免許返納の年齢は何歳から?義務がない理由と70歳・75歳・80歳の判断基準を解説

免許返納の年齢は何歳から?義務がない理由と70歳・75歳・80歳の判断基準を解説

親に免許を返納してほしいけれど、何歳から話を切り出せばいいのか迷っていませんか。あるいは、自分自身が70代に入り、そろそろ考えた方がいいのではと感じている方もいるはずです。

結論からいうと、免許返納に法律上の義務年齢はありません。ただし、70歳では高齢者講習、75歳以上では認知機能検査があり、一定の違反歴がある場合は運転技能検査も必要になります。年齢そのものより、制度の節目と運転の変化をあわせて見ることが大切です。

この記事では、70歳・75歳・80歳の節目で何が変わるのか、返納を考えるサイン、家族の伝え方、返納後の手続きまでわかりやすく整理します。読み終えるころには、「うちの場合はいつ、どう考えるべきか」の判断軸が見えてくるはずです。

この記事でわかること!

  • 免許返納に義務年齢があるのかどうかが分かる
  • 70歳・75歳・80歳で何を見直すべきか判断できる
  • 返納を考えるサインと家族の伝え方が分かる
  • 返納後の手続きや運転経歴証明書の使い方が分か
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目次

免許返納に「何歳が義務」という法律はない

まず最初に、最も大切な前提をお伝えします。

免許の自主返納に、法律で定められた義務年齢はありません。

「75歳になったら返さなければならない」「80歳を超えたら強制的に取り消しになる」といった話を耳にすることがありますが、これは誤解です。日本の道路交通法では、年齢だけを理由に「この年齢以上は免許を持てない」という規定はありません。

自主返納とはその名の通り、本人の意思で警察署または運転免許センターの窓口に免許証を持参して返す仕組みです。誰かに強制されるものではなく、本人が「もう運転をやめよう」と決断したときに行うものです。

自動車専門家 Mr.K

ここは意外と誤解が多いポイントです。「義務年齢はない」と聞いてホッとする方もいれば、「じゃあいつ考えればいいの?」と逆に迷う方もいます。だからこそ、制度上の節目を知っておくことが重要なんです。

では、「年齢に関係なく自由に乗り続けていいのか」というと、そうでもありません。年齢が上がるにつれて、免許更新時の制度的な手続きが変わる節目があります。この節目を理解することが、返納のタイミングを考える出発点になります。

年齢で変わる「制度上の手続き」3つの節目

免許更新の制度は、70歳・75歳を境に変わります。以下の表で整理してみましょう。

スクロールできます
年齢制度上の変化身体・認知の目安生活設計上の考え方
70〜74歳高齢者講習(2時間、約6,600円)が更新時に必須個人差大きいが加齢による変化が始まる時期「まず見直しの習慣づけ」を始める節目
75〜79歳認知機能検査が必須。一定違反歴ある人は運転技能検査も視力・反応速度・判断力の低下が顕在化しやすい「本格的に検討する人が増える」年齢帯
80歳前後〜同上(75歳以上の制度が継続)身体機能・認知機能の変化が加速しやすい「返納後の生活設計」まで込みで考えるタイミング

この表が示すように、「年齢=返納」ではなく、各節目でそれぞれ違うことを考えるという整理が正確です。70歳で「見直しスイッチ」を入れ、75歳で「本格的に検討」し、80歳前後で「生活設計込みで判断」する、という流れです。

【70歳】「まだ大丈夫」が試される最初の節目

70歳になると、免許更新時に高齢者講習が必要になります。
警視庁の案内では、普通車対応免許を持つ方の講習手数料は6,600円、原付・二輪・小特・大特のみの方は2,950円です。

講習の内容は、自動車教習所などで実施される約2時間のプログラムで、以下を含みます。

  • 視力検査(通常視力・夜間視力・動体視力)
  • 実車指導(実際に車を運転しての確認)
  • 運転技能についての指導・アドバイス

費用は自動車教習所によって異なりますが、6,000〜7,000円前後が目安です(参考:警視庁「高齢者講習(70歳から74歳までの方の免許更新)」)。

自動車専門家 Mr.K

70歳の高齢者講習で大切なのは、「強制的に返納させられる入口」ではないということです。むしろ、プロの指導員から自分の運転の現状についてフィードバックをもらえる貴重な機会。ここで「最近、夜間の視力が落ちた」「車線変更の判断が遅い」と気づけた人が、その後の判断をより冷静にできるんです。

