は圧倒的に優れています。
維持費と長期保有の観点:ランニングコストと残価率の比較
維持費の面では、CX-80とアルファードで大きな違いが出ます。まず、燃費に関してはCX-80のディーゼルモデルがWLTCモードで16.8〜19.2km/Lと優秀で、軽油を使用するため燃料コストを抑えやすいのがメリットです。一方、アルファードのハイブリッドはWLTCモードで15.3〜17.7km/Lと燃費性能が良いですが、レギュラーガソリンを使用するため燃料代はCX-80より若干高くなる可能性があります。
自動車税は、CX-80のディーゼル(3.3L)は66,500円、PHEV(2.5L)は45,000円。アルファードはガソリン2.4Lターボが45,000円、ハイブリッド2.5Lが37,000円となっており、ハイブリッドのほうが税制面で優遇されています。
メンテナンスコストは、CX-80のディーゼルはオイル交換やDPF清掃などのメンテナンスが必要になるため、長期的にはガソリン車より維持費がかかる可能性があります。アルファードはハイブリッドシステムのバッテリー交換(約20万円〜)があるものの、走行距離10万kmを超えても問題なく使えるケースが多いため、長期保有には向いています。
残価率では、アルファードが圧倒的に優位です。新車価格の約70〜80%が3年後でも維持されることが多く、特にハイブリッドモデルは人気が高く、高値で売却しやすいです。CX-80はSUV市場で一定の需要があるものの、競合モデルが多く、3年後の残価率は50〜60%程度になる可能性があります。
長期保有するなら維持費の低いCX-80、売却時の価値を考えるならアルファードのハイブリッドが有利と言えます。
最終結論:あなたのライフスタイルに合うのはCX-80?アルファード?
CX-80とアルファード、どちらを選ぶべきかはライフスタイルと使用目的によって異なります。
アウトドアや走行性能を重視するならCX-80が向いています。最低地上高が170mmと高く、4WDモデルもあるため、雪道や未舗装路でも安心。ディーゼルモデルなら燃費も良く、長距離移動が多い人には大きなメリットになります。3列目を倒せばラゲッジスペースが広く、キャンプやスキーなどのレジャー用途にも最適です。
一方、ファミリーカーやビジネス利用ならアルファードが圧倒的に優位です。スライドドアで乗り降りしやすく、室内も広々。2列目の快適性はCX-80を大きく上回り、VIP送迎や家族での長距離移動でも快適に過ごせます。また、リセールバリューが高く、資産価値を重視する人にもおすすめです。
結論として、走りの楽しさや燃費を優先するならCX-80、快適性やリセールの強さを求めるならアルファードが最適な選択肢になります。自分のライフスタイルに合った1台を選ぶことが大切です。
CX-80vsアルファードの徹底比較!サイズ、乗車人数、価格から見る最適な選び方とは?のまとめ
記事のポイントをまとめてます。
- CX-80とアルファードの全長はほぼ同じだが、全高や車内空間に大きな差がある
- アルファードはミニバンならではの広さと高さを活かし、室内空間が広い
- CX-80はSUVらしいデザインを優先し、全高が低く重心が安定している
- CX-80のホイールベースは3,120mmでアルファードより長く、走行安定性が高い
- 乗車人数はCX-80が6~7人、アルファードは4~8人と選択肢の幅が異なる
- アルファードの4人乗りモデルはVIP向けの高級仕様が用意されている
- 3列目シートの広さはアルファードが優位で、大人でも快適に座れる設計
- CX-80の3列目は床が高めで長時間の乗車には向かないが、荷室の拡張性が高い
- 価格はCX-80が394.4万円~712.3万円、アルファードは300.0万円~1,514.1万円と差がある
- アルファードのハイブリッドモデルはリセールバリューが高く、残価率が有利
- CX-80のディーゼルモデルは燃費が良く、長距離移動に適している
- アルファードのスライドドアは狭い駐車場での乗降に便利
- CX-80は最低地上高が170mmあり、アウトドアや雪道での走行性能が高い
- ビジネス用途ではアルファードのエグゼクティブラウンジが快適性で優れる
- アルファードは静粛性が高く、長距離移動でも疲れにくい
- CX-80のPHEVはEV走行が可能で、短距離移動なら燃料をほぼ使わない
- アウトドア用途ではCX-80の積載力や悪路走破性が活かせる
- 家族向けならアルファードのスライドドアや広い室内が便利
- CX-80はFRベースでハンドリングが優れ、運転の楽しさを重視する人に向いている

管理人の車好きからの心からの一言
こんにちは、車好きの管理人です。最後まで読んでいただきありがとうございます。
CX-80とアルファード、どちらも魅力的なクルマですが、選び方次第で「最高の相棒」にも「なんか違うな…」にもなり得ます。これはクルマ選びがまるで家選びに似ているからかもしれません。
CX-80は、機能的でシンプルなデザインの一軒家のような存在。アウトドアにも行けるし、広さもそこそこ。だけど「快適性」だけで比べると、アルファードという“高級マンション”には敵いません。
ただし、運転の楽しさという視点で見ると話は別。CX-80のFRベースの走りは、SUVながらもスポーティで、アクセルを踏んだときのレスポンスやカーブでの安定感は、アルファードにはない魅力です。
逆に、アルファードは“動く応接室”のような存在。VIP気分を味わいながら快適に移動したいなら、これ以上の選択肢はないでしょう。
クルマ選びはライフスタイルそのもの。あなたにとって最適な1台をじっくり選んでみてください。
マツダのオフィシャルサイトで、CX-80の魅力を見つけてみませんか?
(マツダ公式サイトはこちら→)

◆関連記事・参照リンク
・MAZDA CX-80|クロスオーバー SUV|公式サイト
・マツダ オフィシャルウェブサイト
・トヨタ アルファード | トヨタ自動車WEBサイト
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