高齢者講習で何を見直すべきか

70歳の段階では、まだ多くの方が問題なく運転しています。ただ、この講習を通じて気づく「小さな変化」を見逃さないことが重要です。

たとえば、夜間視力や動体視力は加齢とともに低下しやすく、「昼間は平気だけど夜が怖くなってきた」という変化は、この年代から出始めることが多いです。

70歳での見直しポイント3つ:

  • 眼科を受診して視力・目の健康状態を確認する
  • 同乗者(家族や友人)に正直な感想を聞く機会を作る
  • 「夜間・雨天・高速」など負荷の高い状況での運転を意識的に振り返る

70歳は「返納する年齢」ではなく、「今後の運転を見直す最初の節目」です。焦らず、しかし向き合うことを先送りにしない。それが70歳での理想的なスタンスだと思います。

【75歳以上】免許更新で何が変わる?

75歳を過ぎると、免許更新の手続きが大きく変わります。最も重要なのは、認知機能検査の受検が必要になることです。

認知機能検査は、記憶力や判断力の状態を確認するための検査で、更新期間満了日の6か月前から受けることができます。検査の結果が「認知症のおそれなし」であれば、その後の更新手続きを進める流れになります。

また、信号無視や速度超過など、一定の違反歴がある75歳以上の方は、「運転技能検査」(実車)も受ける必要があります。これは2022年5月に始まった制度で、合格しなければ更新できません。

75歳は返納の義務年齢ではありません。ただ、制度上のハードルが上がることで、免許を続けるか返納するかを本格的に考え始める節目になりやすい年齢です。(参考:警視庁「認知機能検査と高齢者講習(75歳以上の方の免許更新)」)。

認知機能検査で「認知症のおそれあり」と判定されたらどうなる?

認知機能検査で「認知症のおそれあり」と判定されても、その場で直ちに免許が取り消されるわけではありません。この場合は、公安委員会から連絡があり、臨時適性検査を受けるか、医師の診断書を提出する流れになります。その結果、認知症であると診断された場合は、聴聞などの手続きを経たうえで、免許の取り消しまたは効力停止となります。

75歳以上の免許更新フローをくわしく見る

【75歳以上の免許更新フロー】
①認知機能検査を受ける(更新の前)
②「認知症のおそれなし」→ 高齢者講習 → 通常更新
③「認知症のおそれあり」→ 医師の診断が必要
 → 診断結果:認知症なし → 高齢者講習 → 更新可
 → 診断結果:認知症あり → 免許取り消し・停止の対象

また、信号無視・速度超過など一定の違反歴がある75歳以上の方は、「運転技能検査」(実車)も追加で受ける必要があります。これは2022年5月の道路交通法改正で導入された制度です(参考:警察庁「高齢者の運転免許証の更新制度が変わります」)。

※高齢者講習の金額や手続き内容は、地域や時期によって変わる場合があります。実際に手続きをする際は、最寄りの警察署や運転免許センター、各都道府県警察の公式案内で最新情報をご確認ください。

車購入検討者

父が今年75歳なんですけど、「認知機能検査」と聞いてすごく緊張していて……。検査に引っかかったら免許が取れなくなるって思っていたみたいです。

自動車専門家 Mr.K

それはよくある誤解ですね。検査の目的は「取り消す」ためではなく「現状を把握する」ためです。引っかかったとしても、すぐに取り消しではなく、医師の診断に進むだけ。まずは落ち着いて受けてみてください、とお父さんに伝えてあげてください。

【80歳前後】返納後の生活を考える

80歳前後になると、免許を返納するかどうかだけでなく、返納後の生活設計まで含めて考えることが大切になります。

特に地方では、通院や買い物、家族の送迎などで車への依存度が高く、免許返納がそのまま生活の不便につながることも少なくありません。そのため、この年代では「返納するか」だけでなく、「返納後にどう移動手段を確保するか」をセットで考える必要があります。

タクシー補助、デマンド交通、家族の送迎、宅配サービスなどを事前に整理しておくと、返納への不安をやわらげやすくなります。80歳前後は、運転の安全性と生活のしやすさの両方を見ながら判断したい節目です。(参考:警察庁「運転免許証の自主返納について」)。

※高齢者講習の金額や手続き内容は、地域や時期によって変わる場合があります。実際に手続きをする際は、最寄りの警察署や運転免許センター、各都道府県警察の公式案内で最新情報をご確認ください。

初心者ユーザー

知恵袋を見ていたら「東北の田舎では80代で返納する人が多い印象。70代はまだ農作業で軽トラに乗っている」という投稿があって、なるほどなと思いました。

自動車専門家 Mr.K

これ、すごくリアルな話ですよ。地方では70代でもまだ現役で農作業している方も多い。返納の「現実感」は地域によって全然違う。だから「何歳で返すべき」という一律論は、地方では特に当てはまりにくいんです。

「そろそろかも?」と感じたら確認したい9つのサイン

年齢よりも重要なのが、「運転の変化」を示す具体的なサインです。以下に挙げるサインが複数当てはまるようなら、一度立ち止まって考えるタイミングかもしれません。

  • 車庫入れで擦る回数が増えてきた
  • 右左折や合流の際、判断に迷う時間が長くなった
  • 夜間や雨天の運転を意識的に避けるようになった
  • 近距離の移動でもヒヤッとする場面が増えた
  • 同乗者が無言でドアや取っ手を掴む場面が出てきた
  • 信号が変わるタイミングを見誤るようになった
  • 駐車場でポールやブロックに接触したことがある
  • 「左右の確認が遅くなった」と自分でも感じる瞬間がある
  • 家族が同乗中に「危ない!」と声を出す場面が増えた

これらのサインは、加齢による視力・反応速度・判断力の変化が運転に影響し始めたことを示している可能性があります。1〜2個なら「注意して様子を見る」レベルですが、4〜5個以上が当てはまる場合は、安全運転相談窓口への相談や専門家への受診を検討してください。

「まだ大丈夫」という感覚は、本人には非常に強くあります。しかし、運転能力の低下は自覚しにくいのが特徴です。家族が感じる違和感は、案外正確だったりします。

都市部と地方では「返納の現実感」がまるで違う

免許返納を語るとき、多くの記事が見落としているのが地域差です。

都市部に住んでいれば、電車、バス、タクシー、最近ではライドシェアやシニア向け移動支援サービスも整ってきており、返納後の生活を想像しやすい。しかし地方では、話が全く違います。

「田舎でバス停も遠く本数も少ない。返納してほしい気持ちはあるが、実際に生きていけなくなるので強く言えない」(Yahoo!知恵袋より)

この投稿が示すように、地方での免許返納問題は、「安全か危険か」という話だけでは収まりません。通院、買い物、役所、農作業、趣味の集まり——こうした日常のすべてを車が支えている地域では、返納は生活インフラを失うことに近いのです。

だからこそ、地方に住む親への返納の勧め方は、「危険だからやめてほしい」だけでは絶対に通りません。

地方で返納を考えるとき、先に整えておくべき移動手段の代案

返納を現実的に進めるためには、「代わりの移動手段」を先に整えてから話を切り出すことが最も効果的です。以下は確認してほしい選択肢です。

STEP
デマンド交通(予約型乗合バス)を調べる

多くの市区町村では、定時路線がない地域向けに「予約型乗合サービス」を提供しています。スマホや電話で予約して使うタイプが多く、通院・買い物に活用できます。

STEP
タクシー補助・移動支援サービスを確認する

市区町村によっては、高齢者のタクシー利用補助や福祉移送サービスを提供しています。窓口や市区町村のホームページで確認できます。

STEP
宅配・移動販売・ネットスーパーを調べる

食品・日用品は宅配や移動販売で補える地域も増えています。買い物の「移動」に代わる手段を先に確保しておくと、説得の際に具体的な代案として提示できます。

STEP
家族の送迎ローテーションを検討する

通院など「絶対に必要な移動」については、家族で分担して担当できるか話し合いましょう。スケジュールや負担の可視化が重要です。

家族として免許返納を切り出すとき:「説得」より「一緒に考える」姿勢が大事

免許返納問題で最も難しいのは、実は「制度の理解」ではなく「本人との向き合い方」です。

Yahoo!知恵袋には、こんな切実な声が寄せられています。

「80歳を超えた義父の返納で悩んでいます。本人も家族もまだ大丈夫だと思っているが、他人を傷つける事故が怖い。どう言えば納得してもらえるのか分かりません」(Yahoo!知恵袋より)

「82歳と80歳の親の免許返納を考えています。送迎やタクシー案を提示しても、本人や同居家族に聞き入れてもらえない。事故が起きてからでは遅いので、説得方法を知りたい」(Yahoo!知恵袋より)

この2つの声に共通するのは、「正解が分かっているのに通じない」という家族の苦しさです。

では、なぜ「危ないからやめて」という正論が通じないのか。それは、免許証が単なる運転許可証ではなく、その人にとっての「自由の象徴」であり「自立の証明」だからです。長年、自分で好きなときに好きな場所へ行けた。その自由を取り上げられるという感覚が、返納への抵抗感の根っこにあります。

本人の尊厳を守りながら伝える言い方

大切なのは、「返納しなさい」という命令形ではなく、「一緒に考えたい」という提案形で切り出すことです。

避けるべき言い方:
「もう危ないんだから、返納してよ」
「事故を起こしたら困るのはこっちなんだよ」
「もういい加減にしてほしい」

  • 「長く安心して外出できる方法を一緒に考えたい」 と伝える
  • 「次の更新のときに、一緒に制度を確認しに行こう」 と段階的に誘う
  • 「返納した知り合いの話を聞いてみる」 など第三者の経験を紹介する
  • 「一緒に安全運転相談窓口に行く」 という形で専門家を間に入れる

「返納するかどうか」ではなく「これからも安全に、豊かに暮らす方法を一緒に考えたい」という切り口は、本人のプライドを傷つけずに、しかし真剣に向き合うことができる言い方です。

先に「代替移動手段」を整えてから話す

「返納して」と言う前に、代わりの移動手段が何もない状態で話を切り出すのは禁物です。それは本人にとって「生活を奪う提案」に聞こえてしまいます。

通院先、スーパー、よく行く場所について、タクシー補助の有無、バスルート、家族の送迎可能日などをリスト化して、「こういう手段が使えるよ」と具体的に提示できる状態を作ってから話しましょう。

自動車専門家 Mr.K

「移動手段の代案リストを持って話に行く」というのは、すごく重要な準備です。「危ない」という感情論より、「こんな手段があるから大丈夫」という安心感の方が、本人の心を動かすことができます。

免許を返納したあとの手続きと「運転経歴証明書」の活用

実際に免許を返納する場合、手続きはシンプルです。

返納できる場所: 最寄りの警察署・運転免許センター(本人が直接持参)
必要なもの: 運転免許証のみ(代理人申請は不可)
費用: 無料

返納と同時に申請できるのが、運転経歴証明書です。

運転経歴証明書とは?

運転免許証を返納した方が申請できる証明書。発行手数料は1,100円。免許証と同じサイズのカードで、本人確認書類として銀行・郵便局・各種手続きで使えます。また、自治体や民間事業者が提供する優待・支援の対象になる場合があります(内容は自治体差が大きい)。
返納当日に申請することも可能です。返納後5年以内に申請でき、交付後は本人確認書類として利用できる(参考:警察庁「運転免許証の自主返納について」)。

Yahoo!知恵袋でも、こんな声があります。

「返納後は運転経歴証明書がもらえ、自治体によっては割引などが受けられるそうだ」(Yahoo!知恵袋より)

運転経歴証明書で受けられる主な支援(自治体差あり)

運転経歴証明書を持っていると受けられる支援は、自治体によって大きく異なります。代表的な例を挙げると以下の通りです。

  • タクシー会社の割引(一定金額の割引、または無料利用券の配布)
  • バスの定期券割引・無料パス
  • 商業施設・飲食店などの協賛店舗での割引
  • 金融機関での本人確認書類として有効

ただし、「返納すれば全国共通で大きな特典がある」という期待は禁物です。実際には「支援がほとんどない自治体」も存在します。特典内容は自治体のホームページや窓口で最新情報を確認してください。

「特典は返納そのものではなく、返納後に取得する運転経歴証明書に紐づくもの。内容は自治体差が大きい」(Yahoo!知恵袋より)

自動車専門家 Mr.K

返納後の特典は「あればラッキー」くらいに考えておくのが正直なところです。返納の判断軸はあくまでも「安全」と「生活設計」。特典を理由に返納を決める、という発想は本末転倒になりやすいので注意してください。

「完全返納か継続か」の二択でなくていい:中間策という選択肢

「免許を返すか、このまま乗り続けるか」という二択で悩んでいる方は多いですが、実はその間にいくつかの選択肢があります。いきなりゼロイチで考える必要はありません。

サポートカー限定免許という選択肢

2022年5月から、「サポートカー限定免許」という制度が始まっています。これは、衝突被害軽減ブレーキやペダル踏み間違い時加速抑制装置を備えた「サポートカー」に限定して運転を続けられる制度です。

普通免許を持っている方は、更新申請とあわせて手続きできます。
詳しい申請方法や条件は、住所地を管轄する公安委員会に確認しておくと安心です。

「完全な返納には踏み切れないが、少しでも安全に乗り続けたい」という方にとっては、現実的な中間選択肢といえます。

安全運転相談窓口の活用

都道府県警察が設置している「運転適性相談窓口」では、本人だけでなく家族からの相談も受け付けています。

専門家(警察職員・相談員)に「実態を見てもらう」ことで、家族間の感情的な対立を避けながら客観的な評価を得ることができます。「第三者の言葉なら本人も聞けた」という声も少なくありません(参考:政府広報オンライン「運転が不安になってきたシニアドライバーやそのご家族へ」)。

段階的な運転縮小:夜間・遠距離は控える方法

「完全返納の前に、まず夜間と雨天だけ控える」という段階的な縮小プランも有効です。

  • 夜間・雨天・高速道路は乗らない
  • 近距離(〇km以内)に限定する
  • 知らない道には行かない
  • 1人では乗らず、同乗者がいるときだけ乗る

運転の範囲を自分で決めて縮小していくことで、本人の自主性と尊厳を保ちながら、リスクを段階的に下げていくことができます。「いつかは返納する」という流れを作る助走期間として活用できます。

免許返納を機に愛車を手放すなら:まず相場を確認しておこう

返納を決断した、あるいは近い将来検討している場合、気になるのが「今の愛車をどうするか」という問題です。

長年乗ってきた車には愛着があるものですが、乗らなくなった車は駐車スペースをとり、税金・保険料もかかり続けます。返納のタイミングと合わせて、早めに相場を確認しておくことをおすすめします。

一括査定で複数の買取業者に相見積もりをとる方法が、最も損をしにくい方法です。カービューは複数社に一括で査定依頼ができ、愛車の現在の相場を確認するのに便利です。売る義務は一切なく、相場を知るだけでも利用できます。

古い車や、長く乗っていてあまり価値がないかもしれないという場合でも、カーネクストは廃車・古い車にも対応しており、条件によっては買取が可能です。まずは一度査定してみる価値があります。

まとめ:70歳で見直し、75歳で本格検討、80歳は生活設計込みで

この記事を通じて伝えたかったのは、一つのシンプルなことです。

免許返納に「何歳が正解」という全国共通の答えはない。でも、タイミングを見極めるための節目と判断軸はある。

  • 70歳: 高齢者講習を機に、自分の運転を客観的に見直す「最初の節目」
  • 75歳以上: 認知機能検査など制度面のハードルが上がる。本格的に検討する人が増える年齢帯
  • 80歳前後: 身体・認知の変化が加速しやすい。返納後の生活設計まで込みで考えるタイミング

年齢だけで決めるのではなく、運転の変化のサイン・地域の移動環境・本人の生活スタイルをセットで見ることが、最も正確な判断につながります。

家族として切り出す場合は、「返納してほしい」という主語から始めず、「一緒に安全に暮らし続けるための方法を考えたい」という切り口を意識してください。そして、話す前に代替移動手段の代案を整えること。このふたつが、最も摩擦の少ない進め方です。

自動車専門家 Mr.K

返納は「諦め」でも「終わり」でもありません。長く、安全に、豊かに暮らし続けるための、一つの選択です。焦らず、でも先送りにせず。それが大切なメッセージです。

よくある質問(FAQ)

免許返納は義務ですか?法律で年齢が決まっていますか?

自主返納は任意です。法律上、何歳になったら必ず返納しなければならないという義務年齢は定められていません。ただし、70歳から高齢者講習、75歳以上から認知機能検査が必須になるなど、制度的な手続きの変化はあります。

免許返納の平均年齢はどのくらいですか?

返納者は平均年齢よりも、運転の変化と生活環境を基準に判断するのが大切ですが多いとされますが、個人差・地域差が非常に大きいです。「何歳が平均だから自分も」という判断軸はおすすめしません。運転の変化のサインと生活環境を合わせて判断することが重要です。

返納後の本人確認はどうすればいいですか?

返納と同時に運転経歴証明書を申請できます(手数料1,100円)。銀行・郵便局・行政手続き等での本人確認書類として使えます。マイナンバーカードも有効です。

サポートカー限定免許はどこで申請できますか?

最寄りの運転免許センターまたは警察署で申請できます。通常免許からの切り替えは費用無料で、書き換えのみで完了します。

親が返納を嫌がっています。どうすればいいですか?

「返納しなさい」と命令するのではなく、「長く安全に暮らすための方法を一緒に考えたい」
という切り口で話しかけることが大切です。

また、話す前にタクシー補助・デマンド交通・宅配サービスなど、
代替移動手段の案を整理しておくと、本人の不安をやわらげやすくなります。

必要に応じて、安全運転相談窓口へ一緒に行く方法も有効です。

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